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店長を敬えぬ未来学者に未来なし(The Futurologist 2/18/2019)

「馬鹿にするもん絶対」。「テック系」の私がそうでない女性にお父様の職業を聞いた際に返ってきた前置きに、今も心が痛む。たしかに未来的な事は好きだし、非効率やドグマ、人生の1/3を費やす仕事の文句ばかり言う人は嫌いだ。しかし、真摯に未来について考える人は、現在の社会及び商業基盤がどれだけ複雑で、きめ細やかで人間味に溢れたサービスの上に成り立ってるかを理解している。また、今この瞬間に商いを成立させることが、将来の大きな不確実性を夢に加工して売ることと同等ないしそれ以上に難しいことを理解してる。だから私は、スーパーの店長を尊敬する。今日も無事にご飯にありつけることを、あなたのお父様に心から感謝する。

The Futurologistは、数十年後を見据えるアントレプレナーや科学者に届けるマガジンです。未来を予測する学問「未来学(futurology)」、グローバル課題、未来技術に関する最新情報をサクッと提供します。だって世界は、貴方の未来設計にかかってるから。


筆者について

空飛ぶ車や培養肉事業を前線で率いてました。今は独立して企業のオープンイノベーションや新規事業開発支援、データ解析のご依頼を承っております。

頂いたお金は異端な科学者とのシチズンサイエンス(市民科学)プロジェクトに活用します 。 主に未来学、科学、スタートアップ、イノベーション等について呟きます。

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