エストニアの電子国民になる申請をした

最近、電子政府に興味があって色々調べていて、ずっと気になっていたエストニアについて本を読んだりして、さっき電子国民の申請をした。

せっかくなので調べてエストニアすごいな〜と思った要点だけまとめます🙆


エストニアってなに?

歴史の教科書的にいえば、バルト三国のひとつ。ここ。

1991年にソ連からの独立回復 を宣言して(僕と同い年!)、そこから国の制度とかを整えるにあたって「ITやっていき💪」と高らかにうたい、今やIT先進国として世界一先を走る国。

2019年現在、電子政府が実現できてる国といえばエストニアしかない。


マイナンバーの強い版「eIDカード」

エストニアの国民IDカードは「eIDカード」と呼ばれる。

これさえもってれば、日本でいうところの マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証、Suica の役割を全部果たすんだって。いいな〜

で、全国民、国民IDに紐付いたメールアドレスを持ってる。みんなが公的にメルアド持ってる国すごい。

「モバイルID」といってスマホでeIDカードの代わりに本人認証できる仕組みもある。僕みたいなズボラはeIDカードみたいな物理カードすぐなくすだろうし、スマホで色々できるのは便利だ。

エストニアは駐車場があんまないので車も路駐することが多いんだけど、スマホでここに停めるね〜ってその場で申請したらあとで申請した国民IDに紐付いた銀行から利用料が自動で引かれるとのこと。

調べれば調べるほど理想の世界だ…

でも最初はエストニアでも「なんでこんなん配るんや」って感じだったらしく、「車の窓につまった雪をとるのに便利っすねw」とか揶揄されてたらしい。でもだんだん便利さがわかって浸透してったとのこと。

日本のマイナンバーカードも今はまじで存在意義がわからんけどいろんな用途で使えるようになって、みんなが持つようになるといいね…

ちなみにeIDカードは発行されてからずっと、自分のeIDカードがハッキングされたとか、電子署名が偽造されたという人はいない らしい。


ぜんぶぜんぶオンラインの行政サービス

エストニアの行政サービスは、結婚・離婚・不動産取引以外は全部オンライン完結!

出生届の提出も子供の命名もオンラインでできる。

会社の登記申請・年次報告書・取締役会リスト変更もオンラインでできる。

もちろん確定申告もオンラインで、95%の人がオンライン申告つかってる。窓口申告だったら還付金の振込は3ヶ月かかるけど、オンラインだと3日らしい。そりゃオンラインつかうわな。

医療記録・来院履歴・病歴・X線写真もオンラインで記録されてて、病院間で普通に共有されてる。
来院予約もオンラインでできる。地味に嬉しい。いやとても嬉しい。
日本でもはよ…

大学の入学願書出願もオンラインでできるし、受かったか落ちたかもそのままオンラインで結果がくる。

国のえらい人たちの閣議の資料もオンラインで、前日の昼までにサーバーにアップされるから事前にチェックしてから閣議に参加するらしい。効率的だしすばらしいね…

もちろん選挙もオンラインで、エストニアは世界で初めてネット選挙した国でもある。

2005年に地方選挙で世界初のネット選挙。
2007年に国政選挙でもネット選挙。

ちな日本では去年の2018年にやっと茨城県つくば市でネット選挙がおこなわれたけど、ネット選挙とはいっても「決められた場所にきてパソコン使ってマイナンバーカード読み取って投票」する形式だった。

「家にいながらスマホでポチポチ投票」とは程遠いね…

とはいえ国としても今年とかにも実証実験を重ねて未来的に公職選挙法改正を目指している姿勢はあるらしく、こうやってひとつずつ出来ることから始めたのは素晴らしい。つくば市住みたい。


電子国民とかいう概念

eレジデンシーという制度があって、これはどの国の人も、申請したらエストニアの電子国民になれる制度。

電子国民になったら、エストニアに会社たてるのも税金の申告も楽になる。

ちなみにこの制度はエストニアとしてもかなり挑戦的だったんだけど、「あたかもスタートアップ企業のようにまず事業を始めて、あとで足りない部分を実現していく」方法を採用したらしい。
最高の姿勢や…

特にエストニアに会社たてる気はないが、せっかくなので僕も申請してみた。(このフォームから色々かいて申請すればいいだけ)

スマホでできちゃう、めちゃかんた〜ん

どうでもいいけど、写真アップロードするときなぜかファイルサイズの下限条件があって、解像度や大きさを調整しつつ1MB〜5MBの間で書き出すのが謎にむずかったw

申請から発行までは何週間かかかるっぽいので待ちます。


日本の未来を考える

エストニア市民(16〜74歳)の 18%がインターネットを使用する方法がわからない らしい。電子政府の国なのに、意外といるんだね!

だからこれからIT教育レベルあげてくってさ。

そんなエストニアのIT予算は 年間70億円程度(日本の予算の1%未満!!)な一方で、日本は 1兆円をITに割り当てながら ハンコ大好き芸人として世界をリードし左の上司にぺこぺこり…

泣ける。

2001年にe-Japan戦略を策定してから18年たった今でもこれですよ。
薄々気づいてたけど、日本の行政の効率は世界的に見てもめちゃめちゃ悪いらしい。

効率が悪い=「国民に無駄な作業をさせてる」&「行政のコスト上げて国民に負担かけてる」ので国民も怒ってこ。

電球が発明されたのにロウソク業界を国が守るな!
(うまいこと言おうとして言えてない)

僕もIT×デザインの領域から、日本の電子国家化に何かしら関わりたい。
関係者いたらご連絡ください。

↓ 参考文献


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広野 萌

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