No.0118 中日ドラゴンズの大不振、立浪監督の指揮の個人的所感

※約1400文字の内容の記事です。

 2日続けてのプロ野球のお話。今回は監督が立浪和義監督になってからの2年間、話題に事欠かない(主に悪い意味で)中日ですが、今年も色々と話題を提供してくれていますね。

阪神と143点差!中日ドラゴンズがシーズン「400得点未満」で終了するお粗末(アサヒ芸能より)

中日・立浪監督、白米提供を禁止 〝令和の米騒動〟きっかけは細川成也 マルティネスは異議 64年ぶり敵地13連敗(夕刊フジより)

【中日】リリーフ近藤廉が1イニング10失点の大乱調 「頑張れ! 近藤」ドームの竜党異例コール(東スポより) 

 直近だけでもこれだけ話題を提供してくれている立浪中日なんですが、初年度からその問題点が色々と指摘されていました。

↓ キッタプロ野球研究所さんによる立浪監督1年目の振り返り ↓


 なぜここまで低迷が起こっているのか、おそらくは立浪さんが選手とのコミュニケーションが圧倒的に不足しているんだろうなぁと感じています。

 ここまで立浪さんのやり方を見ると、どうも現役時に長く監督として指揮していた星野仙一さんのやり方を踏襲しているようです。

 自身のお眼鏡にかなった若手・中堅選手を2軍で悠長に経験を積ませるのではなく、1軍で我慢強く起用して育てるところや、初年度の戦力外が育成選手含めて17名を出し、かつ主力選手をトレードして血の入れ替えを行なって改革をするところは「あー、これは星野さんが得意としてたところだな」と思いましたね。

 ただし、星野さんは選手の家族や本人にさりげなくフォローを入れるのを忘れず、選手のモチベーション(闘争心もですかね…?)を維持・向上することを大事にしていました。

 今の立浪さんを見ていると、どうもそのフォローが皆無で、選手とのやり取りも一部で聞くところであまりよろしくない会話があるとのことで。これでは選手のモチベーションが下がる一方で試合で実力を発揮出来るのかな?と思うのが正直な感想です。

 コーチやフロント含め、立浪さんに直接腹を割って話せる存在がいないのも痛いところです。2軍監督である片岡篤史さんとの意思疎通も最近ではなかなか出来てないとの記事も見かけました。


 残り試合が少ないですが、立浪さん含めてチーム全体をあげて行くには立浪さんが…


1.選手とのコミュニケーションを密に取り、信頼関係を築くこと(そのやり方が分からないならコーチフロント含めて聞くこと)
2.選手の実力を十二分に発揮出来る環境をなるべく整備すること(令和の米騒動なんて論外です。昔の昭和野球は今ではほとんど通用しません)
3.選手のミスや勝負が決した時でも態度に出さないこと。コメントも逐一選手を意識して発言すること


 自分はロッテファンなので、1995年のバレンタインから96年の江尻さん(とはいえ、実質GMの広岡さんが指揮していましたが)になった時に、選手構成がほぼ変わってないのに2位→5位になったのを見ているので、選手と監督との信頼関係、チームワークの大切が身にしみて理解してます。

 団体競技では結構重要な要素なので、立浪さんも一人でチームプランを何とかするより、コーチ・選手と協力してお互いどうしたいいのか再構築した方がいいと思います。せっかく立浪さんが使い続けて来た選手の芽が出そうなので、なおさらそう思いました。

 それこそ断トツで最下位になるようなチームじゃないですよ今の中日は。