ヒプノシスマイク≪2ndD.R.B≫1st Battleの話

1月31日、ABEMAにて有料配信されたオオサカvsイケブクロ戦についてライブのメモを残してみることにしました。もちろんネタバレを含みます。ちなみにブクロ推しが書くレポなのでオオサカパート省きがちです。すいません。オオサカも勿論好きなんですけどどうしてもブクロ寄りになってしまうのでそれだったら中途半端に書かないほうがいいのでは、という考えと、何より残り数時間でアーカイブ視聴が終わってしまうもんで書ききれそうにないので。ああ、もっとはやくから書いておけばよかった…。

さて。

まず開場(配信開始)から開演までの30分間、ヒプノシスマイクRemixが会場内にずっと流れてる。最高。当たり前だが全く飽きない。こちらはライブやヒプ生に参加されているHOME MADE家族のDJ U-ICHIさんが手掛けてくださったそうです。どの曲もとにかくかっこいいし曲と曲の繋ぎ目も全く違和感なく次々に流れてくる。これはこれでちょっと1枚CD出しません?作業BGMにもしたい。


【ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-+】

本編一曲目。いきなり話逸れますがヒプマイの全員曲って本当万能だなあ。どこ切って繋いでも違和感無いところがまず利便性高くて良いですね。いつでも誰とでも楽しめます。

初っ端の木村さん、歌詞変えてました。なんとなく文脈的に意図して変えたというよりは飛ばしたのかな?って思いましたが(違ったらかなり失礼ですが)生放送で何があってもその場に応じて柔軟に対応していけるところは舞台慣れしてる感じがしてとても頼もしい。

三郎パート「壁にめりこむ覚悟ぐらいはしてあるんだろうな?」の後、去り際の天﨑さんの表情、こちらを笑顔で煽っていて生意気中学生感がびしびし出ています。くう。

そして零パートの時、後ろで三兄弟並んで腕組んでるんですよね。キャラクターになりきる訳ではなく、あくまで声優としてのスタンスのままヒプノシスマイクの世界観やキャラクターのスタイルを至る所に取り込んでくれる木村さん、石谷さん、天﨑さん大好きです。


【ヒプノシスマイク-Division Battle Anthem-+】

基本的に木村さんが毎回ヒプノシスマイクのライブではMCの立ち位置を担うことが多いので、イントロの時に「かますぜー!」的な盛り上がる言葉を入れてくださるんですが、ここで私が良いな~と思ったのは岩崎さんがここで「いえーい!」的な盛り上げワード(?)を発していたところ。木村さんがMC上手なのは周知の事実ですし、岩崎さんも多分やり辛いと思うんです。(岩崎さんを下げてる訳ではなく、他ディビのリーダー誰が担ってもここは難しいと思う。)なので、ここで岩崎さんの声を聞いて、あ、木村さんと岩崎さんが並んでこの場を引っ張っていくんだなってここですごく感じました。岩崎さん本当一生懸命で素敵です。

二郎パート。石谷さんの背後で楽しそうにカメラにフレームインしようとしている木村さんと天﨑さん。でも三人でびしっと決めるところは三人同じ振りをしてしっかり決めている。すごい。

大サビっていうんですかね。あそこも三兄弟、足の出し方から手の動きからきれいに揃ってるんです。いちいちここまで細かい動きは事前打ち合わせしていないだろうから、今まで何度も歌ってきた経験の積み重ねだと思うんですけど、ここまで合っているところは驚異的だと思います。


【ヒプノシスマイク-Glory or Dust- 】

2ndD.R.Bの開幕トレーラーで公開された曲。尺としては公開されていたままだったのでソロパートは特にありませんが、6人が横一列になって同じ歌詞を歌うのはやはり圧巻です。あと、個人的に「天に捲土すヒプノシスマイク」と「ペンは剣よりヒプノシスマイク」で踏むところ、すごく好きです。捲土は土煙を巻き上げるという意味なんですが、そのあたりからどんどん音楽自体も盛り上がっていって最後は音が上がりきってバシッと終わる作りになっているので、いかにも開幕感があって非常にかっこいいです。最高。アチイ。


