トラウマスイッチ

8月30日
昨夜から家のWi-Fiの調子が悪い。

ギガの限度があるわけでもないので、月末だからというわけでもないだろう。じゃあ外の雨のせいか……?いやいや、今まで天気くらいで悪くなることなんてなかったぞ。
とにかく、こうも使えないとフラストレーションが溜まる。何が一番腹立つって、何度か再起動かけてちゃんとオンライン状態になったのに繋がらないところだ。スマホの方でもばっちりWi-Fi繋がってるマーク出てるのに!Twitterすら開けないじゃない!嘘つき!

仕方がない。明日ライブスタッフの仕事に行く前に、少し早めに起きてカスタマーセンターに聞いてみることにしよう。
無事に解決してくれるといいなぁ……。

バイトの方は雨天の割に好調で、定時までしっかり働くことができた。とてもえらい。
ただ、業務中スタッフ業の先輩からの連絡が来てから、心はあまり穏やかではなかった。お仕事の依頼をいただけるのは大変嬉しい。しかし、今回いただいたお話は『AD業務』だった。

今は問題なく生きているが、それでも一度ADをうつ病で辞めた身。時間が経ったしもう大丈夫、なんてことひとつもない。今でも街頭インタビューをしている姿を見るとビクッとするし、デジは少し怖い。そんな状態でデジだらけのスタジオやモニターがずらりと並んだMA室に行くことを思うと、脈が不規則に早くなっていく気がする。やばい、最悪現場でぶっ倒れるまであるなこれ。
そうなってくると、これは私だけの問題でもなくなるかもしれない。こうなることが予測されていたならここに来ちゃダメだし、もちろん誘ってもいけない。声をかけてくれた先輩にも、現場に居合わせた人たちにもきっと迷惑がかかる。
自意識過剰になりながらも、私はそんな恐怖心を抱いた。

11月にネット番組を手伝ったときにはロケだったから逃げ場があるように思えた。仕事も同行するだけでよかったし。MA室も早く帰してくれたし、きっと私の過去のトラウマを掘り返さないよう、たくさん甘やかされていたからできたのだろう。
知らない人たちが集まる知らないテレビの現場は、怖すぎる。
そんな胸の内を正直に伝えると、先輩は理解をしてくれたようだった。

少し心が沈んでしまったので、好きなお菓子を食べながら放送されている『天空の城ラピュタ』を観た。

幸せな金曜の夜を自分で作り上げることに成功した!

明日からは気持ち切り替えて頑張ろう。

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