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函館 田家町に巨大な健診施設が出現! ブラック企業が浮き彫りに

先日、BOOKOFFに出かけた際に大きな工事が行われているのを目撃しました。場所は旧五稜中学校(田家町75)があった場所。建物は地上3階建ての相当な大きさです。一体何が建てられるのでしょうか?

巨大ビルの正体は「函館市医師会健診検査センター」だった

調べてみると、どうやら湯の川3丁目にあった公益社団法人「函館市医師会健診検査センター」がこの場所に移転するようです。ここは主に市民の健康を診断する場所として利用されていた場所です。

具体的には肝炎ウイルス検査、HIV検査(エイズ検査)、結核や肺がん検診などを行うほか、各町村から委託を受けて特定健康診査を行ったり、人間ドックとして活用されていました。函館市内に在住する市民で小学3年生以上が利用でき、 料金は無料だそうです。意外と便利な場所だったんですね。

移転の理由は?

なお、調べてみたところ、移転する理由は以下の通りでした。

・老朽化が激しい(40年以上経過)

・新たな設備を入れる場所がない

・狭すぎてプライバシーの確保ができない(※健診のとき)

湯の川で健診をしたことはありませんが、3番目の「狭すぎてプライバシーの確保ができない」というのがすごく気になりました。いったいいつからプライバシーの確保ができなかったのでしょうか? 今は人口がかなり減っているから、それほど満員になることはないはず。それでも狭いということは人口が多かったときはもっとプライバシーが保てなかったはずです。

巨大な健診施設でブラック企業が丸見えに?!

巨大な健診施設とブラック企業。一見、何のつながりもないような気がしますね。しかし、実は企業には社員に健康診断を受けさせる義務があります。

「え?! そんなこと一度も会社から言われたことないよ!」と思った人はちょっと危険な状態です。なぜなら、その企業は社員の健康のことなどまるで気にかけていない、「悪い企業=ブラック企業」かもしれないからです。

自分の友人や知人に訊いたところ、函館では、

・社員に健康診断を受けさせていない

・交通費を支払っていない

・休日を週1日もとらせていない

企業があるとのこと。もちろん、すべての企業が悪質な企業であるわけではありませんが、ブラック企業が多いと噂される函館市はそろそろこうした実態についてきちんと調査し、把握する必要性があるのではないでしょうか?

「函館にはブラック企業などない!」と頑なに言い放つだけでは、何の問題解決にもつながらないように思います。



函館市医師会健診検査センター

移転先の住所:函館市 田家町75(旧五稜中学校跡地に新築移転)

Google Mapで移転先をチェックする

<移転する前の場所>

〒042-0932 北海道函館市湯川町3丁目38−41

Google Mapで移転する前の場所をチェックする


参考:

函館市医師会健診検査センター着工 新築移転で地鎮祭 / 函館新聞電子版
https://digital.hakoshin.jp/news/medical/30395

公益社団法人 函館市医師会健診検査センター
http://hma-labo.jp/center/index.html

健康診断
http://hma-labo.jp/center/kenshin.html

<会社の健康診断  義務について>

会社の健康診断は義務? 事業者が押さえるべき4つのポイントとは - SmartHR Mag.
https://mag.smarthr.jp/labor/detail/kenkoshindan_point/

<北海道のブラック企業(函館もあり)  一覧>

労働基準関係法令違反に係る公表事案 - 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf

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