【オープニングMC】

バスブロはとにかくMC中にも三人が目を合わせてにこにこしているシーンが多い。ほっこりする。

そして各自の自己紹介を忘れて「二郎ちゃんと三郎ちゃん名前言ってへんやろ」と河西さんにつっこまれる。さすが先生。そしてちゃん呼びありがとう。おこちゃま感出てかわいいです。それに対して「そういうところで先生感だすのやめてもらえます?」とすぐに反抗することを忘れない石谷さんと天﨑さん。すぐむきになるところ、おこちゃま感増しました。かわいいです。

「先生なんで」と言う河西さんを「偉い!」とすかさず褒めるのが岩崎さん。「ルールにしばられてますね」と刺すのが天﨑さん。このくだり最高でした。皆さんのキャラが立ってます。

そのあとの仕切り直し自己紹介で「三郎役の天﨑滉平です。名前だけでも覚えてください」って、多分芸人がよくやる自己紹介の仕方まねしたんですよね?相手がオオサカだから。(ちょっとぐだってたけど笑)

あと関係無いんですけど木村さんて配信の時必ず絶対こちら側のこと「お茶の間」って言うじゃないですか。あれツボです。最近お茶の間って使う人あんまり聞かなくないですか?ずっと言い続けてほしい。

そしてこのMCパートで河西さんってすごく落ち着いてる人なんだなって知りました。安心して聞いていられるというか良い意味で緊張感がこちらに伝わってこなくて楽しんで聞ける。盧笙があがり症なのであんまりイメージ無かったんですが、喋りに関して誰よりも余裕があってとても良かった。


で、ここからオオサカパート。あゝオオサカdreamin'nightに始まり、ソロ曲3曲。FACESの黒田さん、強強ギラギラで天谷奴感1000%でした。首領(ドン)感すごかった…。

からのブクロパート。


【おはようイケブクロ】

ブクロって初っ端の「一郎!二郎!三郎!」の掛け合いみたいに、間を置くことなく担当パートが切り替わるってことがこの曲に限らず非常に多いように思うんですが、それをさらっとこなしているところを見るたび、これは個人の練習だけじゃできないよな~っていつも感心してます。息が合いすぎている。

三郎パート「まだ恋とかわかんな~い」、今回あざといにあざといを重ねたようなあざとさ出してきてとってもかわいかったです。いつもに増して声が高かった気がします。「そんな女性としたいれんあ~い↑」って語尾がぐいっと上がっててきゅるんってしてました。語尾にハートも見えた気がします。

「優しい女子かな」でカメラ目線+首傾げを入れる石谷さん。女なんか興味ねーと言いながら落とす術はこの世に生を受けた時すでに持ってました、みたいな感じでした。こちらもこちらであざといです。ありがとうございます。

「強いってそういう事かーい」の後のゴングでニカッ!!っと歯を見せて太陽のような笑顔を見せてくれる木村さん。からのドゥーンの低音で三人とも上半身を低く構える流れ、その音はめ具合と温度差が気持ち良い。

ケンカ川柳で二郎勝利の後、今回は三郎が二郎をほめるパターン!突然のデレ!(ちょっとツン入っててまた良い)そして三郎「次は絶対負けないからな」二郎「超えれるもんなら超えてみろ」でお互い拳を相手にむけて突き出す。バスブロの良いところは、ディビジョン間だけじゃなくメンバー間でも切磋琢磨しているところ。これは兄弟という設定だからこそ成せるバスブロならではの強みですよね。

