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ミスiDセミファイナリストの皆さんへ送るファンを増やすための12のアドバイス #ミスiD2015

今年もミスiDコンテストの季節がやってきました。

第1回のミスiD2013から見続けているので、

ミスiDのセミファイナリストが決まると、ああ、夏だなと感じます。

さて、セミファイナリストに選ばれた女の子のうち、

事務所やプロデューサーやファンなどのバックや応援がある女の子以外は

「あれ?twitterのつぶやきもYouTubeの再生回数も、写真の売上もあまり伸びないな・・・どうしたらいいんだろ・・・」

という壁にぶつかります。

勝手にTwitterで誰かがつぶやいて、動画再生でもしてくれたらいいんですけど、残念ながらミスiDを見ている人もそんなに時間があるわけでもありませんし、まさか60人全員応援することなんてできません。

60人のうち、さーっと目を通して印象に残った女の子や、話題になった女の子の方が当然多くの方が応援してもらえる可能性が高くなります。

私は今まで、いくつものミスコンテストに女の子を送りこみ、ソーシャルメディアを使ったPRに関わってきました。

時にミスコンに出場する女の子のTwitterアカウントを作り、どうやったらフォロワーを増やせるかを教えたり・・・

特に、元HKT48菅本裕子さんの料理タレントとして再デビューするきっかけになったイベントはYahoo!のトップに載りました。

私はこのイベントの総合プロデューサーとPRを務めました。

話題を作るには方法がありますし、きちんと考える必要があります。

何もしないで勝手に話題になったらこの世の中に広告なんていりません。

でも、どうやって自分をプロデュースし、ブランディングしていくかなんて、1人で考えるのは限度があります。

普通、事務所やプロデューサーがそういうのを教えてくれます。もしくは大人の人たちがやってくれます。

でも、ミスiDでそういう支援がない方は誰かがやってくれるのを待つわけにはいかないですよね。そこで、毎年ミスiDを応援しているオジサンより、今年のミスiD2015セミファイナリストに残っている皆さんにアドバイスを送ります。

「使えるかも」というアイデアがあれば是非使ってください。

其の一、「○○お願いします」だらけになっていないか確認すべし

「RTお願いします」「拡散希望」「動画の再生が審査の対象になるみたいです」「物理的な支援をお願いします」というツイートを見かけますが、極端な話、100回RTされても動画再生ゼロかもしれないわけです。

なぜかというと、大事なステップをすっ飛ばしてるからです。

例えば、私がミスiDの女の子に「会ってください」って言っても、そもそも「あんた誰?なんで会わなきゃいけないの?」って感じですよね。

そう、自分のタイムラインにRTされて回ってきても、誰かよくわからなければ興味ないので、気にも留めないのです。何かしてあげようとも普通は思いません。

「○○のためにグランプリ獲らなきゃいけないんです」

と言われても、「知らんがな」ってなってしまいますし、「それの知名度をあげるためにミスiDを利用してる」というのが露骨に見せてしまうとマイナスです。

最終的に知名度が上がった、というのがGoodです。

大事なのは、その人に興味を持つ入り口をできるだけ多く作ることです。

入り口とはTwitterであったり、You Tubeであったり、掲示板アマテラスであったりですが、もっと他にも無料でアカウントを作れるWEBサービスはたくさんあるので、積極的に使うべきです。

そこでその人のいろんな面を知って初めて興味を持って

「動画も見てみようかな」

となるのです。よほどのミスiDオタクでない限り、全部の動画をいきなり見ません。私は見ましたけど笑

其のニ、無料で使えるソーシャルメディアを使い倒すべし

パッと思いつく無料で使えるWEBサービス、ソーシャルメディアを洗い出してみましょう。※既に使っているTwitterとYouTubeは省きます。

・Facebookページ
→Facebookの個人アカウントではなく、Facebookページを開設してみるのも一つの手です。「いいね!」や「シェア」でTwitterをやっていない人にも拡散していくので、新規のファンを獲得できるかもしれません。

・Instagram
→写真アプリの決定版!ここでプライベート写メを公開するだけで全然違います。Instagramの中で拡散したらかなり大きいです。

・Tumblr
→簡単にブログが開設できます。ミスiDセミファイナリストの女の子の中でも使っている方がいます。

・note
→今私がこの記事を書いているこのサービスがnoteです。Twitterとブログを足して2で割ったようなサービスですが、大きく違うのはモノを売れることです。チェキを売ったり、Tシャツを売ったり、グッズを売ったり、ファンと交流したりすることもできます。既にアイドルの方も何名かnoteを使い始めてます。

・vine
→6秒だけの動画を作れるサービスです。何か自分で考えたり、日常を配信したりするのもいいかもしれません。

・ツイキャス
→ライブ配信が可能なので、リアルタイムでファンの方とコミュニケーション取れます。

・Ustream
→こちらも同じくライブ配信可能です。でんぱ組のねむきゅんと吉河順央さんの「たぬぴよラジオ」のように簡易ラジオ番組としても使えます。ミスiDで仲の良い女の子同士でラジオ番組企画なんかやっても面白いかも?

