見出し画像

踊れや騒げや

9月14日
朝11時、川崎。
今日からの2日間、生まれて初めて音楽フェスというものを体験する。

音楽は好きなほうだ。
お笑いライブに携わっている以上、客入れや出囃子など音楽に触れ合う機会が多く、そこで「あ、この曲好き!」と新しい音楽と出会うことも多い。しかし、だからといって詳しいわけではないのだ。
その点、フェスは1日にたくさんのアーティストがパフォーマンスをする祭り。お笑いでいうところの『寄席』の感覚だと、フェスに誘ってくれたフェス常連の友人はいう。
「しかもフェスでやる曲はそのバンドの『間違いない曲』だから絶対楽しいのよ」
それって最高すぎない???ワクワクと少しの不安を胸に、私たちはBAYCAMPにやってきた。

彼女のオススメのバンドを一緒に見て『フェスのノリ方講座』を学ぶ。好きなように踊る。テンションが上がったらモッシュに参加。
それを経て、自分も大好きなバンドのライブに参加したが、元来の『人に触れるの苦手病』のせいで、モッシュやサークルには参加できなかった。しかし、その姿を見ているだけで気分は盛り上がったし、やはり『間違いない曲』ばかり披露してくれたので文句なしの満点だった。

それだけではない。
高校生の頃ずっと聴いていた9mm、我々20代が細胞レベルで大好きだったORANGE RANGEといった、青春たちが大好きな曲の数々を披露してくれたのだ。自然とテンションが上がり、自然と声を上げて拳を突き上げる自分がいた。根暗の権化をこんなにも笑顔にさせる、月並みな言葉だが、音楽の力は本当にすごいのだなとつくづく思った。
ちなみに、9mmの懐かしい名曲に完全に心を奪われた友人は、魚雷のごとく最前列の方へ走っていった。比喩ではなく、あの時の彼女は時速400kmは出ていたと思う。

最高の体験ができた!

明日はオールナイト。さらにたくさんの音楽と出会えることだろう。

物書き志願者です! 貴方のサポートが自信と希望につながります!