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【MtG エクスプローラー】24年1月期ミシック到達記録【4cミッドレンジ】

こんにちは、白鳳です。
紙ではパイオニアを主に回しているのですが、アリーナでは現状パイオニアに限りなく近いフォーマットとしてエクスプローラーを遊んでいます。
今月は久々にミシックを踏めたので記録を残しておきます。

デッキリスト

前の記事で解説しているものとほぼ一緒。エクスプローラーには《突然の衰微》が無いので《取り除き》で代用している。「カルロフ邸殺人事件」で《長い別れ》が来るので、来月からは少しだけ《突然の衰微》に近づくが、《勢団の銀行破り》が破壊できない苛立ちはもう少し続きそうだ。

メインボード

4 思考囲い
2 致命的な一押し
3 嘘の神、ヴァルキー
2 喉首狙い
2 取り除き
2 シェオルドレッドの勅令
3 グリッサ・サンスレイヤー
4 砕骨の巨人
4 鏡割りの寓話
2 黙示録、シェオルドレッド
1 一巻の終わり
2 長老ガーガロス
2 闇の暗示
2 龍神、ニコル・ボーラス
2 ジアトラの試練場
2 ザンダーの居室
1 ゼイゴスのトライオーム
2 湿った墓
2 血の墓所
1 草むした墓
2 踏み鳴らされる地
1 繁殖池
1 難破船の湿地
2 死天狗茸の林間地
1 憑依された峰
1 森林の墓地
1 竜髑髏の山頂
1 根縛りの岩山
1 眠らずの小屋
1 目玉の暴君の住処
1 耐え抜くもの、母聖樹
1 山
1 島

サイドボード

2 強迫
2 風化したルーン石
2 燃えがら蔦
4 軽蔑的な一撃
1 碑出告が全てを貪る
3 絶滅の契機
1 殺戮遊戯

戦績

249マッチ121勝128敗(マッチ勝率48.6%)
G1勝率39.8%、G2勝率54.6%、G3勝率53.1%
ティアー昇格直後の負けは1回のみカウントしない保険機能と、ランクの降格が無い(ダイヤ4の底で負けてもプラチナに落ちない)ので負け越してもミシックの土を踏むことができた。

各マッチアップ解説

ラクドスミッドレンジ(12.4%)

勝率45.2% G1:35.5% G2:51.6% G3:52.9%
戦績はぼちぼち。お互い干渉手段が多いので泥試合になりがち。《勢団の銀行破り》や《墓地の侵入者》を後腐れなく取るために、《取り除き》が《突然の衰微》ならもう少し勝率が上がっていたはず……。
サイドボード
OUT:《致命的な一押し》×2
IN:《強迫》×2
「いかにマウントを取りアドバンテージを取るか」が大事なので仕事をしづらい除去である《致命的な一押し》をサイドアウト(本当は《取り除き》のほうが弱いのだが、紙とデジタルでI/Oを変えると混乱するのでこうしている)。一方サイド後のマリガンは甘目で、土地2でもむしろ「ハンデスに強い」と喜んでキープする。ひたすら相手のカードと交換をするので1枚損は厳しい。5マナのカード3種6枚のうち2,3枚撃てればだいたい勝つ。

青白コントロール(10%)

勝率56% G1:48% G2:56% G3:60%
明確な有利マッチ。メインは無駄な除去を何枚引くかで概ね勝ち負けが決まる。
サイドボード
OUT:《致命的な一押し》×2、《喉首狙い》×2、《取り除き》×2
IN:《強迫》×2、《軽蔑的な一撃》×4
サイド後は増量したハンデスで《鏡割りの寓話》を通していく。その後2マナカウンターを構えながら3マナアクションのクロックを展開するのが基本。苦し紛れの全体除去の返しには《龍神、ニコル・ボーラス》。ひどいゲームである。
また、《放浪皇》には《踏みつけ》がかなり有効なので《砕骨の巨人》はうまく使いたい。

赤青フェニックス(6.8%)