たぬぴよラジオ:http://www.ustream.tv/channel/tanupiyo

・ask.fm
→誰かが質問し、それに応えていくというサービスです。ミスiD公式掲示板アマテラスは会員登録必要ですが、こちらは登録しなくても匿名で質問できるのでハードルが非常に低いです。

と、いろいろ無料で作れるWEBサービスがたくさんあります。

「どうしようどうしよう」と慌てるのは、これらのアカウントを作ってやることやってからでも遅くはありません。

其の三、ファンと同じ時間を共有すべし

どういうことかといいますと、何か体験として時間や場所を共有すると、その時間は思い出となり、「自分ごと化」します。そこで記憶に残れば継続して応援してもらえる可能性があります。

また、みんなが集まるので、「お?なんだなんだ?楽しそうなことやってるな?」と人が集まってきます。

いきなりイベントやりなさいという話ではなく、もっと簡単にできます。

WEB上に時間を決めて人を集めるのです。

例をあげると、前回のミスiDでグランプリに輝いた蒼波純ちゃんはほぼ毎日寝る前に「お休みじゃんけん」をやっていますよね。

今ではSKE48の松井玲奈さんもお休みじゃんけんに参加するほどです。松井玲奈が何かやってるぞ?って皆集まってくる構図ができてるわけです。

こういうのでいいんです。難しく考えなくても。寝る前にみんな集まってくる。そういう一つずつの積み重ねが大事です。

もしくは、上で挙げたような、ツイキャスやUstreamなどを使って、週何回か時間固定でライブ配信をやるのもありです。ニコ生とかもありますね。

時間を固定させるのが非常に重要です。毎日24時にPCの前に集合!みたいに。

其の四、応援してくれる家族や友達を徹底的に頼るべし

家族いませんとか、友達いませんとか言われてしまうと厳しいですが、

応援してくれる方がいたら是非頼りましょう。

ミスiDのサイトやアー写は当然プロが撮ってるわけですが、応援してる人は素の様子が知りたいものです。

例えば、ディズニーランドに行って、何枚も写真を撮ってもらいましょう。食べてるところとか撮ってくれたら最高です(あ、個人的な願望が漏れちゃいました)

食べてるところとか、男性受けがよいので、是非写真撮って載せてみてください。

変にアヒル口とかする必要はないのです。食べてるところを撮るだけでいいんです。

其の五、差別化を図り、オリジナル色を出すべし、しかし、過度なマニアックさは避けるべし

ミスiDセミファイナリストも60人いるわけですから、差別化を図らないと、その中で埋もれてしまいます。

「これだけは負けない」

というものがあれば是非それを武器にしましょう。エッジが利いてるといいですね。

しかし、これは諸刃の剣でもあります。

あまりにもマニアックすぎて、世の中の人が共感できないようなものだと、勝手に自分だけが盛り上がってるだけになってしまいます。

引き出しがたくさんあるように見せるのも有効です。出し惜しみも一つの手。「え?こんな才能あるの?」って子いたら私は気になります。

其の六、成長しているところを見せるべし

セミファイナルの時点では評価がそこまで高くなかったりする場合でも、それはその人がダメなのではなく、本来の実力を発揮できていなかったり、アピールしきれていなかったりする場合もあります。

また、単純に人前が馴れていないだけだったりするかもしれません。

でも、今は「ミスiDセミファイナリスト」という肩書きを使って今までできなかった経験をするチャンスでもあります。そこでいろんなことを経験して、いろんな価値観を吸収して、審査員の方々に「成長」したところを見せてあげましょう。

大人としては頑張る女の子の成長は見ていて嬉しいものです。

その成長によってはファイナリストを選ぶ過程で順位が変わるかもしれません。

其の七、豪華審査員陣からプロデュース術を盗むべし

審査員陣の先生方は第一線で活躍されている方々ばかりです。

私自身、結構仕事面で参考にさせていただいていることが多いです。

審査員の先生方の過去の仕事やTwitterなどチェックして盗めるところは盗みましょう。

個人的には、もし審査員の方が何かイベントをやっていたら飛び込んでもいいんじゃないかと思います。

1対1で会うというのはNGですが、公にオープンになっているイベントであれば、じゃんじゃん参加していいと思います。

其の八、インフルエンサーの力を借りるべし

インフルエンサーとは、ネット上で影響力のある人のことを指します。

この人の言うことはみんな注目してる、という人がいると思います。

いきなりその人に絡んでも「誰だこいつ?」ってなってしまいますが、例えばその人がやっているイベントに参加して、「知り合い」という状態をつくり、あわよくば仲良くなり、Twitterでリツイートしてもらえるようになったら勝ちです。

私はそうやって1日で100人フォロワー増やしたことがあります。炎上はもちろんしてません。

いくら、Twitterで「私はこんなことやってます」とアピールしても、気づいてもらえないことの方が多いですが、有名人がそれを広めてくれるだけで、一気に数千人、数万人にアプローチできる可能性があるのです。

