聖誕祭の夜の独り言

読者の皆様、クリスマスがやってきました。
イブが終わり、クリスマス当日になったということは、それすなわち『クリスマス2days Day2』がスタートしたことですよ。千秋楽ですよ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

「なーにがクリスマスだよ!それにかこつけてカップル達はイチャイチャとデート!友達と遊び!しかも今年はイブが祝日だからとにかく外で遊んでる人が多いし!サービス業は今日も仕事だよクソが!」
という方もいらっしゃることでしょう。
ええ、私がそうです。
昨日今日と仕事です。会社を辞めたのに仕事をしています。ちょっと何言ってるか意味わからないと思いますが、本当なんです信じてください。

まあ仕事はいいんです。イベントに向けての準備ですし、好きなことなので。
私がムズムズしているのは、この『クリスマス1人で仕事して過ごすやつ可哀想』という風潮です。
いつから!クリスマスは!恋人達のものになってしまったんだ!え?「ユーミンが『恋人はサンタクロース』出したあたり」?そうか!知るか!

恋人達が仲睦まじくデートするのにケチをつけるわけじゃありません。
それが普通と考えられるのが嫌なんです。
「クリスマスの予定は?」
毎年母親に聞かれては「ひとりでライブに行くよ?」「仕事頼まれたから行ってくる」と答えていた。すると、彼女は決まって「うわ〜〜寂しい〜〜可哀想〜〜」と茶化してきました。
別に一言も「寂しい」なんて言っていない。むしろライブは好きな芸人さんが出ているものだし、仕事は同期の誘いでやるお笑いライブのスタッフだったし、どちらも好きなことである。それをできるのに、「可哀想」??
勝手に『可哀想なやつ』に仕立て上げられるのが嫌だったんですよね。

いや、本当はこんなひねくれた自分も嫌いです。
そして、心のどこかで「何か予定を入れなければ……」「予定ゼロはきつすぎる」「家にいたら母親に死ぬほどイジられる」と焦っている自分も好きになれません。
一緒に過ごす恋人も友人も見つからず、劇場のライブスケジュールを探している自分は確かに『可哀想なやつ』だったし、仕事が入ってホッとしていたのも何だかもの悲しかったのは確かです。

ユーミンさん、あとJR東海の素敵CM作ったチーム、あなた達が世間に与えた影響は大きすぎたぞ。
そんなことを考えながらも夜は更けていく。
ああ、もうこんな時間。早く寝ないと。
仕事が待っているからなのもあるが、ほら、夜更かしする悪い子のところにはサンタさんはやってこないでしょう?

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