からの木村さんの「二郎、三郎、愛してるぜ」、め~~~っちゃキタ。過去一。よくライブバージョンだと少しセリフを変えたり増やしたりされてましたが、今回はストレートに本来の歌詞のままで、そしてすごくすごく優しい表情をされていて、思わず「あ、これ、まじのやつじゃん…」ってなっちゃいました。そのあとのはわわ、みたいな天﨑さんの表情と、「それは言ってもらいたい!」の嬉しそうな石谷さんの表情もまんま三郎と二郎でした。声優とキャラを重ねるって基本的にしないものだと思うんですが、バスブロは気づくと重ねてしまっている時がある。それくらい細部に至るまでこだわってくださってるんだと思います。本当に素晴らしい。

大サビ前「今始まるBrand New Days」の後、ライブだと木村さんが何かしら煽りワード入れてくださるんですが(今回は「おっしゃみんなも声出せー!」でした)、木村さんこういうの本当上手くて私は毎回楽しみにしてます。


【Break the wall】

イントロの語り部分、ステージの左側のライトが緑、右側のライトが赤に光って、その二色が木村さんを照らすことによって一郎の瞳の色を彷彿とさせる神がかった演出を冒頭からぶっこんできたので私はその場に崩れ落ちました。

からの「俺がぶっ壊してやるから、いいか、ついてこい!」

ついてこい!!!!通常は「ついてきな」なんですけど、「ついてこい」!!オラオラ度が増してて良きです。ついていきます。

サビで横ステップする三兄弟と、「It's the time we break it down!(Yeah!)」に合わせてリズムを取る木村さん、異常に好きです。

で、間奏でダンサーさんを引き立たせるために、センターにいる木村さんがしゃがむところがあるんですけど、こういうところ本当に素敵だなって思います。木村さんはダンサーやDJとアイコンタクトとったり、声をかけて盛り上げたり、とにかくステージ全体をひとつのショーとして魅せることを大事にされている様子がこちらにもひしひし伝わってきました。


【School of IKB】

自撮りの演出考えたひとだれ!!!!!!!!振込先教えて!!!!!!!!!!

いや~びっくりした。IKBなんてエモのトップに君臨しててもおかしくない曲なのにさらに三兄弟がスマホで自撮りする演出を入れてくるとは。。。しかもみんな楽しそう、他にはみせない笑顔って感じで…私たちがその笑顔見ちゃっていいんですかって感じで…まあだめと言われても見ますけど…

ステージ上をぐるりと一周する時、もちろん石谷さんが先頭に立って、その後ろを木村さんと天﨑さんがわちゃわちゃしながらついて歩いていくんですが、なんというか二郎が2人を引っ張っていっているような演出に胸がぎゅっとなりました。からの、

三人が背中合わせに立ってその周りをカメラが回る演出考えたひとだれ!!!!!!!!振込先教えて!!!!!!!!!!

何なの。「M.Bがまた歌いだすぜ!」と共に爆裂笑顔を見せてくれた石谷さんを皮切りにカメラが背中合わせに立った三人の周りをぐるりと一周回るんですけど、木村さん、天﨑さんが完全に兄と弟の顔をしていて、うちの次男を自慢するかのような爽やかな笑顔で背後(石谷さんの背中)を指さすんですよ。そしてその石谷さんの背中越し、遠くから差す太陽のような照明がまた良いんですよ…こんなん泣くわ…


【レクイエム】

IKBからの温度差。こわすぎてちびりました。ラップって私は全然歌えないんですが、この曲歌うのって聴いてるだけでも難しいってわかるのに、天﨑さんの「モノにしてる感」がえぐい。言い方が難しいけど、天﨑さんの曲というか。緩急つけたり、途中のセリフの入れ方だったり、どこもかしこもぴったりはまっている。

キャラソン(ヒプマイの場合は曲で話が成り立ってるのでキャラソンという表現が正しいかは難しいところですが)を聴いていると、元々二次元にあまり明るくない私はどうしても「そのキャラの声を担当している人」っていうのが歌っている最中ついてまわるんですけど、レクイエムはそれを感じさせない、ゾーンに入ってる感じがする。う~ん、言葉にするのが難しい。

