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ガールズ トレンド研究所 所長が書いた、「カワイイ エコノミー」を読んだ話

私の前職、フリュー株式会社の、いち組織「ガールズトレンド研究所」所長が「カワイイ エコノミー」を著しました。
若年女性の気持ちを知り、自分のものにしてしまえば、むずかしいと言われている、若い女性がターゲットの商品企画・開発が、方向を間違えずにできるというものです。

世の中のマーケティングの基本を、プリントシール機(プリ)の開発秘話を例に取り、わかりやすく、具体的に解説しています。

結論から書くと、下の写真の丸内に書いてあることがすべてです。
読者の視点で、自分の事業(この本を手に取る人が気になっていること)に、間違いなく役に立ち、しかも考え方は一生使えるものなので、実践したくなる(するしかない笑)ノウハウが書かれています。

書籍の帯 読めば理解できる

たぶん、大部分の人が勘違いしているであろう、「女子の気持ち」が理解できることが大きいと思います。
女子の気持ちを知るためには、メディアや世の中の流行を見るのではなく、定点観測、対面調査など、手間を惜しまないで調査しないと、そのターゲットに対する企画や商品開発は、的外れになってしまうよ・・ということです。
これは、商品開発〜製造販売までのエネルギーを無駄にしないためには、絶対に必要なことですね。

この著者が新卒で入社したときからの、プリの事業部長は男性でしたが、この本に書かれている「女子の気持ちをインストールする」ことが(間違いなくw)実践できていました。
業界の最後発から、業界のトップに躍進できたのは、事業部長のこのココロと、この本に書かれているような考え方が、事業部に共有・浸透していたからなのは間違いないでしょう。

長い間、マーケティングの世界にいる私でも、目からウロコの視点もありました。
「自分向きでないことには、見向きをしない」
今まで、商品開発のときに、ターゲットをできるだけ絞って、ペルソナを設定して、そのターゲットに、間違いなく刺さる企画を立てようとすることが多かったけれど、たしかにそれじゃぁだめだったんだなと。(企画の目指すところによってはありだけど)

また、「流行には理由があり、その予兆がある」と書かれています。
流行の予兆を知ることができれば、女子向けの企画でなくても、いろいろな事業に活かせそうです。
その予兆を掴むためにどうしたらよいか?は本書をお読みください。
私は読んで、知ってしまったので、一生使い倒しますw

そしてSNSの使い方、いろいろあるSNSですが、どんな女子が、なんのために、どのSNSを使うかが、詳しく書いてあります。
「だろう〜」でリサーチしてると的外れになるよ・・ということがよくわかります。
これは、私も知っていたことだけど、ここまでとはね〜と思いましたよ。

この本の中で、世界観の重要性について書かれていますが、以前から私が主張している「ユーザーへは期待以上を提供するべき」と同じ考え方がありました。
これは真理で、MDでもサービスでも、絶対に必要なことなので覚えておきたいことです。

企画職はもちろん、マーケティング、営業、リーダーと呼ばれる人たち、経営者、サービスに関わるすべての人たち、将来モノづくりや、お客様商売を目指している人たち・・一読をオススメします。

【注】女子の気持ちがわかっても、女子に好かれるかはわかりません。

※宣伝みたいなnoteですが、損はしないと思いますので・・

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