ボカリプのフライヤーが出来るまで
1.最初に
初めまして、なんか最近アウトプットが少ないなーと思って気分でnoteを書くことを決めました!
名前は、はくりんっていいます。
主にクリエイティブな活動をしていて、DJ・デザイン・トラックメイク・映像制作等メディア関係なら大半触れていると思います。
この中だと、デザインができる方?なので自分がデザイナーとして考えることや制作方法などアウトプットしていくので、何かの参考になれば幸いです!
執筆が苦手なので文章校正など下手かもしれませんがご了承ください!
2.今回のテーマ:フライヤー制作
今回は、最近作ったイベントフライヤーの、制作の中身を紹介したいと思います。
おおまかに、フライヤーを制作する意図からイラストの発注→デザイン制作までの流れなどサクサク書いていこうと思います。
対象のイベントは自分が主催している、Vocaloid Repriseという名古屋のボーカロイドオンリーDJイベントになります。
それでは本題に入ります。
3.なんでフライヤー作るの?
まず、なんでフライヤー作るのかなーということですが、
とっても、シンプルです。とにかく知ってもらって来てくれる可能性を上げるために作ります。
告知方法でも、DJイベントだとSNS上でのwebフライヤーがかなり多い、そして大半のターゲット層がSNSにいるからよく採用されると思います。
単純にそういう理由からみなさんが、必ずする告知方法になったと考えられます。
なので、ターゲット層に向けた告知方法なので限りなく正解に近いと思います。
とにかく、告知しまくってターゲット層に対して「このイベントあるの知らなかった。。」を無くせたらかなりすごい広告になっていると思います。
話すと長くなるので次いきます。
4.フライヤー制作の流れ その1
自分が毎度行っている手順など紹介します。
まずは、イベントが決定してからフライヤーを制作することになったら軽くスケジュールを叩きます。
・デザインコンセプト決定
・デザイン着手
・情報を提供していただく期間
・イラスト発注
・初稿出し
・修正期間
・告知発表日
優先順位的に、告知発表日を決め逆算でスケジュールにざっくりこれを、叩き込みます。
今回のボカリプ(以後イベント名を略します。)では、大半が自分の範疇なのでデザイン着手から初稿ー修正まで約2日で終わりました。
一番気をつけるのがイラスト発注です。※すぐに連絡した方がいい
いつも知り合いの子に書いていただいてる分、進行はスムーズになりますが知り合いであっても、頼む側なのでもちろん相手とのスケジュール調整をした上での発注になります。(いつもギリギリに設定して申し訳ない)
このようにスケジュールを先に叩くのを自分はよくしています。
4.フライヤー制作の流れ その2
ここで、実際にどうやってイラスト発注しているか紹介します。
自分はイラストレーター様へデザインカンプを渡してイメージを掴んでもらいそのまま描いていただいております。
お任せもいいと思いますが、少しこだわりたいので大枠は必ず抑えてもうらためカンプをつくります。
▼実際に作ったのがこれです。Quipという神ドキュメントツールを使用しております。
https://quip.com/l0g3ATKDqK5B/Vocaloid-Reprise-vol6
中身を見てもらうと分かりますが、自分は結構細かめに設定しています。お任せーというのも基準や納品方法もままならないことが多いので、ここで一気に説明しています。これのおかげで超円滑にやり取りが出来ている気がします。
ここでの、構図案イラスト案はまず自分の中でのデザインコンセプトを決めた上で決定しています。
ボカリプは前回も6月に雨模様(梅雨)のイラストを描いていただいたりと、ぼくが単に雨の少し儚い感じがエモくて好きなのでそれでいこう!となりました。主催イベントだとある程度自分が好きなように出来るので楽しいことも多いです!
そして、そのコンセプトから参考イラストや参考構図をPinterestから何時間か掛けて探します。Pinterestは引き出しが無限に出てくるので必ずといっていいほど毎回参照しています。
これらをまとめて、後は口頭でイラストレーターさんに「こんなイメージってだけだから、ちょっとこういうの抑えてもらって好きなように描いて!」などフランクにお渡ししています。
発注が完了し、すぐに絵が来ました。
か、かわいい・・・
しかも、要望全て抑えている・・・
これでお願いします!