そしてさっきまであんなに和気藹々していたのに兄二人はサイドの階段にそれぞれ座ってほぼ動かず、静かに無表情で十字を切る素振り。え、怖い…この兄弟怖いです…


【バスブロMC】

レクイエム明けで重苦しい空気の中「…すごかったな」「やばかったね」と呟くように会話する木村さんと石谷さんに続いて、「ただいま!(笑顔)」とかわいらしい声で返す天﨑さん。憑き物が落ちたかのような爽やかさ。「すっきりしました!」って言ってたのでよかったです。確かにバスブロで暗い曲って他に無いのでここで毒吐いておくのも名案ですね(?)

からの、「IKEBUKURO WEST GAME PARK」に続く木村さんのお決まりの「ここを西口公園だと思って~」の煽り。これ聞くと、きたきたー!!って心が躍っちゃいます。


【IKEBUKURO WEST GAME PARK】

最初曲無しでお互いが顔を見合わせてリズム取りながら始まるところは毎度ながらバスブロ推しとして最高の瞬間なんじゃないかって思いますね。

あと私個人の見解なんですが、後ろのスクリーンの映像の感じが「池袋ウエストゲートパーク」のドラマのOPとちょっと似てるんです。意識して寄せたのかな?って思いました。ドラマのIWGP大好きだったので見た瞬間かなり高まりました。

BUS!TER!BROS!の掛け声の時、ちゃんとこちらにマイクを向けてくれる木村さん。会場にいる気分になれて楽しいです。

そして画面が縦3分割になって各々を映し出してくださるんですが、縦分割いいですよね。寄りで全員見れるし。もっと多用してくださっても良いですよ。

間奏のダンサーのソロ、「いつもより多めに回っております!」と盛り上げる木村さん、「いえーい!」「フゥー!」と左右から沸く石谷さんと天﨑さん、最後にはダンサーさんとフィストバンプする木村さん。こういう相手をリスペクトする姿勢と和気藹々な雰囲気がを出せるのが、イケブクロの住人たちからも愛されるバスブロの強みです。あたたかい。


【なにわ☆パラダイ酒】

この曲めっちゃ好きです。ナゴヤ・オオサカのコミカライズ1巻の初回特典の楽曲。ディビジョン曲が既存の4ディビジョンよりも少ないことへの措置だと思うんですが、特典にしておくの本当に勿体ないです。CDとして売り出すよりも買う人が少ないと思うので…。

先ほども述べたように私はラップに明るくないので日頃は詳しい人が教えてくださる解説や解釈を読んでなるほど~と思いながら聴いているんですが、楽曲提供者の梅田サイファー KBDさんが直々に解説してくださっている記事がありますのでぜひこちらをご覧ください。本当におもしろい楽曲。

「あゝオオサカdreamin'night」と「なにわ☆パラダイ酒」はとにかく精巧に作られていて、ヒプマイ楽曲の中でも聴けば聴くほど新しい発見がある曲で、あまりにも好きすぎる。

黒田さんがサビの時のどっしり構えた大股の立ち姿がツボでした。最後「セイッ」と拳突き出したところは思わず声出たもん、おもろすぎて。黒田さん大好きです。

この曲やTragic Transistorもそうなんですが、分かりやすく他ディビを弄ってるのにオオサカだと上手い具合に笑い半分にできるところ、強い。すごく馬鹿にされてるのにこっちがむきになると冗談やで~ってかわされそう。いい塩梅に腹立たせてくる感じ、ニクいねえ…(ほめてます)


【Femme Fatale】

聴けると思ってなかったのでとてもテンションあがりました!

