繊維製造工業マーケティングのすすめ。2

先週から有料noteを始めてまして、ご購入していただいたみなさま本当にありがとうございます。お役に立てていただけそうでしょうか?
「もっとこういう話を聞かせてくれ!」などありましたらコメントいただければ幸いです。

さて、まだ一週間なので結論を出すこともないのですが、途中経過として面白い傾向が見られます。

僕のnote、テーマを二つにしていて
①アパレル企画者向けに『#丸編み生地製造の知識』

②繊維製造工業従事者向けに『#製造業のマーケティング』
を書いています。

そしてどちらの方が多く読まれているかというと、圧倒的に②の方。
ところが購入していただいている数が多いのは圧倒的に①の方。
これは工業の方々に響きにくい内容なのかもしれないという考察なのですが、まだ結論付けるには早いので、もう少し粘ってみます。

なぜこのようなテーマを分けてそれぞれに記事を書いているかというと、ブログで何度か書いているのですが、僕らのようなアパレルと工場をつなぐ中間業者を減らしていくことが長期的にこの繊維業界と衣料品購入者にとって良いことなのではないかという主観に基づいています。
余計なお世話かもしれませんが、そういう声が上がっていることも事実です。

僕ら中間業者の仕事は、いわばファッションと工業の通訳で、いかにお客さんのイメージを職人さんに解像度を下げずに伝えることができるか、そしていかに職人さんがお客さんのイメージに沿った商品を製造できるようにするかのアシスト、などの業務で最終的に商品を納品するというカタチで売り上げを立てています。

しかしこの業界に入ってずっと違和感を感じていました。
(僕ら要らなくね?)
僕ら中間業者が存在しているため、僕らのマージンを確保する必要があり、工業へ対しては工賃の圧縮を、顧客さんに対しては下代の値上げを請求していかなければなりません。
当然、その対価に見合った動きが取れている業者ならば双方納得してもらえるのですが、メーカーの指示を工業へ投げるだけの業者が存在しているのも残念ながら事実です。

その存在が許されている事はある意味で仕方のない事なのかもしれません。
ただ先細っていく仕事を横目に、そんな中間業者に依存するばかりで、自ら身動きも取れずに嘆くばかりでは工業は発展しません。
ぜひご自身でアパレルメーカーへ出向き、自らの提案で商売を切り開いていただきたいと思っているのです。

ただ無闇に前に出ても、なかなか商売というものはうまくいかないものです。
僕たち中間業者の存在意義が認められる理由の一つに、顧客様の市場を調査した上で適時適応の提案ができるということがあります。これが製造業のマーケティングです。
この動き無しでいきなり自社の強みだけを振りかざして提案にいくことは、お客さんになってもらえるかもしれない人たちにとって、場合によっては「無駄な人たち」と判断されるかもしれない非常に危険な賭けになることもあります。

特に産地は自己技術に依存して工賃に付加価値があると思いがちですが、世界は広く、今や『日本の技術』という切り口では、「値段の割に良くないな」という判断をされて二度と声をかけてもらえないということもあります。

なので、具体的にどのようにしてアパレルメーカーへ提案をしていくのか、今回は『想像力を働かせる大切さ』について、僕の実体験を元に解説していきたいと思っています。

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。2

ヤマモトハルクニ

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