出戻り万歳

6月10日
今日は夜からライブの撮影をしに行った。

渋谷にある劇場。
新宿のライブハウスの出入り率が高いので、渋谷は何となくアウェーを感じてしまう。今日もずっと先輩作家の後ろをテケテケついてまわり、そうでないときは壁の隅に体をねじ込み気配を殺した。

劇場では、養成所時代に大変お世話になった社員さんに偶然お会いした。
私の卒業後の行く末を制作会社に就職したところまでしか知らない彼女は、劇場に私がいることに非常に驚いた様子だった。今ここにいるまでの事の顛末を伝えると、
「じゃあこれからまた会う機会増えるかもね。よろしくね」
と笑ってくれた。

ライブの撮影自体は大変なものではなかった。むしろ、非常に有意義なライブを観させていただきながらスタッフをさせていただけた!という感動が大きい。

心から、またこの世界に戻ってこれて良かったと思えた日だった。

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