あと毎回中王区だけコスプレなのが個人的に好きでは無かったんですが、今回からはキャラクターをモチーフにした衣装に変わっててとても嬉しかったです。しかも最高のお洋服…キャラ解釈ばっちり…かっこいい×かわいい。リアルに20cmくらいありそうなヒール履いても危なっかしさ無く履きこなすたかはしさんすごかった。

それにしても暗い会場に照明のピンクのレーザーめっちゃ映えますね。「hear my 示すのよ 1verse」から4つ打ちで鳴る低音が響き渡っててとてもかっこよかった。会場でこの重低音を感じたいです。


【バスブロMC】

木村さんがバトルに対する熱い気持ちを語るんですが、あまりの真剣さと先ほどの中王区のかっこいい雰囲気を纏いすぎて「…ちょ、中王区の後緊張するなあ、やっぱ」と途中で思わず口に出してしまう木村さん。「決まってましたよ」「決まってた?大丈夫だった?」「大丈夫だよ」と天﨑さん励まされながら仕切りなおす木村さん。その横でひたすら「うん、うん、」と頷く石谷さん(かわいい)。木村さんの、一郎としての真面目な感じとちょっと照れがでてちょけちゃう感じ、いいですよね。完璧マンじゃないところが垣間見えて好きです。


【Re:start!!!】

新曲初披露。イントロでまさかのバラードきた!!って思いました。

そしてまさかの1番では一郎が「Buster Bros!!!」というワード以外言葉を発さない。今まで兄についていくばかりだった弟2人だけで1番歌いきるんです。AメロBメロを三郎、サビ二郎なんですが、三郎パートも二郎が掛け合いで入っていて、天﨑さんと石谷さんの息もぴったりで安定感が半端じゃなかったです。正直初見では一郎歌ってないって気づきませんでした。それくらい安定感があった。

現状ドラパは山田家に不穏な空気が流れているので「どんな将来でもない後悔 生涯手を取り合う兄弟」という言葉を受けて、めちゃくちゃ安心しました。何があっても離れることはないんだっていう。

一郎パート「愛してるぜブラザー」、おはブクロでは「絶対言わねーよのコーナー」で登場する言葉なのに、ここでしっかり二郎と三郎に愛してると伝えてくれる一郎。まあ、おはブクロでも言わないだけで日々心の中では思っている言葉なんだとは思いますが、口に出して伝えられるようになるってそれもまた成長のひとつですよね。またこの時の木村さんの表情がとっても素敵なんですよ。お兄ちゃんの顔してる。それに頷いて答える天﨑さんと笑顔で返す石谷さん。お兄ちゃん大好きな弟の顔してる。木村さんってどの楽曲でも「弟」のワードが出ると必ず2人の方に視線を向けていますよね。多分自然に向いちゃうんだろうな。

Cメロの二郎の決意表明、最高。今までは「一郎のトルソーをトレスした次男坊」と自称し、「圧倒的だキング一兄」と一郎を崇めていた二郎ですが、「俺の意志のものやらせてもらうよ」宣言からの三郎へ「俺に任せろ」一郎へ「兄貴を超えれる男になるよ」って自分自身がどうなりたいのか述べるんです。今までドラパや楽曲を聴いても、一郎と三郎と比較して二郎は何を考えてるのか把握しかねるところが結構あって、ずっと気になっているところだったのですごくぐっときました。

また二郎の決意を聞いた三郎「OKついてくよ兄ちゃん」。ここで三郎から二郎への兄に対する敬意が見えました。普段、一郎の真似をしてばかりの二郎に三郎は思うところがやっぱりあって、一郎じゃなくて俺に任せろ!って言ってくれた二郎に尊敬の意味も込めての「兄ちゃん」だったんじゃないかなあ、と思いました。そして一郎「俺も負けてられないのさ兄弟」。バスブロのイメージはやっぱりスキル的にも一郎が飛び抜けてるので、今までは「頑張って腕あげろよ弟たち!」みたいな感じで一郎も見ていたと思うのですが、ここでは明らかに二郎を好敵手として見ている。おはブクロの時も述べたんですが、バスブロは兄弟で切磋琢磨しているところが他には無い良さ。歌詞にもそれが表れていて最高でした。そして何よりこの曲の間、お互いの目を見る回数のなんと多いこと。バスブロはモニターに映し出されている歌詞を基本的に見ないんですよね。その分お互いに顔を見合わせて呼吸を合わせる。その場しのぎで出来ることじゃないので、その努力を常にしている声優さん方、すごすぎる。

