繊維製造工業マーケティングのすすめ。7

日本の繊維製造工業のみなさんこんにちは。このシリーズは毎週金曜更新していましたが、車で出張だっため日曜の更新になってしまいました。待っていてくださった方々、本当にすみませんでした。
このような言い訳してしまっている時点で、僕は今回の記事を書く資格が無いかもしれません。自己反省と共に、今後改善していくよう、自戒を込めて今回も書きます。

日本国内における国産繊維製品流通比率が絶滅危惧種的な数値で推移している中で、時代に抗えない状況を棚上げして業績不振に向き合っていない人いませんか?
自社のリソースをきちんと把握せずに、とりあえず残っているだけの場合は、実需によって生かされている間は良いですが、顧客さんがいつまでも元気に成長を続けていけるかどうかは疑問が残ります。やはり工業の方々も、ご自身で生き残る強みを身につけていって欲しいと思っています。

僕もこのnoteや、普段のブログを通して発信するだけでなく、具体的な活動で何か工業が自立していくお手伝いができないか?と考えた結果、少しではありますがちょっとした試みを始めようと思います。詳しくは後半で。

さて、前回の #繊維製造工業マーケティング では、自社メディアの重要性を伝えたわけですが、そのメディアを通して工業の方々が発信しだしている内容を最近拝見させていただいていると、少し気になる事があり、ブログで二回にわたり書かせてもらいました。

何が言いたかったかというと、繊維業界不況の煽りは、海外生産に移行して久しい現代に於いては、国内製造を引き上げたアパレルメーカー側の責任だとはもはや言えないということです。
「売れてない」という言葉が合言葉のように交わされる川中川上の商談現場で、前向きな意見交換や取り組みをして、新たに市場を生み出そうとしている人たちがはたしてどのくらいいるでしょうか?

今の足元だけ見て、諦めに似た感情と共に、誰かが助けてくれるのを待ってるだけでは衰退が止まるなど、夢のまた夢だと僕は考えています。

良かった時代はもう忘れよう

とりあえず、まずはこれです。
いくら望んでも、過ぎ去った時間は戻りません。これは製造業のみならず、何においても、「あの時に戻れたら」という願望が満たされることは、ドラえもんか何かその類の超非現実的な状況にならなければあり得ません。取り急ぎ、今のところは絶対に無理です。
これを待ち望んでいる内は、状況が芳しくない工業の状況が改善することは、ほとんどないでしょう。

成長産業というのは、常に脱皮を繰り返しています。なぜIT産業がここ最近の注目産業になってきたかは、インターネットの波及により、次から次へと新たな市場を創ってきたからに他なりません。
国内繊維業界の市場が縮小している中、既存取引先に依存していくスタイルでは、よほどの事がない限り、国内繊維製造業が成長軌道に戻る事はないでしょう。これは無視しても意味ありません。向かい合って飲み込んで次に進んでいくしかありません。

「あの頃は良かった、でも、もうあの頃には戻れないから、新たに前を向いて視野を広げて市場を見つけていこう!」と、割り切っていくことも大切です。過去の成功体験は新しい市場を見出した際に活かす事ができればその時まで大切に取っておきましょう。今はとりあえず、酒の肴くらいにしておきましょう。

合同展示会の期待値

新しい市場を探す際に、取り急ぎ思い浮かぶのが合同展示会だと思います。
単独で打つには知名度などに不安が残り、合同展示会なら他社やイベント自体の集客に期待できるため、出展する意義がありそうにも思います。
当然この考え方は間違いではなく、自然な流れなので、時間的余裕と自社商品の訴求力と事後営業フォローに自信があれば出展した方が良いです。

しかし、『どの位の商売スケールを期待するのか?』は、きちんと考えた方が良いです。
大手の口座を取得して、一気に大口の商売を取り組めるということは、かなり可能性が低いです。まして産地組合の合同で出展となれば、数多く来場する人たちに発見してもらうことは奇跡に近いです。アピールもそれなりにファッション性が高く尖っていないと目につきません。
繊維産業見本市において、地方産業組合の『いいまちアピール』は、「あ、いいところなんだろうなぁ」という感想以外に印象付けるモノはありません。おそらくは既存顧客さんや地方行政担当が訪問してくるだけで、新規のお客さんと取り組みに移せるきっかけは少ないでしょう。

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ヤマモトハルクニ

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