2020年8月14日(金)

朝は早起き。というか6時半には目が覚めてしまった。
伴侶もわたしも朝早い仕事が増えて最近日付が変わる前にはうとうとしてしまう。
地方で泊まりの演劇の打ち合わせ、結構夜に行われるので今後こんな太陽が沈むと一日を終える準備が始まるテンションでやっていけるだろうか。

線香をあげて朝ごはんを食べる。
茹で卵とトースト。
蜂蜜と粒マスタードをパンに塗って半熟のたまごをパンの上でつぶしてケチャップをかけて食べる。
ハニーマスタードを考えた人は天才だねと言い合って食べる。

バスに乗って役所へ。
朝一の役所は人も少なくて、あっという間に必要なものが手に入る。まだ9時台。

電車移動。
佐々木ののかさんの『愛と家族を探して』を読みながら。少しずつ読んではいろいろ考えてしまったり、じーんとしたりでなかなか読み進められていない。読了したら感じたことを書いておきたい。

待ち合わせまでずいぶん時間があるので本屋を少し覗いたあと台湾素食(台湾のベジタリアン中華、精進料理のようなかんじ)を食べにいく。
普通の中華料理は基本鶏がらスープベースですべて食べられなくて、ザーサイや胡麻団子を食べてその場を過ごすみたいなことも多いのでメニューを見たら「このなかのものがなんでも食べられる…!!」と興奮してしまった。

アレルギーで食べられないとはいえ「お肉をみんなと同じように食べたい」気持ちはあまりないからストレスは少ない方だと思っていたけど、「まず食べられるものはあるのか」「見当をつけた料理のなかに肉・魚・魚介は入っているのか尋ねて」「ない場合対応できるのか確認して」「やってもらった親切に感謝する」が今日はなにもない!開放感がすごい。

「そもそも下手したら何も食べられない状況でも落ち込まないように心の準備をしておく」という前提が自分の中に完全に出来上がっていていることにも、その必要がない状況にもびっくりした。
多分、外食する回数が減っているのも驚きをビビッドにしている原因だと思う。(同時に普段イレギュラーに対応してもらえることも、アレルギーのことを確認してもらえることも、とてもありがたいと思う。)

なんやかんや言ったけど、出てきたごはん(盛り上がって坦々麺小チャーハンつきセットに餃子追加バージョンにした)は熱熱で、すごくおいしくかった。
食後の杏仁豆腐以外はついてきたお茶も熱くて、伴侶と汗だくになってハフハフガツガツ蝉の声を聞きながら中華を食べる。真夏のいい思い出ができた。
ランチもオープン直後に入ったので自分たち以外は誰もいなかった。

ふたたび電車移動。
不動産屋さんの待ち合わせまではまだあるので近くのカフェに入って引越しについて会議。窓が多く壁が少ないところになりそうなので本の収納をどうするのかという議題になるとうーむと会話の流れが止まる。ひとまずは箱に入れたままか、押し入れにたてかけたり積み上げたりして過ごすことになりそう。

時間になったので不動産屋さんに移動。説明を聞き、名前や住所を書き、判子を押す、を繰り返す。延々と続くように思われる。時々「あと半分といったところです!」「ばっちりです!」「ここまで来ればもうすぐです!」と不動産屋さんの励ましが入る。あらかた終わったころに大家さんも偶然来て、実は内見のときもたまたまご挨拶できたのでわいわいお話しながら貸主、借主の契約資料が同時に出来上がった。稀有なかんじ。
確認事項も不動産屋さんの説明の下直接お話できて、スムーズだった。
終わるとすっかり夕方で、ヘトヘトになりながら帰宅。

トースターで焼くタイプのピザを買って楽をすることにする。桃のサラダだけつくる。みんなでよかったね、楽しみだねと話しながらもりもりピザを食べる。

一箱いただいた桃はついに最後の一個でサラダで使った残りの半分は皮を剥いて切ったものを夕飯のあとそのままで食べた。

いつも自分で買うと味付けするのがもったいない気がしてそのまま食べてしまうので、今年はいろんな味に挑戦できた。

水切りヨーグルトのせ
カプレーゼ
アールグレイマリネ
サングリア
冷静パスタ
ジェノベーゼ
レモン汁と和える
パフェ
サラダ…

合間にそのまま食べるが何度か入る贅沢な日々だったなあ。

湯船に浸かると睡魔がすごくて沈みそうだった。



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