ARB(ゲームアプリ)で一郎が「二郎はもっと自分に自信を持つべきだな」というボイスがあるんですが、最初それ聴いた時は二郎って自信無いんだ???って思ったんですよ。常にバチバチしてて自信が無いイメージあまり無かったので。でもこの曲聴いて腑に落ちました。今まで二郎が持ってたのは根拠のない自信って感じだったのかなって。そこに今回理由がついたような気がしました。


【どつ本MC】

「いやいやいや~」って言いながら出てくる岩崎さん、芸人のMC感あって良いですね。Re:start!!!終わった直後に「これは勝ちにきてますねえ」って楽し気に言えるのはどつ本ならではだと思います。いっきに雰囲気が切り替わって素晴らしかったです。曲振りで岩崎さん「新曲、ガッツだぜ!」黒田さん・河西さん「いや違う違う」のくだり、キャラ出てたな~!わかりやすいボケ、100点満点でした。


【笑オオサカ!~What a OSAKA!】

「笑オオサカ!笑オオサカ!」の時の振りつけ地味にむずくない…?結構ややこしいことさらっとやってらっしゃるなという印象。オオサカとナゴヤってダンスみたいにわりとしっかりした振り付け多めですよね。すごい。

最後つっこみのポーズで止まって終わるところ、三人背の順にそろっててめちゃくちゃかわいかったです。どつ本の声優さん、大中小のサイズ感すごく良い。


【Joy for Struggle】

曲の前にイケブクロとオオサカの入場シーンが入るんですが、袖の階段を上がりサイドステージに立って、目の前のカメラでポーズを取るという一連の流れがプロレスの入場っぽくてかっこよかったです。まさにバトルって感じ。

そこからセンターステージに向かうまでの間、ダンサーさんに敬礼したり目配せしながら縦一列に歩くバスブロ大好きです。いつでもリスペクトを忘れない。特効の火柱にわざとらしくビビりながらわちゃわちゃ歩いてくるどつ本もちょけてて徹底したそのカラー、良かった。バスブロと対照的にどつ本は全然きっちり並んでなくて、ばらばら歩いてる感じがまたいいなって思いました。どつ本がきっちり一列に歩いてたら私は嫌です。

楽曲は管楽器が鳴り響くスカっぽいアレンジで、今までのバトル曲とは違い楽し気な印象。これは全ディビで一番若いバスブロと、笑いがテーマのオオサカだからこそ作ることができる曲調だと思います。まさにJoyが詰め込まれてる。構成も、番手同士のバトルからの、漫才コンビvs生意気な弟ズ、父親vs長兄のバトル、激エモ。こういうならではの組み合わせがくると最高潮に上がる。見たいバトルてんこ盛り。

ヒプ生でもおっしゃってましたが、三郎はその若さゆえに怖いものが無いというか、いろんなものに雁字搦めになって動けないでいる一郎の横を抜けて初っ端かましてくれるスタイルがかっこいい。傷つくことを恐れない強さがある。だからこそ零に正々堂々メンチ切れる。「努力前進」の時の三兄弟そろって舐め腐った言い方、超腹立つ、好き。

盧笙の先生らしいリリック超良かった。二郎を「ガキ」とディスらないその姿勢(年齢はどう頑張っても変えられるものではないので)。それに対していかにも生意気な高校生代表みたいな言葉を並べて返す二郎、エモのかけらも無くてクソガキ感出してくるところがたまらない。また石谷さんの表現の仕方が上手なんですよね。若気の至り感出すのが上手。「シベリアトラ」でトラの構えする石谷さんと河西さんめっちゃかわいい。