其の九、自分の公式グッズを作るべし

「え、私一般人だし、そんなグッズなんて・・・」

と謙遜してしまうかもしれませんが、もうセミファイナリストに選ばれた時点で覚悟を決めて、この際いろいろチャレンジしてみたらいいと思います。

先ほど、ファンと時間を共有する、のところで「自分ごと化」すると言いました。

他人から自分のことのように思えるレベルに移行するには、時間と場所の共有以外に「モノを共有する」のが非常に有効です。

例えばチェキだったり、自分でデザインしたTシャツだったり、マグカップだったり、今は安く作れます。

デザインができなくても、自分の名前や好きな言葉をTシャツに書いただけのやつでもいいと思います。

最近、ユニクロがこんな面白いサービスはじめました。スマホでTシャツデザインできちゃうんです。

http://utme.uniqlo.com/

今はとにかくいろんなサービスが無料でできちゃいます。是非無料のWEBサービスを使い倒してみてください。

「でも通販サイトなんて作れないし・・・」という方も心配いりません。

WEBの知識ゼロでも通販サイトを3分で作れるサービスがあります。お金もかかりません。決済システムとかも全部そろっているので、本当に知識ゼロではじめられます。

https://thebase.in/

うしじまいい肉さんもこの「BASE」というサービスを使っています。

http://predatorrat.thebase.in/

例えば、Tシャツを購入してもらえたらどんなメリットがあるか考えてみてください。

ファンの方がミスiDイベントでその名前の入ったTシャツを着て来てくれるかもしれないわけです。頼みもしないのに宣伝をしてくれるわけです。これほど楽で嬉しいこともありません。

マグカップとか作ったら、その飲み物を飲んでる間はその人のことを思い出すわけです。ミスiDをチェックしてる人の時間をいかに自分で占められるかというのは重要です。

グッズはチェキ以外は実用的なものが有効です。

実用的なものなら、仮にミスiDと関係なくてもプライベートで使えるので、お金を払うハードルも下がります。

女の子にとっては活動資金にもなり、一石二鳥どころか一石三鳥くらいです。

其の十、新規を逃すべからず、リピーターも逃すべからず

はい、一度入ったら出て来れないアリ地獄作戦の決行です。

オタク、もといファンは、応援している女の子からリアクションをもらえたらそれはもう飛び上がるくらい嬉しいです。

■Twitterでエゴサーチしてお気に入りにいれる(=ふぁぼる)
■余裕があったら返信もする
■アマテラスも有効活用する→そもそもログイン回数少ないとやる気ないんじゃないかと思っちゃいます。
■応援してくれてる人の名前(アカウント名)を覚える→イベントで「はじめまして」からスタートしないで済みます。

ここで大事なのは、新規ファン獲得をおろそかにしてしまうと、仲間内だけで盛り上がる感じになってしまい、ミスiDファイナリストからは遠ざかってしまいます。

かといって、既存ファンを放っておいて、新規ファンばっかりかまっていたら、「俺は前から応援してたのに・・・」と面白くありません。

そのさじ加減が大事です。

其の十一、迎合主義に陥るべからず。最大公約数ではなく、最小公倍数を目指すべし

最初から全員にウケることを狙うのではなく、先ず一部のコアな熱量の高い人たちを集めることに力を注ぎましょう。

最大公約数と最小公倍数の話はAKB48プロデューサー秋元康氏の言葉です。

『テレビで子どもからお年寄りにうける最大公約数のコンテンツを作るよりセグメントしたターゲットに最小公倍数のコンテンツを作った方がいいと確信していたんです。(秋元康)』

AKB48も最初の公演のお客さんは8人で、スタッフの方が多いくらいでした。

最初にコアなファンを作り、その人たちを中心にファンを広げる方が広げやすいです。

ファンも増えてくると「こうした方がいい」とアドバイスする人(これを書いてる私みたいに)が出てきますが、全部言うことを聞いてはいけません。

仮に、あなたが料理を作ったとして、

お父さんは「甘い。もっと塩を入れてくれ。」
お母さんは「辛い。もっと砂糖を入れてちょうだい。」

と言われてはいそうですかと塩と砂糖を入れたらどうなるか想像つきますよね。たぶん、マズいです笑

ファンの数だけ、意見は異なるので、全部言うこと聞いてたら疲れます。

きっぱりとそれは違うと否定する勇気とブレない軸が大事です。

其の十二、原点に立ち返るべし

ここまで長々と書いてきましたが、「でも私にそんなにアピールできることあるかな・・・」ってなってしまうかもしれません。

そのとき、どんな理由でミスiDに応募したか、思い出してください。

何か成し遂げたいことがあり、名前も顔も出して、フライデーに載ったはずです。

きっとそれは本心で成し遂げたいことだったはずです。

今まで諦めかけてた夢も、もしかしたらミスiDの最後まで残ることによって実現できるかもしれません。

是非、その原点を心の支えにしながら、自分の向き不向きを考えながらここまで書いて来たことでできそうなことを実践してみてください。

応援しています。

@sakanahakase


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