昔なかったもの、今あるもの
新しく環境を変えると、今までの場所にいた時には感じない「これでよかったのだろうか」という気持ちが強く表れる。
決して戻りたいわけではない。あのおだやかな日々を懐かしく思うことはあるけれど、新しい場所に飛び込まなかった方が良かったのではないか?という後悔はない。ゼロ。
それでもね、思う。
ここではなく、違う場所を選んでいたらどうなっていただろう?楽しそうだなあ、自由でいいなあ。隣の芝は青く見えるというのはこのことか。私はいつまで、そう思いながら生きていくんだろうなんて、センチメンタルになったりもする。
最近、外ばかりに目を移してしまう時は「昔なかったもの、今あるもの」を考えるようにしている。
ここにいるからこそ叶えられたこと、会えた人、知ったこと。
知らない人たちが楽しそうに働く姿に、不安を覚えてしまうことはある。人生をかけて戦っている友人を見て、比べてしまうこともある。100%の自信で人生を駆け抜けたいけれど、たぶんきっと、これからもそんな風に「いいなあ」って思ってしまうんだろうな。
外からじゃ、本当の良さは分からないのにね。
違うと確信したら、変わればいい。新しい場所に出会ったら飛び込めばいい。ひとつの場所に留まる必要もなく、時間と体力の許す限り今やりたいことを思いっきりやる。
2018年の終わりから、私の居場所は2つに増え、こう思えるようになった。何というか、この地球上に、仕事って沢山あるんだよね。
今年は、自分の時間を大切にする。
大切な人たちも大切にする。
29歳までのあと2年、この2年が30歳の私をつくる。
がんばるぞ。
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