いつまでたっても

7月13日
朝っぱらから頭部のMRIを撮りに日本橋まで行った。

先日行った神経内科の紹介なので遠いのは仕方ないとする。しかし、朝早すぎやしないか?土曜なのに6時に起きたわ。
どうにもならないことをぐちぐち言いながら病院へ向かい、検査着に着替えて仰々しい機械のある部屋へ通される。MRI自体は3回目なので別に怖くはないのだが、毎回あの爆音の機械音にビビってしまう。ヘッドフォンでは知らないクラシックが流れているのに、それもまったく役に立たない音量。動くと綺麗に撮れないので、私は睡魔を呼び起こし、撮影の30分間眠ることで強行突破した。

検査結果は後日神経内科の方で聞かされるらしいので、さっさと病院を出る。医療費バカ高かったな……。あの額のこと考えたら病気も治る気がする。と、言ってるそばから左半身が重くなった。

午後には地元にいた。
「帰ってこないの?」
と母からの催促もあり、暇だし日帰りで帰ろうかと実家へ向かうことにしたのだ。2ヶ月ぶりの帰省。たかが2ヶ月帰らないくらい……と私は思うのだが、両親たちはどうも違うようである。わざわざケーキを用意していたり、夕食を私の意向に合わせてくれたり、ずっと私に話しかけてきたり、「雨すごいから泊まって行ったら?」と宿泊を勧めたり、とにかく構いたいようである。
私も私でほいほいこの甘やかしをすべて受け入れているわけだが……

いやどこが日帰りだよ。
結局泊まるんかい。
明日朝、今の自宅に帰って荷物取り替えて現場に行こうそうしよう。今夜はとびきり甘えて、敷いてもらった布団にくるまることにする。

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