タイムリミットは午後3時

4月18日
寝起きにシャワーを浴びたあと、私はPCの前をそわそわとうろついていた。

今日は文学フリマ東京に出品する作品の入稿〆切日。原稿データを普段から頼りにしている同期に送り、表紙等のデザインをしてもらい、それを納品する約束をしていた。ただ、同期も本業はデザイナーではなく映像クリエイター。仕事の合間に手伝ってくれているので、他の仕事を片付けたのち今の今まで作業をしてくれていた。
12時、13時、14時……入稿・入金〆切の15時まで刻一刻と時は進む。がんばれ、がんばれ……!とデータのバックを入金を済ませて待つ。
そしてついに14:55、原稿データが!あと5分!焦りつつデータをダウンロード、アップローダーにぶち込み、丁寧な確認ののちアップロード。意外とアップロードに時間がかり、時計と画面を交互に見ながら(頼む……間に合ってくれ……!)と祈りを捧げる。なんとか14:58に完全入稿完了。あのアップロードにかかった1分間は生涯で1番長く感じた。

入稿報告をした同期と数十分電話で互いを労い合い、今後の予定を立てたあと各々バイトへ向かった。

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