見出し画像

コーディネーター・アラジンのブログ #69 アルクマが来た!

”Arukuma” is a PR character for Nagano Prefecture.

アルクマをご存知でしょうか?
白馬村のマスコットキャラクターの「ビクトワール・シュバルブラン・村男三世」は以前紹介したことがありましたね。
今日は、長野県のPRキャラクターの「アルクマ」のお話です。

2009年に誕生したアルクマは2010年の信州DCキャンペーンで人気を博したJRのイメージキャラクターでしたが、2014年引退することなく、今度は長野県の観光PRキャラクターとして引き継がれました。

その県の観光PRキャラクターがなぜ、今日、白馬高校の教室にやってきたのでしょう?

アルクマ講座を教えているアルクマ?


実は、国際観光科の三年生の授業の「グローバル観光」という科目があって、そこでは今、JR大糸線をいかに存続させるかを皆で研究しています。

来週、選択している生徒たちが、実際に大糸線に乗って、車窓から沿線の景色を眺めたり、利用客にインタビューしたり、乗り心地を体験して、存続のための提言を模索する予定です。既に、白馬駅を訪れ、駅長から講義を受けたり、券売機の裏側を見たりと、研究を重ねてきました。

今日は、今でも信州DCキャラクターとしてJRとの関係が深いアルクマを学ぶべく、長野県観光部のみなさんに教室でアルクマについての講演をお願いしました。村の魅力を観光客に発信するために、今後9月までに5回にわたって、JR白馬駅で村を訪れる観光客へのおもてなしの実習を行います。

DCとは、Distination(目的地・行先)+Campaign(宣伝)のことで、JR東日本の信州観光キャンペーンです。

アルクマは、アルクマ君とかアルクマちゃんとか呼びたくなるような可愛いマスコットですが、性別がなく、年齢も不詳。単にアルクマと呼ぶのが正しいそうです。
このアルクマの主な活動内容は、

  • イベント参加(DCや産直イベントなど)

  • イラスト使用(ポスター・チラシ・お土産パッケージなど)

  • SNSでの情報発信

  • 着ぐるみの貸し出し

です。

生徒も着ぐるみを体験しましたが、暑くて大変な重労働です。(^^;)
着ぐるみ使用で大切な点は、アルクマのイメージを維持しなければならない点です。アルクマは、「かわいい」がそのイメージなので、何気ない仕草や動作にも注意が必要です。
あまり、背が高くないので、着れるのは身長165センチ未満の人になります。

アルクマのキャラクター設定の中に、趣味が被り物の収集というのがあって、たくさんのスタイルの違いが出せます。
登山スタイルや、しあわせ信州のロゴマークを付けたものや、駅長スタイルなどもあります。

アルクマ講座を記念して、講座生徒とアルクマの記念写真を撮りました。

このあと、一人が代表して、アルクマの着ぐるみを体験。「かわいい」というキャラクターを演じながら廊下を歩いて、接客の練習をしました。

この様子は、NHKのニュース他で報道されました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230622/movie/1010027137_20230622183158.html?movie=false



以上が、今日のグローバル観光の授業でしたが、授業以外に、何年も前から、白馬高校生はDCキャンペーンのお手伝いをしていて、毎年だれかが、「村男」や、時には「アルクマ」、「タリタリ」の着ぐるみを着て、ホームでお客さんに手を振ったり、子どもたちと記念写真を撮ったりしています。

これは駅長のアルクマ。中に入っているのは白馬高生のボランティアです。2022-11-4
白馬村のキャラクター「ビクトワール・シュバルブラン・村男三世」に扮する
白馬高生と村長と駅長
「アルクマ」と「ビクトワール・シュバルブラン・村男三世」ともに白馬高生が演じています。