見出し画像

【HALCC 活動成果報告会】

津別訪問2022年12月 活動成果報告会
〜高校生が考える津別町の未来とHALCCが提案するクマヤキを起点とした
津別町〜

こんにちは☀️
北海道大学公共政策大学院公認団体、HALCCです。

私たちは定期的に北海道津別町を訪問し、
津別町役場の方や津別町民、津別高校の学生との交流を通じて
「学生目線での地方創生」をテーマに日々活動しています。

本記事では、先日行われた活動成果報告会とそれに向けた準備の様子に
ついてご報告させていただきます。

▲当日の会場となった津別町中央公民館と準備の様子


『高大連携事業』津別高校生の発表に向けて

今回も片道約5時間の旅路の末、最初に向かったのは津別高校。
翌日の最終成果報告会に向けて、高校生の発表の準備をお手伝いさせて
いただきました。

津別高校では独自の取り組みとして、津別町の歴史や津別町の産業について学ぶ、「津別学」を実施しています。
HALCCの最終成果報告会では、1年間の学びの集大成として津別町の
「まち・ひと・しごと総合戦略」に基づき、高校生が考える津別町の未来について津別町役場をはじめ、町民の皆様に提言をします。
前日のリハーサルでは、高校生が考えた提言の内容や当日使用するスライドを最終確認、最終調整を行いました。
HALCCメンバーも驚かされるほど、高校生とは思えないクオリティの高い
発表資料や提言内容の数々。高校生はHALCCメンバーが去った後も、
遅くまで調整を重ねていたようです。

『HALCC令和4年度活動成果報告会』開会


2022年12月10日(土)午後。津別町中央公民館にて、HALCC令和4年度活動報告会が開催されました。
発表者が緊張した面持ちで準備を進める中、津別町長の佐藤様、津別高校校長の高倉様、
そして北海道大学公共政策大学院から山本教授をご来賓として迎え、約80人の町民の皆様が見守る中、活動成果報告会は始まりました。
2022年度の活動報告をはじめ、政策提言や津別高校生の発表が行われました。

『HALCCが考える、クマヤキを起点とした津別町の未来』


HALCCでは毎年、津別訪問を通じて感じた課題の解決に向けて、津別町に
対する政策提言を行なっています。
今年フォーカスしたのは、津別町の特産品クマヤキ。年間売上高2,000万円を誇るクマヤキが抱える課題、「人手不足」を解決する策を提言しました。
その名も「クマヤキ免許証プロジェクト」!クマヤキの焼き手を育成する
プログラムをつくり、ただ食べる特産品から体験する特産品へと変える。
体験者コミュニティを醸成し、長期的な津別町の関係人口(協力人)を生み出す提言です。

具体的にはまず、育成プログラムを経験した津別町訪問者に向けて、焼き手の免許証を発行します。次に免許証保持者にはクマヤキの焼き手として、津別町のPRや町外出店時の手伝い、クマヤキを核としたイベントの開催などを担ってもらいます。

結果として、津別町の関係人口(協力人)としてクマヤキのプロモーションのみならず、津別町のプロモーションも担う仕組みです。
最初の足がかりとして、HALCCメンバーがこの体験プログラムを体験、
北海道大学の学祭「北大祭」で実際にクマヤキを出店することも提案
しました。

▲クマヤキ焼き手育成プロジェクトの提案資料


『高大連携事業』津別高校生が考える津別町の未来


HALCCの発表の次は、いよいよ津別高校生の政策提言です。
まち班、ひと班、しごと班からそれぞれ、集大成として発表がされました。
まち班からはまず、津別町の特産品である津別和牛を使った商品開発と
それに伴う新店舗の展開、若者視点で見た津別町の魅力をSNS等で発信する、ペットと住みやすい津別町のインフラ整備について発表されました。
安心快適で、利便性の高い豊かな生活環境を目指し、「住みやすい」
「新たに住みたい」まちとは何か。その実現のための取り組みとして、
津別町の特産品を活かした施策、若者に向けた広報活動、新たなニーズへの対応について核をついた発表でした。

次のひと班からは、既存の施設をリノベーションして映えスポットを
つくり、人口増加を目指す、津別町の基幹産業である林業を生かした交流
スペースの創造、SNSを通じた津別町に対するイメージ改革について発表がされました。津別町が抱える人口減の課題に対し、津別町の広報活動や
特産品を活用した新たなまちのランドマークづくりなどの提言がされ、
佐藤町長からも前向きなコメントをいただきました。

最後にしごと班からは、津別町の一次産業と短期就労者を結ぶプラット
フォーム創造、移住ツアーの実施、引きこもりの人が働きやすい津別町の
実現に向けた取り組み、働き方改革を進め、移住希望者を増やすなどの提言がされました。現在津別町が抱える、農業人口の減少や現代特有の引きこもりの課題、働き方改革に対して、津別町の既存の資源を活用した施策の数々は、私たちHALCCメンバーも納得の革新的な案でした。
 
当日諸事情により残念ながら欠席となってしまった学生もいましたが、
津別高校2年生11人全員が最後まで根気強く津別町の未来について考え、
オリジナリティに溢れた提言をしました。前日のリハーサルからは想像
できない、堂々と発表だったと思います!
津別高校の皆さん、本当にお疲れ様でした。

▲津別高校生の発表の様子


活動報告会を終えて


約1年間高大連携事業を通じて、津別高校の皆さんとご一緒できて、大変勉強になりました。高校生ながらも、津別町に対する思いは人一倍で、津別町が将来より良い方向に向かうためにどうしたらいいのかを具現化・発表する姿には感銘を受けました。
そして今年度の活動では計7回の津別訪問をさせていただき、高大連携事業のみならず農家の方をはじめとした津別町民の皆様ともたくさんお会い
することができました。
津別町のお祭りに参加させていただいたり、農家を巡らせていただいたりと、とても貴重な経験でした。


次年度に向けて


以上の活動成果報告を終え、2022年度体制のHALCCは無事活動を終了することができました。
今年度HALCCの活動にご賛同いただきご協力いただいた全ての皆様に、
心より感謝申し上げます。次年度もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

当日の様子はこちらからご覧いただけます👇
https://youtu.be/oVw129npjJI


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?