見出し画像

暇つぶしのすヽめ

暇である。

ものすごく暇である。


理由は明確だ。
最近ホテルのバイトに嫌気がさして出勤していない。ある予定といえばライブスタッフ業と人とご飯に行く用事くらいだ。しかし、その予定も不定期なので、大半の日が何もないことになる。
暇ならば好きな映画を観に行ったり、同期のライブを観に行ったり、ライブスタッフのしすぎで「弱めのダメージ加工?」と聞かれるほどほつれがひどくなった黒パンツの買い替えに行ったりすればいいだろう。予定は作るものだ。
だが私には金がない。当たり前だ、稼ぎ口をひとつ蹴っている。無駄遣いしていると、ようやく人と遊びに行く予定ができたとき、金欠という完全自己責任のせいで苦しい思いをするだろう。そんなことが起こらぬよう、そのときのためにお金はとっておきたい。

では家の中で何をするか?
保有する漫画や文庫本や雑誌は何度読み返したかわからない。ブラック・ジャックはもはや手塚先生より読んでると思う。
実家から持ってきたお笑い関係のDVDも観すぎて、棚から出してパッケージを見るだけで全編脳内再生され、すぐに棚に戻すの繰り返し。
YouTubeも結局決まったものばかり観ている。好きな漫才やコント、お気に入りの音楽、色褪せない感動はあるが、毎日見ているといつか学生時代からずっと読み続けて飽きを感じてしまった漫画と同じ立ち位置になってしまいそうで、最近は控えている。かと言って新しく観たいものはそんなにない。受動的なエンターテインメントも、結構エネルギー使うんだよね……。

このnoteでは、一般的な娯楽に飽きた私が最近楽しんでいる暇つぶしをご紹介したいと思う。どれも昼寝よりは時間を無駄にした罪悪感を感じないものばかりなのでどうぞお楽しみに。
ちなみに暇を利用して家の掃除をするほど私はできた人間ではない。掃除は、来るべきその時が来たら、する。生活する上での限界がきたその時、する。

1.ぼくがかんがえたさいきょうのいえ
『自宅の周りにこれがあったらな〜!』と理想の街を作る遊びがSNSでも流行っていた。もともと妄想癖があるので、この手の遊びは大好きである。それに住む家の条件もプラスして、より理想的な生活を妄想するというものだ。私の理想の家の条件は
・駅から徒歩5分圏内
・お洒落なインテリアで飾られた広いリビング
・便利かつ洗練されたキッチン
・ヒノキの木で作られた浴槽のあるバスルーム
・バストイレ別
・大好きな本が詰まったデカい本棚とふかふかの大きなベッドの置ける広いベッドルーム
・徒歩3分圏内にコンビニ・スーパー、10分圏内に本屋・服屋・茶漬屋・映画館・劇場がある
現実的にこれができるのは、新宿のルミネ2の中にある無印良品の中に住んだ場合のみだろう。それも、ゴリゴリにレイアウトを変えて。
そんなことを妄想しては『これが現実なら最高だ』とニヤニヤする。ただし、もちろんこれは現実ではないため、最後に必ず悲しくなるので注意。一番ハードルの低い『バストイレ別』でさえ叶っておらず、毎回ため息が出る。

2.究極の出汁作り(ハイパー低予算ver)
朝・昼・晩3食茶漬けを食べるものとして、いつか究極の出汁茶漬けを食べたいと思い馳せるものだ。美味しい出汁自体ができれば、茶漬けの次によく食べるうどんの出汁などにも応用できるし。そこで、自宅にあるものを使い、完全に感覚で『これをこれくらい入れたら美味しそう』と実験をするという暇つぶし。非常に生産的で良い時間の使い方である。
ただし、再三申し上げるが私には金がない。良い出汁の素やカツオやあごの出汁パックなどをブレンドして作るのが、究極の出汁作りの上で必要になってくるだろう。しかし、それらを買い揃えられないのだ。
だから私は調味料のみで究極出汁を産み出そうとしている。味は大体ほんだしと醤油の量やバランスで決まるが、そこに何を合わせたらより美味しいかを研究しているのだ。最近、塩をみりんをほんの少し入れると美味しいという結果にたどり着いた。

でも結局、これに限るんだろうな。

3.なんでもいいから書く
暇な時間はとにかくPCに向かって書く、書く、書く。思いつきのエッセイでも、何かのネタになるかもしれない妄想の端っこでも、なんでもいいから手を動かす。それが私にできた時間を一番有効にする。この書く習慣で力がついて、いつか身を結ぶように。

だから今日、このnoteを更新したのである。
だって、暇なんだもの。

物書き志願者です! 貴方のサポートが自信と希望につながります!