勝率29.4% G1:35.3% G2:29.4% G3:33.3%
逆に明確な不利マッチ。理由は簡単で《錠前破りのいたずら屋》からの《宝船の巡航》が強すぎる。
アドバンテージを稼いで勝つという戦略が否定されるのが厳しい。
多くの試合で、除去をすべて切らされたあとに《ストーム・ジャイアントの聖堂》が殴り抜けて終わる。墓地対策を《風化したルーン石》にしている弊害である。
サイドボード
OUT:《嘘の神、ヴァルキー》×3、《取り除き》×2、《闇の暗示》×2、《龍神、ニコル・ボーラス》×2
IN:《絶滅の契機》×3、《碑出告が全てを貪る》×1、《強迫》×2、《殺戮遊戯》×1、《風化したルーン石》×2
勝ちパターンはとにかくアグロムーブ。《砕骨の巨人》を着地させとにかく殴り抜ける。《長老ガーガロス》も到達付きな上、火力1枚で対処されない高タフネスなので良い。
《帳簿裂き》が3体も並ぶ中、《黙示録、シェオルドレッド》→《喉首狙い》で相手の謀議を3回誘発させ、強制6点ルーズさせて勝ったときはアツかった。

アブザン探検(5.6%)

勝率57.1% G1:64.3% G2:64.3% G3:33.3%
貴重なメインからの有利マッチ。一時は勝率8割あった。《一巻の終わり》さえ当てればコンボが成立せず破産すること、除去が豊富なためコンボ成立が難しいこと、《名もなき都市の歩哨》などでビートするにもクリーチャーが強すぎてビートしきれないことなどが理由。
サイドボード
OUT:《長老ガーガロス》×2、《闇の暗示》×2、《龍神、ニコル・ボーラス》×2
IN:《風化したルーン石》×2、《絶滅の契機》×3、《殺戮遊戯》×1
サイド後はさらに虐めていく。インスタント除去を構えたく、タップアウトがし辛いのでフルタップになる重いカードを全部抜く。《風化したルーン石》は《召喚の調べ》《集合した中隊》《戦列への復帰》をすべて否定する強カード。盤面に並んでしまったクリーチャーは《絶滅の契機》で一掃。《殺戮遊戯》でコンボパーツも根こそぎ抜ける。なのになんでG3勝率33%しか無いんだろうか……。

黒単ミッドレンジ(4%)

勝率:50% G1:40% G2:50% G3:60%
《思考囲い》から入って《ヴェールのリリアナ》《墓地の侵入者》《黙示録、シェオルドレッド》そして《絶望招来》とつなぐ、パイオニア(エクスプローラー)の黒の強力さを象徴するアーキタイプ。最近は《分派の説教者》が入った。だがハンデスと除去に頼る関係上、重ためのトップ勝負に強いデッキ構造や、出たとき仕事をする《鏡割りの寓話》などに弱く、相性はぼちぼち。
サイドボード
OUT:《致命的な一押し》×2
IN:《強迫》×2
《鏡割りの寓話》や《砕骨の巨人》が無いラクドスと思うとプレイングは相当楽。ただハンデスと除去がバシバシ飛んでくるのでアドバンテージを稼ぐカードをとにかく見せつけていく。《絶望招来》さえ躱せればどうにかなるし、撃たれても一発くらいなら耐えることあり。

他は、白単人間や発見コンボ、ラクドスサクリファイスにめちゃくちゃ負けている一方、赤単やボロスヒロイック・召集などに大きく勝ち越すなどしているが、マッチ数が少ないのもあり、詳細は割愛。

反省

1月上旬は勝率が70%ほどあり、運が味方し乗りに乗っていてこのまますぐミシックか?と思っていたが、直前で失速し20戦16敗のようなこともあった。そういうものを経験すると、「負けているときにも変わらないプレイができる」人がどれほど強いか実感する。心を平静に保とうとしても、すぐ諦める方向に頭が向いてしまったり、運が悪いことを言い訳にしてしまったりするのだ。運がいい悪いはどうしようもないが、運が悪い中でもベストを尽くすことが必要だし、それぞれ独立した事象である各ゲーム・各マッチにおいて、前の結果に引きずられて誤った判断を下してはならない。今月はそんな心の強さや精神論と否応なしに向き合わされた一月だった。これを糧にまた来月以降も頑張りたい。とりあえずはカルロフ邸殺人事件の《長い別れ》を楽しみにして2月を迎えようと思う。



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