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価値観が合わない会社は辞めるべきか?

ども、其田(@haletoke : 取材された記事はこちら)です。質問箱(https://peing.net/ja/haletoke)からご質問をいただきましたので回答していきます。

僕も同じような経験があるので気持ちがよくわかります。分けて4つ選択肢があります。順番に解説していきますね。

1.相手の価値観や会社の方向性を変える

これは一番難しいです。基本的に相手の価値観や会社の方向性を変えるのは費用対効果が低いと考えています。膨大な時間と精神力が必要なわりに、それに対するリターンがあるかというと正直微妙。なので、試してみる価値はありますが、あまりおすすめしません。

2.転職して自分にあったWeddingの会社を探す

転職して自分の思う働き方ができるのであれば転職するべきだと思います。一方で、そもそも「ふたりに一歩踏み込んだパーソナルな写真」を撮ってほしい人がどれだけいるか(ビジネスとして成り立つほど多くいるのか)マーケットリサーチをしておいたほうがよいです(そういった人はいても少数な気がします。一方で同じことを考えているカメラマンはわりといます。ということは、よっぽど写真がうまくてマーケティング力を磨かないと、レッドオーシャンで生き残れません)。それから「なぜ価値観の違う会社に入ってしまったのか?」の原因と対策も考えておいたほうがよいですよ。詳しくは後述します。

3.独立して自分の好きなように撮る

自分でマーケティングやセールスを泥臭くやる気力と体力があるのであれば独立も視野に入れてもOKです。ただし不安定ですし、仕事を自分で作らないといけないので大変です。不安定さを全部ひっくるめて楽しめるのであれば独立しても幸福度の高い人生を送れると思います。

4.兼業・複業して自分の好きなように撮る

嫌いではない仕事で収入を得ながらも、兼業や複業で自分の好きなように撮る生き方ですね。実体験としては金銭的・精神的バランスはこれが一番よいです。ただし、多忙になりがちなので時間や仕事の管理、体調やメンタルケアなどしっかり行う必要性があります。

まず、あなたがやるべきこと

つづいて転職や独立を考える前にやるべきことを2つ記載します。

①そもそも価値観の合わない会社になぜ入ってしまったのか考える

そもそも価値観の合わない会社に入ってしまった理由や原因を考えて紙に書きだしてみましょう(原因が自分にあるのか?相手にあるのか?)。それを解消していかないと転職しても同じ失敗を繰り返しちゃいます。

②そもそも二人に一歩踏み込んだウェディング写真撮影にニーズとマーケット規模があるのかを考える

そもそもそういう写真を求める人がどのくらいいるのか?どれくらいの単価で受けられるのか?ニーズ・マーケット規模・競合など調べてみましょう。例えば独創的なウェディングを手掛けるウェディング企画会社にはどんなところがあるのか?そこで撮影している人はどんな人でどれくらいの単価なのか?そこに入る余地はあるのか?みたいなところですね。

ウェディングカメラマンの出田さんとかモデルケースな気がします。

http://e-detafactory.com/

で、結局どうするのがいいの?

答えは自分の中にしかないのであくまで助言の域を出ないのですが、どうしても今の会社が嫌で、かつ、6カ月生きていける貯金があるのであれば(100万円くらい)、一度辞めて転職、あるいはフリーランスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?貯金がないときにいきなり環境を変えて独立すると精神的につらいので、まず最低限貯金してください(どうしようもなく追い詰められている場合はなるはやで辞めて、固定費の安い実家に帰るかシェアハウスに引っ越すのがおすすめです)。

ちなみに其田は貯金もないのに「3.独立して自分の好きなように撮る」を一度失敗して体を壊し実家に逃げ帰ったのちに「価値観や方向性が合わない会社」に入りつつ「1.相手の価値観や会社の方向性を変える」べく粘り強く交渉して副業許可をもらいました。その後、インバウンド領域の撮影でマーケットニーズを感じ「4.兼業・複業して自分の好きなように撮る」をしています。結果的に「会社を利用して最大限自由な働き方をしながら複業・兼業をするのが最強」だと考えているので、転職や独立するにしてもそういった働き方ができないか模索しながら働いてみるとよいですよ。

追記①:よきパートナーやメンターを見つける

話は変わりますが、よきパートナーやメンターはいますか?其田の場合はフリーランスのプランナーさんや、フォトグラファー、イベンター仲間から撮影の依頼を受ける場合があります。僕の人柄や作風をよく知ってる人がパートナーやメンターになってくれると自分の本当にしたい仕事が多くまわってくるので心強いですね。「同じ志を持った仲間と緩やかにつながり、プロジェクトベースで仕事をする」これが幸福度の高い働き方だと考えます。

追記②:具体的な撮影事例

実際に依頼を受けて撮影した作例と経緯も載せておきます。僕の場合はCandid(ありのまま)な写真が得意です。クライアントも欧米(Candid派):アジア(ポーズ作り込み派)で9:1くらいの印象です。

オランダ人カップル(フリーランスのプランナーさんから紹介)

キャンピングカーを借りて1か月くらい日本をまわりながらハネムーンをするというカップルの撮影をしました。日本を旅するようにローカルな風景とともに撮影してほしいというニーズにお応えしました。場所は京都府の舞鶴と丹後半島(伊根町)です。

シンガポール人カップル(Instagram経由で直接)

プロポーズ写真の需要もかなりあります。桜の開花予測をしつつ、天気に応じてベストなロケーションをおすすめしてほしいというニーズにお応えしました。

日本人カップル(イベント撮影を経由して直接)

型にはまった写真ではなく、フェスっぽく撮りたいというニーズにお応えしました。

ご質問があればなんでもお気軽にご連絡ください。

質問箱(https://peing.net/ja/haletoke)

それではきょうはこのへんで。

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