8/31

まず、ぼくには音楽の知識がない。
だから、そういう話は出来ない。
思いつくまま何も考えずにこれまでを振り返ってみた。



前の現場を他界して色々な場所に顔出しては全く心に響かなかった時に、元BiSのコショージメグミが新しいグループを始めるって記事を見た。

BiS嫌いだったから、どうでも良くて閉じたんだけど心のどこかでその記事が引っかかってて、結局何日か経ってから検索してた。

それから、とにかくホームページを見続けてた気がする。
でも更新もされないし、曲聴けないし、コショージ以外、名前覚えられないし(たぶん覚える気なかった)動画も一瞬、上がって、もう一度見ようとすると消されてるし。
ライブ見てみたかったけど他の地下現場って、慣れてなくて。他の知らないアイドル興味ないし20分くらいのために2000~3000円とか試しにしては考える価格。
とにかくブクガに関しての知識がほぼ無かった。
こんな状態なのにホームページだけを見ることがルーティーンになってた。そこにはなにもないのに。
シンプルなデザインと無機質に近い写真、サクライさんのセンスに無自覚に沈み始めてたんだなあ、いま思えば。

動かないページを見続けたある日に動きがあった。ライブ会場限定でシングルを二枚出す告知。
なんとしても欲しくて、セミナーの帰りにスーツで初めて会場行ってシングルだけ買った。
ライブは時間わからなかったから見れなかった。

初めて曲を聴いて、やっとブクガがどういうものなのかやんわりわかった。変拍子とかよくわからないし言葉が合ってるのかわからないけど、リズムのズレみたいなのがめっちゃ気持ち良かった。
そのあと流通盤としてアルバムが出て、やっとメンバーの名前が一致。一人いなくなってて、一人増えてた。
ポエトリーを初めて聴いて、意味を模索したくて聴き続けたけど今でもよくわかってないかもしれない。

ここまで来て、やっとMaison book girlが自分の中で形になる。

ワンマンのチケットは販売開始後くらいに買ったと思う。余裕だし番号が早いしどうしたもんか。
チェキのシステムもわからないから公式ツイッター掘ったり『ブクガ 物販』で検索してみたりした。
あんまり意味なかったけどね。地下現場はシステムが特殊って今でも思う。

ワンマンの話をしてしまうとそれだけで長くなるから簡潔にします。
とにかく初めて見た生のブクガのライブに全ての感覚を持って行かれたんだ。
どんどん沈んでいく自分がわかったし白リウムも振ったなぁ。
あれ結局、誰にもらったんだろう、顔覚えてないけど多分、いま仲良くしてる人の中にいるんだよね。面白いね。(*)
あとは「変拍子の曲で湧いてるのすげー」って驚いた。
いまでもbotがRTするやつに同じ感想持ってる人いて共感しちゃう。

一番の違いは帰り道で次の現場を調べながら帰ったこと。
今までどこの現場行っても二回目が無かったのに無意識に次のブクガを求めてた。
それが横浜だったんだよね。家から近いし丁度良かったのも大きかったです。
ワンマンで満員だったのに全然人居なくて驚いた。平日とはいえ。

それから多分、都内の現場はほぼ通いつめた。
少しずつ知り合いも増えてきて尚更、楽しい。

だけど、やっぱり「慣れ」が来てしまった。
同じようなセトリと同じような持ち時間が続く。新曲もない。
何か起点になるようなイベントにも出ないし、都内の小さいライブばかりが続く。
メンバーからも「何になりたいのか、したいのか」が伝わってこない。
少なくともぼくにはわからなかったんです。
その中で「blue light」の発表は助かった。やっと新曲が来たし、色々な意味で病的に好きだった。

また途中で曲間を繋ぐ組み方になってきて、一味変わる。
これが野音に続くためのものだったのかと思うし、ノンストップはとてもかっこよかった。ライブ終盤については何も言えない。

これ以降、また少し僕の中でブクガのイメージが良い方向に変わっていく。この後については、記憶も鮮明だしまたいつか忘れそうな頃に記述しようと思う。


ここからは8/30の話。

『11/6 2ndワンマン』
『11/30 メジャーデビューシングル発売』

月見ル君想フにて発表された「超重大発表」
音楽活動に関して無知だけど昔ほどメジャーフィールドは重要視されてはいないと思う。
認められれば好きなフィールドでお金を稼ぐことが出来る時代だし、そこには外部の介入がない。
反面、認められなければ生きられないし、ただの自称アーティスト。
メジャーデビューって聞いても嬉しいのかどうかよくわからない。
常に結果を求められるし、結果しか見られない上に目だけは厳しくなるし。
サクライさんはメジャーとか考えていないと思ってた。マイナスな意味ではなく無理に行く必要がないという意味で。
横ばいになっている感は否めないけど、ブクガは独自フィールドで着実に大きくなると思っていたから。

でも、ブクガはメジャーデビューする。
実際に発表を目の当たりにすると嬉しかった。何も言えなかった。
だってさ、ブクガがメジャーデビューだよ?メジャーデビュー。
すごくない?すごいよ。ぼくがこれだけ昂るんだから結成から見てた人どんな気持ちなの?すごいなぁ。

地下現場って本当に狭い世界とルールで出来ていて、しかも暗黙ルール多いし、基本的には説明してくれる人なんていないし。
自ら勇気をだして尋ねるか、現場に足を運んで見るしかない。
システムがわからないし、ライブハウスもオタクも怖いしって人もたくさんいるから、
そういう人たちに向けてワンマンやリリイベを行ってきたわけだけど、それが今後はもっと増えるし、大きいイベントにも出られる。

ワンマンの時に感じたけれど、VJを駆使したり世界観を会場全体に広げて音を届けられるグループだと確信してる。
早くそんなライブを沢山見たい。会場全体でブクガを楽しめるライブが見たいと思った。

偶然、コショージの記事を見つけて良かった。
面倒がらずに検索して良かった。
なにもないホームページを見続けて良かった。
そのどれもが正解だった。

コショージのメジャーデビューに関してのコメント、最高だよ。素晴らしい。
こういうところが好きなんだ。いつもあんな子供みたいに笑ってるのに。

あの四人が大きい場所へと走り出したことが、とにかく嬉しい。
サクライさんの音楽は、なにかに苦しんでいる人に届く音楽だと思う。
もっとそういう人たちを救ってあげてほしい。



(*)…今でも仲良くしてくれてる人だし、むしろぼくの交友関係を広げてくれた人たちでした。ありがとう。

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