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ライブハウスの悪しき文化を終わらせろ!

バンドを始めたのは15歳の時。

ギタリストに憧れた時期はもちろんあった。

ロックバンド=エレキギター

この概念は一般的なものだと思う。

どんなにバンドをやってもギタリストがいなければそれはロックバンドではない、と感じる人は多いだろう。

そしてロックを感じさせなければライブを見ている感覚も薄れていく、そんな事すら思う僕もいた。

だから20歳の時に本格的に活動を開始したeverlinkは必ずギタリストが所属するバンドにしていた。

月日は流れて2019年。

僕はまた自分のステージにギタリストの強い存在感を得る事が出来ました。

A'THEND、Futurist Artで活躍するASATOにその力を借りた。

ギタリストなら誰でもいいわけではない。

特に僕のようなデジタルな音がトラックとして用いられるミュージシャンは、トラックの中に溶け込むギターを求める。

よく『よーし!ボーカルより俺のギター聴きたいか?聴いとけ聴いとけ!』と言わんばかりに爆音をギターを鳴らす人がいる。

ライブハウスに行ってそういうギタリストを目の当たりにして、『うわー、爆音。。。耳が痛い、でもこの次、友達のバンドだから、我慢してこの場にいなきゃ』という経験がある人も少なくないと思う。

僕もある。

チケット代、うん千円を払って苦行をする。

ライブハウスはそんな場所。

そうやって意識づけさせてしまった一部の先輩ギタリストや音響さんのお陰でライブハウスからは人が遠ざかる。

**何してくれてんだ。 **

いつしかライブハウスの敷居はどんな場所よりも高くなってしまった。

苦行を耐えられる人間じゃないといけなくなった。

ちょっといい音楽が聴きたいな、面白そうなの見たいな、でライブハウスに立ち寄れない文化は終わりにしたい。

チケット代うん千円払うならもっと家でいい音楽が聴けるし、楽しい食事もできるし、笑顔になれる。

自分を含め全楽器担当の人に言える事だけども、

人は人の声を聴こうとする。
何故か?
それは人間の体の構造がそうなっているからだ。
人間の声をいち早く認識する事で、自分の身における危機を察知して、生き抜く習性がある。
人間の耳は人の声を聴くように出来ている。
だからギターやシンセがどんなに頑張っても人の声以上の音を出す事はできない。
だから爆音のギターは邪魔。
脳がそう認識する。

ボーカルは体

楽器隊は服

体を良く見せるのは服。

楽器隊はボーカルにとってドレスやタキシードにもなるし、ボロ布にもなる。

だから良いバンドのギタリストはボーカルを邪魔しない。
引き立たせるフレーズ、音量でギター弾く。
それはラウド、メタルであってもだ。
音楽は心地よくないと意味がない。
だから楽器隊の『音量を下げる勇気』、これを持つ人しか信用できない。

ASATOはその勇気があるギタリストだ。

もちろん、ガツンと弾いてほしい箇所ではガツンと弾いてもらうのだけれど、彼がスタジオ、ステージで気にするのは『ギターの音が大きすぎないか?』である。

2019.11.6代々木Zher the ZOO

HALUNAコンサート

直前のステージリハーサルでもその事を気にしてくれていた。

お陰で厚みの増した良い音でコンサートできた!

これからHALUNAはロックバンドだ!

またお越しくださった皆様、対バン相手の皆様、会場スタッフさん、本当にありがとうございました!

また良き音楽を目指して精進しますので、今後とも宜しくお願いします✨

HALUNA

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