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私の見た美しい光【OWV 1st Tour CHASER】~大人にこそオススメしたい推し活

※写真はファーストライブ AWAKEのものです

先日、OWV初のツアー、CHASERの大阪公演に参加してきまして、改めてライブが好きだと感じたというお話です。

変わっているとよく言われるのですが箱推しちゃんは天井席が大好きです。武道館でも後ろに暗幕しかない席(というかスタンディング)だったことがありますし、京セラドームでも後ろには大きな広告しかない席でビールを飲みながらライブを見たことがあります。

今回の大阪公演は直前まで予定をやりくりしていたこともあり、ファンクラブ先行ではなく一般でチケットを取ったため、ほぼ最後列での観覧となりましたが、やっぱりとても素敵な体験になりました。

最後列だと、ペンライトの海の向こうに推しが見えるんですね。時には様々な色が輝く宇宙の向こう、時にはみどりの草原の向こうでアーティストが手を振っている。毎回この光景を見て胸が詰まって、ちょっと言葉が出なくなります。

基本的にはアイドルとファンというのは、目の前にいながらも一切交わることがない、永遠の片思いのような関係だと思っています。(まあ中には推しと結婚する星野源みたいなトップオタクもいるわけですがそれは例外中の例外)ファンがどれだけ好きだと思っても絶対に手が届くことがないのがアイドルです。CD積んだってMV回したって、その人が自分のものになる日は絶対に来ない。それでも好きだから追いかけざるを得ない。ファンって切ない生き物だなってずっと思っていました。

でも、それはアイドルも同じなんですよね。普通の商売と違って、目の前にお客さんが来ることってほとんどない仕事です。自分たちのやっていることがファンに届いているのか、喜んでもらえているのかってSNSでエゴサでもしない限りわからないし、140字の言葉の向こうに立つファンの姿を想像することは、正直とても難しいだろうと思う。普通の商売なら売上が立てばそれでいいですが、エンタメは既存客からの拡大が基本戦略なので、愛されて、また次も見に来たいと思ってもらわなければならない。でも人の感情なんて揺れるじゃないですか。素敵な誰かに出会ってしまえば離れてしまうし、そうじゃなくてもなんとなく行かなくなる…なんてザラにある。

不安だろうなって思います。

ライブというのは、そういうお互いに恋い焦がれている人たちがステージと客席を介して出会うことができる貴重な場なんだろうなと思います。お互いにお互いを求めて手を伸ばしているその瞬間だけ、もしかしたら手がつなげているのかもしれない。今目の前に広がるペンラの海は、全力でパフォーマンスするその姿は、相手にちゃんと届いていて、私は今、奇跡みたいな瞬間を目撃しているんだなと思って、馬鹿みたいに感動して立ち尽くすことがあります。

どのスタンスでライブ見てるの?と言われると自分でも苦笑せざるを得ないですが、私がライブに行くのは、そういう体験ができるからです。

あんまり詳しくないからとライブ参加を躊躇する人もいるようですが、ペンライトの海はとてもきれいですから、一度見に来てみませんか。

2022.04.17追記

OWVのファンミーティングで1曲だけ録画OKだったので最後列からの景色を撮影してきました。

綺麗でしょう?

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