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わたしのホームグラウンド

12月27日
布団から起きた瞬間から、私の胸は高鳴っていた。

今日は高校の時の部活の同期たちとの同窓会をする日なのだ。しかも、その前に同期のうちの1人と横浜で遊ぶ約束をしている。近年稀に見る最高の1日のプラン。ワクワクが止まらない。

ケツが溶けるくらい電車に乗り続け、横浜は関内に到着した。
まずは昼食を横浜中華街で食べるのだ!夜もたくさん食べるので、昼食は軽く……とは思いつつ、ランチメニューの魅力的なコスパに負け、結局定食を食べた。牛あんかけ丼とワンタンスープ、小籠包、ザーサイ、デザートの杏仁豆腐が付いて¥880!しかもおいしい!すばらしい!

食後に中華街の雑貨屋を巡ったりした後、忘年会を行う横浜へ向かうことにした。
それにしても今日はいい天気だ。
「ね、散歩しながら横浜行こうよ!」と私が言うと、彼女も提案に乗ってくれた。
「歩けば昼ごはん0キロカロリーだもんね!」

彼女とは高校・大学と一緒で、他の同期の中でも特に長い付き合いになる。横浜へ向かう道中でとめどない話をしたり、お互いの誕生日が近かったのでプレゼントを交換したり。
「お互い年取ったねぇ」なんて笑いながら、でもこんなに長く一緒にいれて、その分たくさん思い出や話したいことが増えていくのなら年を重ねるのも悪くないなぁ、なんて思ったりした。

待ち合わせまでの余った時間をオシャレカフェで潰し、19時すぎに他の同期たちと合流した。
個人的に会って遊んだりはしていたが、部員12人中10人も集まれるのは、年末の忘年会くらいである。久々の再会にはしゃぎ、そして話が止まらない。仕事の話、恋愛の話(一部、恒例となりつつある虚偽の交際発表や既成事実婚約発表も含む)、その他積もる話をワイワイガヤガヤ。
その中でも『ADになって、鬱になって、会社を辞めて、文筆家になろうとしている』という割とイレギュラーな人生を送っている私だったが、皆心配しつつも気さくに話してくれる。
青臭い夢を語っても笑わず、それどころか「note見てるよ!」「本出せるようにがんばって!」と嬉しい言葉までかけてくれた。なので今、読んでくれてることを見越して書いてます。照れるけど、やはり読んでくれるのはとても嬉しいです!ありがとう!本当にありがとう!!

楽しい時間はあっという間に過ぎ、駅前で一本締めをして解散した。
高校を卒業してから早4年、会う頻度こそ減ったが、再会すれば良い意味で変わらないみんながいる。それが本当に嬉しくて、これから先もずっと大切にしたくてたまらない。
「また来年もよろしくね」、心からそう思って皆に手を振った。

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