ちょうど20年前の料理雑誌が出てきました。

本棚を整理していたら、『きょうの料理』(NHK出版)の1998年10月号が出てきました。おお、ちょうど20年前。まさに今のシーズンにぴったりな秋の号です。はて、どんな内容だったか。

デザインというか文字フォントに時代が出ますねえ。今の雑誌もいずれこうなるんだよな。さて秋おかず特集ですが、

・里芋
・くるみ
・サケ
・カボチャ
・秋ナス
・イカ
・栗
などなどを使った料理が紹介されています。ヤリイカは晩秋から春先、コウイカは秋から冬が旬なのだそう。

パラパラとめくってまず思うのは、手間のかかる料理の多さでした。
「鶏と栗とギンナンの照り煮」とか「揚げ小芋のみそ和え」「焼き豚と梨のごまサラダ」などなど。栗とギンナンむくのかあ。小芋はレンジかけてからむいて揚げる。そして焼き豚、イチから作るんですね。私なら梨と合わせないでそのまま食べてしまうかもだ。

もちろんお手軽そうな副菜もいろいろ登場するんですよ。ただ見出しに「秋の簡単おかず」という表現もあり、20年前の料理雑誌を買う層の調理スキルの高さ、というか「このぐらいはまあやりますか」的レベルの高さを思いました。

魚の登場回数も現在より多いですね。「アジは三枚におろす」という工程もサラッとでてきますが、さすがに写真14枚をつかって丁寧に説明されています。「サンマの塩焼きをしっかり覚えよう」というページや、「きほんのクッキング」という特集もあり。しかしこの「きほんのクッキング」、卵料理を特集しつつ玉子焼きにはじまって最後は茶わん蒸し、玉子豆腐に展開します。高度だなー!! 

ピーラーでキュウリをこういう風にむいて飾るの、20年前ですでにあったんですね。いまも続く雑誌ですし、ページ写真はこのぐらいにとどめます。

読者ページを見てみれば、「みなさんの家の自慢料理を教えてください」というコーナーで「ラタトゥイユ」を挙げている方が。20年前……記憶をたどってみると、まだまだ一般的ではなかったような? シャレたご家庭だ。
読者川柳で「イタリアン食後に茶漬けすするパパ」というのがあって印象的でした。これは今でもそういう人、けっこういそうな。

昔の料理誌、ちょこちょこ集めています。なかなか古書店でめぐりあえないんですけどね。
さて、そろそろ仕事に戻ります。

#食 #コラム 



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ありがたや…
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白央篤司

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