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キャラクターとライセンス <12>ライセンス展示会

前回の続きです。

今回はライセンス関連の展示会の話だよ。

ライセンサーやライセンシーがキャラクターやブランドなどを求めて人が集まる展示会が年に何回も催されています。
また、デザイナーや個人のクリエイターがクライアントを求めて行われる展示会もあります。
いずれも基本BtoBです。

そういった展示会を主催する企業が大きく2つあります。
なぜか今年(21年)に両社とも社名変更しました。
・リードエグジビションジャパン株式会社→RX JAPAN(株)
・UBMジャパン(株)→インフォーマ・マーケッツ ジャパン(株)

展示会は、東京ではビッグサイトが多く使われます。
オリンピック期間中はプレスセンターに奪われていたのと、感染防止で展示会自体が自粛していたため、この2年はスケジュール変更や、リモート展示などに移行していました。(←もうわけわかんない!)
時々リアルなものが開催されますが、そんな時には結構賑わっていますよ。
来場者はライセンサーもライセンシーも本気の方しか来ないので、かえって充実した商談ができると、皆話しています。
私もそうですが、リモート展示会って面白くないイメージがあって、ほとんど参加していないかな。(知らんけど)

ライセンサーの展示会には、「コンテンツ東京」「ライセンシング・ジャパン」「インターナショナル・ギフト・ショー」などがあり、このうち、ギフトショーはライセンシーの出展(むしろメイン)もありますよ。
※ギフトショーの中で色々なコーナーがあって、「ライセンス」という区分が設けられています。

クリエイターが出展し、ライセンサーやライセンシーに売り込む目的の展示会「コンテンツ東京」というものがありますが、クリエイターは個人が大多数なので、非常に安く出展しやすい設定になっています。
ライセンサー、ライセンシー以外にも、スポットでイラストの外注やプロジェクトのメンバー探しなどにも訪れる企業が来場するので、クリエイターにとっては、価値のあるものかもしれませんね。

ライセンシーとして来場する企業は、自社の商品に付加価値をつけて、販売を伸ばす目的でコンテンツを探しをするのが目的です。もちろんすでに契約しているライセンシーにとっては、ライセンサーが出展していたら、挨拶に行かないわけにはいきません(笑)

私はリアルな、このような展示会に行く場合、コンテンツ探しもそうですが、展示会でしか会わない(会えない)人と挨拶することが楽しくていきます。
やはり同じ目的で来場する、「年に1回か2回しか会わない」人に出会うと嬉しくなります。そして、話が弾み、「ゴルフへ行こう」「飲みに行こう」という話になることが多いですね。(←なかなか実現しない 笑)

先にも書きましたが、最近行われるリアルな展示会に出展したライセンサーに話を聞くと、「2年前より具体的な商談が遥かに多い」「冷やかしの来場者が少ない」という声が多いですね。
コロナ禍というふるいにかけられた感じでしょうか?または、自粛のせいで小売が厳しいので付加価値を付けたいということかもしれませんね。

こういった展示会は、新旧含め、たくさんのキャラクターが、工夫をこらして展示されているので、明るくてとても楽しいです。
そして、全体では「いつもとあまり変わらないな〜」という印象でも、細かくみると、各社が新しいコンテンツを用意していたり、話をしていると「ここだけの話、こんなのを用意している」というものが出てきます。
まだ公には発表できないけれど、興味があれば先に商談可能ですよっていうものです。出展者が来場者を選び、提案するということですね。

以前、組織にいるとき、こういった展示会へ視察に行く時には、前もって新キャラ○点見つけてくる、何人と名刺交換する、○件アポを取ってくる・・など目標を決めていってました。
それはぜひ皆さんも実行してくださいね。
楽しいからぼーっと回らないように(笑)

国内の展示会について書きましたが、次回は海外の展示会について書こうかな?

つづく


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