漫才【12月寒いがな】

漫才 【12月寒いがな】


B「僕らね、僕がボケで」


A「僕がツッコミです」


B「普段やらせてもらってるんですけども、前から思ってたんやけど、多分俺のほうがツッコミうまいんちゃうかなと思って」


A「あら、そんなことないですよ。そりゃ、僕がずっとやってきてますからね」


B「いやいや、俺は正直自信あるから、今日はちょっとボケとツッコミ、逆にしてやってみよ」


A「わかった。ほな、俺がボケたらええねんな?」


B「うん。ただ!!!!このネタは、よくあるような、結局変なツッコミ方をして、『いや、全然できてない〜』とか『つっこむとこズレてる〜!』などとお前に結局つっこませて、笑いをとろうとするような、よくあるネタではないからな!!!」


A「大丈夫?そんなにハードルあげて」


B「だから、お前も『ホンマにちゃんとできてるんかい!』とか『ツッコミ普通にうまかったんかい!』とか」


A「そんなんもなしやな?」


B「『ツッコミうますぎて、リスペクトしてまうわ!』とか」


A「言わへんから!」


B「そんなんも、ナシ!」


A「わかった」


B「ほんで、お前は一個ボケただけで、俺が色んな角度からツッコミで笑いとってくれるから、楽やぞ」


A「わかったから!はいどーもー、いやぁ、毎年思うんですけど、夏は暑いですよね」


B「ほんまに、そうですよね」


A「七月、八月こんなに暑いんやったら、12月どれだけ暑くなるんやろって思いますよね」


B「…(リンダリンダの替え歌)12月〜、寒いがな〜。12月寒いがな〜♫12月寒いがな〜♫

12月寒いがな〜♫

とんでもないことをしてくれたなあ〜♫
取り返しのつかないことをしてくれたなぁ〜♫
お前は人間の皮を被った悪魔だ〜♫
貴様の体に流れている血の色は何色だぁ〜♫


ちゃんとせーよ!ごめんなさいね、変な奴連れてきて(客席に)」


A「……えー、今日はキレイな女性のお客さん多いですねぇ。こちらの席からべっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばして、べっぴんさん」


B「(リンダリンダの替え歌で)ひとつ前のボケやけど〜♫12月寒いがな〜♫12月寒いがな〜♫12月寒いがな〜♫
二度と言うなーっ♫
日本の四季を馬鹿にするなーっ♫謝罪した後、介護施設でしばらく働け〜♫

ごめんなさいね。変な奴、連れてきて(客席に)」


A「……こないだ、激辛カレーの店に行きましてね、一番辛いやつの横に【救急車呼ぶレベル】とかメニュー表に書いてあるから、それを頼もうと思った瞬間、店の外からピーポーピーポー…」

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