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「レストランのランチのサラダ」に感じ入る。

きょうの昼食は外食しよう、そう決めていました。このところ家で作りっぱなし、気分転換したかったのです。
で、近所のおなじみの洋食店へ。トップの写真はランチセットのサラダです。このお店、800円のランチセットでなかなか凝ったミニサラダを出してくれるんですよ。

ベースはレタス。2色のパプリカと紫玉ねぎの薄切りにキュウリ、ベビーリーフ、さらにはひよこ豆も隠れていました。そしてドレッシングは野菜のすりおろしがたっぷりと。

嬉しいなあ……ぜいたくだ。手間かかってる。ありがたい。
なんかね、自分が家で料理担当になってから、こういうのが妙にしみ入るのです。「もしも同じものを家で作ろうと思ったら?」と考えるクセがついた、といいますか。

まず、買い物からして種類が多いですよね。洗って、水気を切って、皮をむいて、切って。と書くとシンプルですが、それぞれ形も違えば切り方も違います。サラダはドレッシングが薄まらないよう、食材の水切りが大事。キッチンペーパーではさんでしっかり水気切ってそう。レタスなどは水気を切ったあと冷やすことでパリッとした食感が生まれます(=つまりその分時間とられる)。ドレッシングのすりおろし、ミキサーかな。ミキサーを出してしまうの億劫ですよねえ。洗うのもしかり。刃のところ、油汚れ残りがち。すりおろし、玉ねぎとニンジンだろうな。皮むいて小切りにして小分けにしてミキサー入れるんだろうな……。

これらの仕込みトータル時間、考えちゃうんです。手慣れてないと1時間じゃ終わらないかも。さらには2人前作って食べたとして、結構な量の野菜があまるはず。この「あまり」がね、重いんですわ。明日からどうやって使いまわすか? しかもこのあと、メインも出てくる。
そのぶん含めて、買い物と調理と洗い物と余り物のことを考えなくていい! しかも運んで下げてくれる! そのすべてが「値段」に含まれて今回は800円!! そしてドリンクまで付いて!!!!

「当たり前のことじゃないか」「外食だもの、家とは話が違うよ」
そのとおりです。
でもね。しみじみ嬉しいんですよ、そんなことが。この嬉しさ、ありがたさは日常の家事としての料理(=自炊)をするようになってから分かったことでした。作ってもらう嬉しさよりも、食材の余りを気にしなくていい気軽さ、洗わなくていい楽さ。食器片づけなくていい気楽さが……沁みるんだ。

メインはカキと山菜、ベーコン入りのバター醤油スパゲッティを選びました。こういう和風スパのある洋食店、大好きなんですよ。カキごろごろ5~6個入ってて、さらにすげえなと感じ入る2019年正月。

ああ、ごちそうさまでした。空腹も満たされましたが、また違うエナジーもらった感じ。帰って仕事して夕飯の支度しよ。


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