2つ返事で修正も出さずにおkだしました。
イメージ通りのイラストが来た理由として、カンプにイラストイメージをテキストベース、画像ベースで伝えた上に、しっかりイラストレーターさんとコミュニケーションを取ってすり合わせたからこそだと思っています。(センスが良い人はこのように一瞬でイメージ通り仕上げてくれます。)
4.フライヤー制作の流れ その3
イラストが来たので、次はデザイン作業に入ります。
デザインって何しているか割と周知されていないのですが、目的を達成するための思考の枠組み、コンセプトの設計をします。
簡単にいいますと、情報の整理です。一概にもデザインという単語の意味合いが幅広いのでここでは、情報の整理としときます。
デザインの大枠を話すとかなり長くなるので、箇条書きでポイントをまとめます。
・ボカロイベントなので初音ミクオリジナルイラストを起用。
・定期イベントなので、季節感がでるようにする。
・梅雨なので、それに沿った可愛い感じのデザインに仕上げる。
3ポイントだけですが、ターゲット層へ向けて目が惹くデザイン、なんのイベントかわかるデザインへと仕上げようと思います。
他にも色々考えているんですが、忘れました。
では、デザインしていきます。
自分がよくやる手順
・記載情報を書き出す
・情報の優先順位付け
・参考フライヤー探し
・素材集めやルール決め
こんな感じで、まずはフライヤーの肝となる情報をしっかり整理します。
イベントですと、日時や場所、料金、出演者などこの情報は本当に必要なのか?などを吟味しながら優先順位も付けます。
ボカリプの場合、クラブ慣れした方が特にターゲット層ではないため場所や料金、日時は全て記載する方向性にしております。
今回はデザインのコンセプト上、少し優先順位を落としていますがちゃんと意図をもって記載する情報は決めているという感じです!
5.フライヤー制作の流れ その4
次に、参考のフライヤーなど探してきます。
経験豊富なデザイナーさんならそんなもん見なくても引き出し多いので、イメージなどがさらっと出ると思いますが、ぼくはまだへっぽこなのでいいデザインを探しにいきます。
いざ、Pinterestへ...
「雨 デザイン 可愛い」
なので、検索して良さそうなデザインから関連してどんどん探していきます。
https://www.pinterest.jp/pin/415879346839589232/
遊び心があってかわいい、、
https://www.pinterest.jp/pin/545639311101924358/
手書きフォントとか、パステルカラーめっちゃいい、、
こんな感じで、いくつかピックアップしいいとこ取りしちゃいます。
そして、出来上がったのがこちら↓
レイアウトは雑誌系を参考に並べて調整し、手書き風フォントとパステルカラーを採用しこんな感じなりました~
今回はかなりビジュアル重視で、見た目のインパクトを重視してみました。
WEBフライヤー想定ですと、画像と共にテキスト情報を記載できるので優先順位を落としました。
紙媒体として店頭に置く場合は、情報収集しやすいように裏面を設けて詳細を記載したりしています。
とにかく可愛いーと一瞬でも思っていただければ、デザインのやりがいを感じます、、
完成までの手順は以上になります。
デザインは基本的には全ての行為に意味を持たせて組み立てることが大切です。「見た目が良いから」という感覚ももちろん大切ですが、なんで良く見えるかも少し視野にいれるとさらに良いものが出来るかもしれません。
以上になります。
フライヤーを作るに至って考えること、実際に制作手順など紹介させていただきました。
今後デザインなどに挑戦される方は何か参考になれば幸いです!
noteを初めて書きましたが、次回以降細かいデザインのポイント紹介など出来たらなーとも思っています。また、何か要望がありましたらよろしくお願いします!
最後に告知失礼します!
名古屋のボーカロイドDJパーティー
Vocaloid Reprise vol.6
6/22(土) 13時START
@エンターテイメントスペースRELATION
2,500円(1D付き) 各種割引あり
↓詳細はこちら
https://t.co/EyAZbhtqau
今回素敵なイラストを描いてくださったイラストレーター
りのぴー
https://twitter.com/RINOP_com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?