「GO オオサカ GO オオサカ GO」のところ、バスブロは三兄弟そろって腕組んで動かず、頷くだけでリズムを取ってるのに「GO ブクロ GO ブクロ GO」ではぴょんぴょん飛び跳ねて盛り上げるところの緩急がかわいい。しかしこのフック、バトルというより応援合戦っぽくて楽しくて本当に良い。頭の中でループする。からの、「腹の底から声あげとけ~」の言い方、木村さんの声だけ低くて、この声の低さが逆に相手を煽ってるようでかっこいいんですよね。

リーダー対決の時の岩崎さん、「多分才能ももっともとないやん」の時絶妙に裏返る声、余裕で挑発してくる感じが簓らしさ溢れてとっても良い。そしてその余裕加減に対してど真面目に返す木村さんもまた一郎すぎて怖い。「へらへらしやがって」と言われた時の岩崎さんマジでめっちゃへらへらしてて最高だし、なんなら一郎ターンで一緒にリズム乗っかっちゃう感じがまた余裕かましてて素晴らしい。その間もずっと一直線にぶれない一郎のスタイルを崩さない木村さんも大好き。私はJoy for Struggleでここのバトルが一番好きです。

バスブロの「心技体 息ぴったり 当然すぎて意識しない」本当まさにそれ。「息ぴったり」ってあくまで兄弟というキャラ設定の話なのに、実際ライブで聴いてもキャラ設定上の話というのを感じさせないくらいに木村さん、石谷さん、天﨑さんの息がぴったりなんですよね。これは声優さんが各々ラップのスキルを磨いたりキャラクターの造詣を深めたりしてできるものじゃなくて、三人揃って練習してきたからこそ出来ることであって。どの方面から解釈してもそこだけは他ディビよりさらに一層努力しないと出来ないことだと思うので、それを「兄弟だから当たり前」というところまで持っていっている御三方を思うとたまらない気持ちになります。それに続いて「360」「みぎひだり」のはまり方も気持ちがいいし、正直誰がどこ歌ってるのか一瞬じゃわからない。それくらい揃ってる。最近ヒプアニの曲聴いててもそうなんですけど、バスブロの楽曲聴いてると「今歌ったの誰?」ってなることが増えてきました。なんか、この兄弟マジで似てきたな…っていう。素人目に見ても石谷さんと天﨑さんのスキルの上がり具合がえげつない。

漫才コンビvs弟ズのパート、「緊張してドッグドッグ」って煽られた時の天﨑さん「はぁ!?」の表情キレててかわいいです。さらに「お遊戯会レベルじゃ勝てませんよ~」「退屈なオペラ」の言い方めっっちゃかわいいのにそのあとの「けしかけんな」のオラつき具合は二郎とそっくりでああ~兄弟~ってなりました。

父親vs長兄パート、黒田さんからずっと目を離さない木村さん、「後悔はない」のところでその視線を逸らすんですけど、その時の何とも言えない苦しそうな表情がもう大天才の業だった。これは実際見ないと伝わらない。さすがに一郎の絵が重なって見えた。そして一郎パートでもちゃんと掛け合いで二郎と三郎が入ってくれる心強さ!涙!

そのあとのサビでは一番ステージ奥にいた木村さんが颯爽と一番前に一番はやく出てくるのと対照的に、黒田さんがゆっくり一番最後に歩いてくる感じもキャラの色が出てて最高でした。


【MC】

バトル曲明けの第一声を担ってくれた岩崎さん。ライブの冒頭は岩崎さんの緊張がこちらにも伝わってきてたんですけど、このMCパートではリーダーとして先陣切って明るい雰囲気にしてくださったところ、すごく良かった!

