見出し画像

読書会 2023.10.27 テーマ:活字・文字

読書会やろう!と思ってから、なかなか人を集めることができず…開催できなかったのですが、やっと!開催できました。
ありがたいー!!


当日、おひとりキャンセルになったので、5名の参加者で
全7冊ご紹介いただきました。

【紹介された本】

①ひとつずつ世界から言葉が消えていく
「残像に口紅を/筒井康隆」

「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。

あらすじ

②活字への渇望!主人公の本への執着がすごい。
「本好きの下克上/香月美夜」

幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして…。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!書き下ろし番外編、2本収録!

あらすじ

③ブログという文字の世界で活躍するちきりんさんが解説する
 「自分の意見」のみつけかた
「自分の意見で生きていこう/ちきりん」

超人気社会派ブロガーが「現代を生きぬくための根幹の能力」を解説するベストセラーシリーズの最終巻。「論理思考」「マーケット感覚」「生産性」に続くテーマは、「正解のない問題に答えを出す力」であり、具体的には「自分だけの意見を言えること」。
その必要性やトレーニング方法までを事例とともに鮮やかに解説します。

本の説明

④文字でつなぐ幻想と現実
「見えない都市/イタロ・カルヴィーノ」

現代イタリア文学を代表し世界的に注目され続けている著者の名作。
マルコ・ポーロがフビライ汗の寵臣となって、様々な空想都市(巨大都市、無形都市など)の奇妙で不思議な報告を描く幻想小説の極致。

あらすじ

⑤漠然とした自分の「価値観の動き方」を言語化できる哲学の入門書
「正義」は決められるのか?/トーマス・カスカート

5人を助けるために1人を犠牲にすることは許されるのだろうか?舞台は2015年、サンフランシスコ。路面電車の進路を切り替えて5人の命を救った女性が、待避線にいた1人を殺した容疑で裁判にかけらる。検察、弁護士、大学教授、心理学者などさまざまな立場からの意見が交錯するなかで、「世論の法廷」の陪審員たちは(そして、あなたは)どんな結論を下すのか。

あらすじ

⑥「⑤の本」について考えるための参考書
100の思考実験/ジュリアン・バジーニ

列車の暴走で40人が死にそうなとき、5人だけ死ぬほうにレバーを切り替えられるとしたらどうするか?身体と脳・生命倫理・言語・宗教・芸術・環境・格差…「ハーバード白熱教室」で取り上げられた「トロッコ問題」をはじめ、哲学・倫理学の100の難問。

あらすじ

⑦ノートに書かれた文字でつながる運命的なめぐりあわせ
「クローズドノート/雫井 脩介」

堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしていた彼女は、ある日、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。そのノートが開かれたとき、香恵の平凡な日常は大きく変わり始めるのだった。──小さな偶然が導く運命的な出会い。憧れと共感。読み終えた後も温かい余韻がいつまでも醒めない、極上の感動作。

あらすじ



【店主の「活字・文字」の本】

■漢字って中国で生まれたはずなのに日本にしかない漢字
「日本の漢字/笹原宏之」

誰にも読めない「幽霊文字」、特定の職業で使われる文字、個人が造った漢字…。中国から取り入れた漢字を日本語として使いこなすための試行錯誤の中から生まれてきた、驚くほど柔軟で多様な文字の世界を紹介する。

本の説明

■「の」の書体ひとつで変わる装丁の話
「のの字ものがたり/田村 義也」

熟達の編集者にして、現代屈指の装丁家でもある著者が、とっておきのエピソードを語る。「本づくり」の最終の過程となる造本装丁。著者がかかわった装丁の思い出を、実際の装丁も多数紹介しながらつづる楽しい読み物。

本の説明

「活字・文字」というテーマで開催したわけですが。
このテーマ、難しいのかな?とちょっと迷ったりしましたが。
もっと大きなくくりとして「ことば」をテーマにした本のご紹介が多かったような気がしたので、やっぱこのテーマ難しいのかな。と思いました。

次回:11月のテーマは「私」です。申し込みはこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?