ミレニアル世代の幸福論
私たち夫婦がこの世界に「はじめましてこんにちは!」と生まれた年、バブルが弾けた。
男女7人夏物語は再放送で見て、「ショウミーショウミー」と意味もわからず歌っていたことを幼心に覚えている。
父が働きに出て、母は専業主婦。
自宅は持ち家で、週末はマイカーで買い物に出かける。
それがプロトタイプだったように思う。
いわゆる、バブル世代。
じゃあ私たちミレニアル世代の夫婦はどんな生活を送っているのかというと。
父も母も働く共働き世帯。
自宅は賃貸で、車は持ってない。
週末の買い物はネットスーパーやAmazonで済ます。
だって賃貸の方が引っ越しやすいし、車を持たなくてもレンタカーやカーシェアで十分だから。
そういえば、私たち夫婦が新卒入社した年には、「エコバッグ世代」と表現されたんだっけ。
(人を勝手に折り畳まないでほしいよね、ほんとにもう。)
バブルの残り香を香らせながら「年収1,000万円以上、マイホーム、マイカー」という夢のため、父がモーレツに働き、母が家で家事を担う姿を見て育ってきた私たち。
だけど、自分たちが親になった時、それをしたいとは全く思わなくなってしまった。(過去は私自身も「マイハウス、マイカー」の幻想に縛られていたけど、夫の影響もあって所有欲が限りなく減ってしまったのだ。)
ミレニアル世代が求めるもの
私たちミレニアル世代は、物質的な価値を求めていない、というのはよく聞く話。
物質的な価値とは、物と交換できる金すらも含まれるように思う。
だってスマホの中に無料で楽しめる娯楽や有益な情報が詰まっているし(=お金いらない)、シェアリングサービスのおかげで所有欲は全然湧かない(=物いらない)。
実は私たちの友人でも、マイハウスとマイカーの2つを所有している人はまだ少なからずいる。
だけどきっと、これから親になっていく若い世代の夫婦は、この「金いらない、物いらない」の傾向が加速していくと思う。
じゃあ、何もいらないの?というと、そうじゃない。
欲しいものは、精神的なもの。
「経験と信用」だ。
「私」にしか出来ない経験をたくさん味わって、「私」の信用に変えていくこと。それが喜びであり、幸福に繋がるのだ。
思えば私も、「若いうちの苦労は買ってでもすべき」なんて思ってワンオペ育児を2年続けてみたり、育休中に資格を取って社外活動してみたり、今はnoteやTwitterをしてみたり。
これは私にしか出来ない経験の積み上げであり、その経験を自分自身の信用につなげていく行動である。
大企業よりもベンチャー企業で働いたり、フリーランスとして自分のやりたい仕事に就くことで、お金よりやりがいを求める人だって今は多くなって来ている。(かく言う夫がそれである。)
そしてやっと私も、本当の幸福を見つけたのだ。
「夢を仕事にして、家族と世界のどこででも生きていける状態」になること。
もはや、その状態を目指すまでの過程も、幸福なように感じる。
ミレニアル世代の幸福論
先日、こんなnoteを書いた。
端的に言うと、「子どもの人生は親が代わりに生きることはできない。できるのは、親が自分の人生を楽しむ姿を見せること」という主張だ。
私は夫と共に、自分たちの幸福の形を模索しながら行動し続けている。
その第一歩が、夫が大企業を飛び出すことだった。
だけど子どもがもし「大企業に勤めたい」と言ったって、心の底から応援する。
だって、幸福の形は人それぞれだから。
一番問題なのは、親や、先生や、友達や、世間の常識なんていう「他人」の意見に惑わされて、自分の幸福を見失ってしまうことだ。
私がこの年になるまで、やりたいことがなかなか見つからなかったのも、この病に罹ってしまってたせいだと思う。
私たちミレニアル世代の幸福論は、多様性を受け容れることだ。
多様な価値観を受け容れ、多様な生き方を受け容れ、多様な自分の可能性を受け容れることだ。
2019年に目指すところ
私は2019年を、自分の夢に向かって「変化」する年にしたい。というかする。(本田圭佑選手は同い年だ、確か。)
幸福は自分で見つけて、そこまでの過程もまるっと楽しむことなんだ。
やっと、私の人生が始まった気がして、ワクワクしてる。
2019年が終わる頃、どんな景色が見えているのか。楽しみで仕方がない。
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