黒田さん「(岩崎さんが仕切ってくれてる間)ごめんね、みんな休憩してた」木村さん「してないわ!休憩なんかしてないよ!」からの「してたわ!肩でハアハア言ってたわ!」「してないよ!」「してたよ!」「して…うーるーさーい!」のやり取りがかわいらしすぎて一郎と零もこんなんだったらいいのにな(遠い目)になりました。そのあとちゃんとお兄ちゃんの味方についてくれる弟たち、天﨑さん「力をためてるの!」石谷さん「汗かいてるの!」←?

このMCではバチバチしたけど何より楽しかった!と皆さんおっしゃっていたのでそれを聞けただけで一視聴者の私は大満足です。私も楽しかったです。


【Survival of Illest+】

+verだ!!こうなってくるとナゴヤも楽しみ。オオサカパート、おしゃれだった。はやくもフルが聴きたい。ARBの1周年に合わせて発表かな?


【SUMMIT OF DIVISIONS】

この曲ってメタっぽいというか、ヒプマイの世界の曲というよりはこうやって実際のライブで私たちに向けて歌ってくれる唯一の曲ってところが好きです。二次元も三次元も柔軟に楽しめるコンテンツだなってこの曲発表された時に思いました。はやく会場で実際にこの曲浴びたいな。推しにプチョヘンザしたい。「西も東も」って今回の対戦カードにぴったり。

立ち位置も2ディビのメンバーが交互に並んで和気藹々としてて、曲調も相まって和やかな雰囲気。オオサカパートの間、うしろでバスブロがオオサカのハンドサインで乗っててこういうところ好きだな~~ってなる。

この曲はvs中王区で一致団結!って感じの曲なので(将来的にそうなってほしいな…)、全体的にバチバチというよりは健闘をたたえあうっていうノリが素敵。ライブの終わりにぴったり。どのディビジョンのハンドサインも送りたくなる。ラグビーで言うノーサイドの概念ですね。


【エンディングMC】

2ディビ交互に並んだままだったのでとりあえずディビごとにまとまろうかって時の木村さんの「一回ぎゅっとなろうか」っていう言い方めっちゃ可愛いです。ゆっくり歩く黒田さんに「黒田くん駆け足!」って言えるのも木村さんだけです(笑)

木村さんが「最後に一言、こいつら(弟ズ)最高ですわ~!」ってほめた時の天﨑さんの「うっへっへっへ」みたいな笑い方ツボでした。「最高の弟」「最高のお兄ちゃん」って三人で言い合ってきゃっきゃしながら肩小突きあうくだり宝物を愛でる目で見てました。ありがとうございました。

石谷さん「本番が一番顔を見合わせられた」って、素晴らしいすぎる…。バスブロはいつもみんなで!一緒に!一体感!ってしてくれるからこっちも必死に応援したくなる。感謝しかない。

黒田さんが「この二人と一緒でよかったなって思いました」って言った時、岩崎さんうっかり笑みがこぼれちゃったくらい自然に嬉しそうなお顔しててほっこりしました。オオサカとナゴヤはどうしても途中から参加した分3人が顔をあわせる時間や練習量はどう頑張っても少なくなるし、このご時世さらにその機会が減る上に、毎回ライブはほぼ新曲(そもそも2回しかライブしてないので既存曲でも披露は二度目)なのにどの曲も仕上げて歌いきるところ本当にすごい。歌手一本でやってる人でもほぼ新曲のライブなんて普通やらない。そんなやばいことをやってのけているどつ本の皆さん、かっこよかったです。

最後「終わりたくないなあ…」ってひとりごとのトーンで呟いた石谷さん、本心が伝わってきました。私も終わってほしくなかった!超楽しかった!

本当に満足度1000%のライブで、最初から最後まで見逃せない素晴らしいパフォーマンスでした。はやくCD発売日になってほしい!ナゴヤvsシンジュクもヨコハマvsシブヤも楽しみです。






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