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世界のアニメがここにいる!

皆さんは『カートゥーン・ネットワーク』をご存知だろうか?
ご存知ない方に軽くご説明。

カートゥーン ネットワーク(CARTOON NETWORK)とは、アメリカを本拠地に世界展開を行っているアニメ専門チャンネルである。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

まあ、ざっくり言えば海外アニメをガンガン流すチャンネルだ。たまに国産アニメもやってるけど。
詳しいことは公式ホームページを見てくれ。

私の実家はケーブルテレビを契約していて、カートゥーンが見放題だった。
1日中アニメを放送している、夢のようなチャンネル。
私は毎日飽きることなく見続けた。
『トムとジェリー』の色褪せないユニークさに笑った。(1940年から存在するのにずっと面白いってすごい)


『パワーパフガールズ』の可愛さにメロメロになった。(ブロッサムの後ろ髪、最初マントだと思ってたなぁ)


『バッグス・バニー ショー』の放送日には正座待機をした。(あのオープニングミュージックが流れるオルゴール、持ってました)


同級生の友人たちが「犬夜叉!」「コナン!」と騒いでる中で、私は「アニマニアックス!」「ピンク・パンサー!」とひとり盛り上がっていた。

思えば、当時地上波アニメは『ポケットモンスター』『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』あたりの国民的アニメくらいしか見ていなかったような気がする。
今では大好きな『ブラック・ジャック』も、小学生だった日本テレビ放送時ではなく、高校受験の合間にチバテレで再放送されているのを見てハマったし。

そんなわけで、周りとは少し違う嗜好があった私は、当時友人たちとアニメの話題ですこぶる盛り上がることがなかった。
クラスの皆が『結界師』であまりにも盛り上がっているので、ようやく自分の好きなアニメが超のつくほどのどマイナー作品であることを知り、少し自分のセンスに気恥ずかしさを覚えた。
ああ、このクラス、この学校には、「風邪の日、お昼の12時台にカートゥーンつけるとだいたいクレイアニメやってるよね」と共感できる相手も、「『バッグス・バニー ショー』で一番好きなシリーズは『ワイリー・コヨーテとロード・ランナー』かな〜!」と告白する相手も、「『ピンク・パンサー』でピンクが喋った回あったよね?!」と熱い討論を繰り広げられる相手も、『ピンキー&ブレイン』のテーマを合唱できる相手も、どこにもいやしないのだ。

自分のコアな趣味だと思っていたカートゥーンだったが、近年少し変わってきているようだ。
そう、『パワーパフガールズ』人気である。
格安雑貨屋『サンキューマート』や、歌うアイスクリーム屋でおなじみの『コールド・ストーン・クリーマリー』とのコラボレーション、その他グッズの発売。本家カートゥーンの方でも新シリーズを放送し出す盛り上がりっぷりだ。

ああ、もう大丈夫だ。
自宅でこそこそ観て終わり、じゃなくて、他の子と語り合ってもいいんだ。
強くて可愛い正義の味方の幼女3人組は、タウンズヴィルの平和だけでなく、私の隠していた青春も守ってくれた。
今日もみんな救われた!サンキュー!パワーパフガールズ!

ところで、どれだけの人が『パワーパフガールズ』の日本語ナレーションを小堺一機氏が担当していることを知っているのだろう?
あと、『ルビー・グルーム』という作品を知っている方がいたらご一報ください。
最推しアニメなんです、語りたい。

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