函館のガス料金はバカ高かった

この間、ガス会社(※函館市内の大手)から送られてきたガス料金の請求書を見たら、妙に高い金額が提示されていました。

先月はガスをほとんど使っていないので、ガス代が高額になるのはおかしいです。

再び請求書をよく見ると、なんと前月よりもガスの使用量が半分ほどに減っているではありませんか?!

「ガスの使用料が半分ほどに減っているのに、どうしてガス代が高くなるの?」

何度考えても理由がさっぱり分からないので、その後、すぐにガス会社に問い合わせてみました。

※うちのガスは都市ガスではなく、LPガス(プロパンガス)です。賃貸なので変更はできません。

函館の◯◯ガス会社の説明で明らかになった本当のガス料金

IK(仮名)という函館の大手ガス会社の説明によると、冬期とそれ以外の期間では料金の出し方が異なるということでした。

詳しく説明すると、冬期の12月から4月までの間は1㎥あたり550円の特別料金になり、残りの5月から11月までは通常の料金設定になるということです。

通常の料金設定というのはIK側が定めた「料金表」に記載されています。

ガスの使用料で料金が決まるという仕組みになっています。

例えば、ガスを全く使用しなかった場合で、2050円(基本料金)。

1㎥→3040円
2㎥→3866円
3㎥→4693円
4㎥→5519円
5㎥→6339円
6㎥→7143円

7㎥→7948円
8㎥→8752円
9㎥→9557円
10㎥→10342円
15㎥→14182円
20㎥→17942円

となっています。

※本当はガスの使用料が少数第一位まで決められています。例えば、ガスの使用料が4.5㎥なら5931円ということになります。
ここでは詳細は省いて大まかな数字を例としてあげています。

函館のガス料金は期間によって料金が違ってる?

そもそもどうして期間によって料金設定が異なっているのでしょうか?

こんな面倒なことをする必要は全くないはずです。

ガス会社のIK側に尋ねてみると、「冬期は暖房などでガスの使用料が多くなるので、割安な料金設定にしている」とのことでした。

たしかに我が家はガスファンヒーターを利用しているために、冬期はガスの使用料が高くなりがちです。

通常の料金設定で計算すると、ガス料金は高くなります。

<ガスを10㎥使った場合の例>

冬期の特別料金で計算した場合 (単価)550✕10=5500円

通常の料金設定で計算した場合 10㎥→10342円

ということになり、差額は

10342-5500=4842円

になります。

つまり、4842円分お得になっているということです。

これを12月から4月までの5か月間続けていくと、

4842✕5=24210円

ということになり、なんと約2万5千円分も安くなっていることになります。

こう考えると、ガス会社のIKさんはなんて安い料金設定をしているのだろうと感心したくなりますね。

おそらく函館市民の誰しも疑うことはないと思います。

しかし、ちょっと待ってください。

実はこの数字にはマジックのようなからくりがあるのです。

実はバカ高い函館ガス料金の実態

先ほどは<ガスを10㎥使った場合>を例に単純に計算してみました。

今回は自分が実際にガス料金がどれくらいかかったかを例に考えてみましょう。

まずはガスをどのくらい使っていたのかを確認してみます。

2月→13.5㎥

3月→8.8㎥

4月→7.3㎥

5月→3.8㎥

このように、実際は毎月一定の量のガスを使っているわけではなく、暖かくなるにつれてガスの使用料も低下していきます。

では、先ほどの説明した料金設定でどのくらいお得になっているのか差額を出してみましょう。

<冬期特別料金ありで計算した場合>

2月→13.5㎥  8019円

3月→8.8㎥ 5227円

4月→7.3㎥ 4336円

5月→3.8㎥ 5354円

※2月から5月までの合計 22936円

<冬期特別料金なし・通常の料金設定だけで計算した場合>

2月→13.5㎥  13044円

3月→8.8㎥ 9396円

4月→7.3㎥ 8189円

5月→3.8㎥ 5354円

※2月から5月までの合計 35983円

<差額>

2月→5025円

3月→4169円

4月→3853円

5月→0円

<差額の合計>

13047円

もうお分かりでしょうか?

最初に述べた<ガスを10㎥使った場合の例>で単純に計算したときは、24210円もお得になっていました。

それなのに、自分が実際に使ったガスの使用料と照らしあわせてみると、13047円しかお得になっていません。

(※二つの料金の差額は11163円です。)

つまり、ガス会社のIK側が設定した料金というのは、「ガスを使った量が多ければ多いほどお得になる」という仕組みになっているのです。

自分の場合は、2月にガスの使用料が多くなっていますが、これは1月に引っ越したばかりで暖房器具(※電気ストーブなど)がまだ用意されていなかったためです。

通常通り使っていれば、せいぜい使っても7〜8㎥ほどだったでしょう。そう考えると、お得になるといっても、数千円程度の額になるはずです。

都市ガスの料金と函館のプロパンガス料金比較してみる

ここまでの説明で、「わずか数千円でも安くなればいんじゃない?」と思う人もいるでしょう。

たしかに冬期の特別料金(約5ヶ月間)が設定されているおかげで、わずかながらにも安くなることはたしかです。

しかし、残りの5月から11月までの期間(約7ヶ月間)の料金が高かった場合、冬期の間いくら安くなるといっても、トータルでは高くなるはずです。

参考までに東京ガス(都市ガス)のガス料金と函館のガス料金(うちの場合はプロパンガス)を比較してみましょう。

基本料金(1か月あたり) 745.20円(※0㎥から20㎥までの場合)

単位料金(1m3あたり)132.16円

※以下、実際に函館で使用したガスの使用量を使って、東京のガス料金を出してみる

2月→13.5㎥ →1784円

3月→8.8㎥  →1163円

4月→7.3㎥  →965円

5月→3.8㎥  →502円

※2月から5月までの合計 4414円

これで、お分かりいただけたでしょうか?

函館のガス会社では、お得になるといっても、2月から5月までの合計で「22936円」もかかるのです。

東京では、2月から5月までの合計で「4414円」しかかからないわけですから、函館のガス料金(プロパンガス)は東京のガス料金(都市ガス)と比べて「18522円」も高いということになります。

しかも、今回計算したのは、IK側が特別料金で安くなると説明していた期間(2月〜4月)が含まれています。5月以降は、通常料金となって、さらに料金が高くなるのです。

おそらく5月から11月までにかかるガス料金は、東京と比較した場合、べらぼうに高い金額となることでしょう。

ちょっと考えただけでも恐ろしいです。

函館のバカ高いガス料金をそのまま払い続けるべきか?

今回いろいろと計算して分かったことは、「このままガスを使い続ければバカ高い料金を請求され続ける」という事実です。

「大家族でガスをたくさん使う」という家庭なら幾分ましかもしれませんが、もともとガスをあまり使わない生活をしていた自分にとってはかなり無駄な出費です。

しかし、賃貸契約の場合はガス会社を変更することはできません。

そのため、「安いガス会社を選択する」ということができず、しぶしぶながらバカ高いガス料金を請求するガス会社を使い続けなければならないのです。

函館のみなさん方は、この函館のバカ高いガス料金を払い続けなければならない現実をどのようにお考えでしょうか?

バカ高いガス料金を仕方なく払い続けていくべきなのか、それとも違う方法を考えるべきなのか、自分はこれからじっくりと考えていきたいと思います。

参考:
東京ガス料金表

東京ガス料金早見表(PDF)


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