この記事は、私が個人的に作っている、マジック・ザ・ギャザリングのカスレアキューブのアップデートにあたってのリリースノートです。
白
全体的にシナジーより個々のカードパワーを高める方向での調整。特に、アグロが初動を止められても粘り強く戦えるようなカードをいくつか追加した。2枚目の《光輝王の野心家》になる《包囲の古参兵》、起動型能力で強化していける《第10管区の英雄》など。《精鋭呪文縛り》を含め、飛行戦力も大きく増強された。ビートダウンの躍進に期待。
青
アーキタイプからLOがなくなり、そこに有効なカードが追加された形。《即時却下》《不許可》といったハードカウンターが増量され、ヘビーコントロールが少し組みやすくなる。《押し潰す触手》は《秘儀の学者》とのコンボがあまりに凶悪だったため名誉の削除。
《セレンディブのイフリート》は古いカードゆえの強力さを持っている注目カード。今回追加の《蒸気核の学者》など含め、飛行ビートの層が厚くなってきた。
黒
黒は更新控えめ。もともと最強色と噂されているカラーなので、あまり手を入れすぎないように……。しかしこっそり《群れネズミ》が今回採用。結果を残せるか?
赤
《義賊》という速攻アタッカーのエースを価格上昇で失うものの、《極上の炎技》《集団的抵抗》という効率の良い火力を2種入手することにより盤面・顔面ともに破壊力が高まった。また、《月の帳の執政》《雷破の執政》という中堅のドラゴン2種を獲得したのも見逃せない。
緑
エルフのサポートがやや薄くなった代わりに狼を大幅強化。また、《疾風斬り》《鉤爪の激戦》といった一方的格闘も入手し、盤面への干渉能力も上がっている。《カル・シスマの恐怖、殺し爪》はビートダウン性能とランプ補助能力を併せ持ち、どんな色と組んでもやっていけるだろう。
多色
赤白のカラーパイに合っていない《陽光の輝き》がビートダウン性能の高い《恐れを知らぬ騎士、エオウィン》に。最新弾(※キューブ更新期間中)の「カルロフ邸殺人事件」から《蜘蛛糸の頭、アイゾーニ》が登場。ジャンドの顔は《ネコルーの女王、ワシトラ》から《カーの空奪い、プローシュ》へ。
無色
無色は多くのカードが価格高騰によりキューブからの退場を余儀なくされた。2枠は土地に譲っている。指輪物語リミテではボムレアだった《ゴンドールの角笛》、カスレアでも結果を残せるか注目だ。
土地
微妙な感じの多色土地が2種追加。うん、これがカスレアキューブの味なんだ……。《風変わりな果樹園》は出戻りだが、《スランの門》は初参加。