物語を紡ぐ
10月19日
怠惰な起床から1日を始める。
存分に寝たので満足だ。今日はちゃんと掌編小説を書き上げよう。
書きたいネタはあった。が、しかし私は今までエッセイばかり書いてきた半人前、いや四半人前で、物語の創作にめっぽう弱かった。
ここに至るまで、人に自慢できるほど本を読んできたわけじゃないし、大人になった今でも小難しい物語は読めない。洋物小説ではカタカナの名前が溢れかえって誰か主人公かわからなくなるし、純文学を読めばたまに出てくる聞き馴染みのない言葉につまずいて、本文と文庫本の後ろの方にある注釈とを行ったり来たりし内容がわやわやになる。そう、私は近年稀に見る『小説の書けない物書き志願者』なのだ。
エッセイを書く理由はそのせいだけではないが、やはり心のどこかで小説執筆への苦手意識は存在する。
しかし、売れてるエッセイを書く人は皆もともと小説を書いていた作家か、文才のあるタレントだ。そもそも、得体の知れない人間の人生を綴った本なんて、需要がなさすぎるもんな。私が将来的にエッセイを胸張って書けるようになるためにも、物語も描けなければならない。
そういった経緯で今回掌編を書き上げようと思ったのだ。
自分にタイムリミットの枷をつけ、ヒイヒイ言いながら文字を打ち込む。一度夕方に書き上げ、友人たちにアドバイスをもらった。
ありがたいことに私の周りには尊敬と信頼のおける人たちがたくさんいる。
同期の友人はこれまでたくさん本を読んでいるし、目線が編集者的なので気がつかなかった新しい発想をくれる。何より私の現状のレベルとハートの脆さを知っているので、柔らかい言葉でアドバイスをくれるのだ。
5月の文学フリマで出会った友人の作家たちは、私に備わってない文章を書くときのルールや構成のアドバイスをくれた。良くないところをビシッと指摘してくれるので、大変身になる。
その後改稿を云々言いながら書き上げ、なんとか目標の21時にアップすることができた。
それがこちらです。
『死の匂いは甘く香る』
よかったら読んでください。ダメダメだと思いますが、アドバイスたくさんいただけたら嬉しいです。大甘やかしの感想も心の支えにしたいので大歓迎です。
何はともあれ、自分の目標どおり書き上げてえらい!
やるしかねぇ。創作も頑張るぞ。
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