濱彩/はまあや(ライター)

1986年生まれ|兵庫県在住|福井県出身|フリーライター|ブックライター|書籍編集や文…

濱彩/はまあや(ライター)

1986年生まれ|兵庫県在住|福井県出身|フリーライター|ブックライター|書籍編集や文章添削、出版サポートも行う|想いをカタチにすることが得意。インタビュー経験は100人以上。

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最近の記事

フリーランスになって、天狗になり、恥を知りました

2020年の12月に会社員を辞め、約9ヶ月の修行を経て、フリーライターになった。取材やインタビュー経験を積めたことは財産になっている。 当時は、寝ても覚めても書いていた気がする。平日は10時から19時まで会社へ出勤し、目標の設定時間内に書き上げる。1秒も無駄にできないから、水を飲むことさえ忘れていた。 それから家に帰ってから寝るまでの時間と土日が個人の仕事の時間。パソコンに向かいながら寝ていたこともあるし、30分だけ寝ようと目覚ましをかけて、その後またパソコンに向かう夜も

    • ひとりではなく、ふたりだから見える世界。

      フリーランスのライターになって、自分独り、食べていけるお金が稼げればいいと思っていた。好きな仕事とはいえ、締切や時間に追われて、仕事に追われる生き方は自分の理想ではなかったから。 一つひとつの作品を大切に、ただただ納期に間に合わせた仕事ではなく、納得がいくものを届けたかった。そのための時間ならば惜しくはない。 だけど、パートナーと出会い、ふたりで人生設計をしていく中で、考え方が一変した。彼が私にしてくれるように、私もしてあげたい。もっと豊かに、ふたりのやりたいことを存分に

      • 古い下書きを発見して、初心に帰る

        【今年からnoteを本格的にやってみよう】と思い、色々と過去の整理をしていたら、もったいない下書きが出てきたから、日向に出してあげることにした。 *** 心が折れそう。 ライターという仕事が、自分には向いてないんじゃないか。 才能ないからやーめた、って言えたらきっと楽なんだろうけど、やっぱりどうしても諦められないみたいだ。 幅広くお仕事をさせてもらえるようになって嬉しい反面、とても怖い。本当に喜んでもらえただろうか、金額に見合う仕事ができていたのだろうか。 スラスラ

        • 「質問」でわかる熱意。

          時間はかかったけれど「職業はライターです」と胸を張って言えることが本当に嬉しい。独学でも、未経験からでもなろうと思えばなれる。 最近、ありがたいことに、ライターや文章制作について質問されることがちょびっと増えた。 ・ライターになる方法 ・ブログの書き方や続け方、SEO関連 これらについて聞かれるのだが、質問される側に回って気づいたことがある。 どれくらい熱量を持って取り組んでいるのか、自分なりに努力してきたのかが、質問の内容で見えてしまう。 例えば、WordPres

        フリーランスになって、天狗になり、恥を知りました

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        • ライター修行日記
          濱彩/はまあや(ライター)
        • ほっこり家族物語
          濱彩/はまあや(ライター)

        記事

          映画「えんとつ町のプペル」の感想と想い

          12月25日公開初日の夜、映画「えんとつ町のプペル」を見た。 オーバーだと思うかも知れないけれど、映画が始まって1秒で私は泣いた。 映画の上映は始まったばかりだけれど、私の中ではもう何年も前からプペルの物語は始まっていて、何回も何回も何回も励まされてきたストーリーだから。映画が完成したということと、初めてプペルの絵本に出会った頃の自分を思い出して号泣してしまったのだ。 *** 2017年に「革命のファンファーレ」をたまたま手に取り、テレビで観ていた芸人とは違う「西野亮廣

          映画「えんとつ町のプペル」の感想と想い

          やらかして気づく、人の優しさ。

          わたしはお酒の場が好きだ。お酒は強くないし、一人では飲まないけれど、みんなで楽しく飲む場所が好き。 ごくたまに、その場にいる人に笑ってもらいたいという責任感が湧いて、変なスイッチが入って飲み過ぎてしまうことがある… 別に私が主催でもなんでもないのに、みんなにとって楽しい時間になって欲しいと思ってしまう。変な方向に弾けてしまうことが、たまにあるのだ…笑 あれは2年ほど前、未だに忘れられない優しい出来事が起きた。 *** その日は会社の食事会だった。 1年に数回しかない

          やらかして気づく、人の優しさ。

          もっと良くなる気がする…それでも記事を「完成」させなければいけない。

          時間をかければ、かけるほど、良い作品はできる。反対に、ハッと思いついて、スラスラと書き上げられる時もある。 それが「ビジネス」となれば、自分のコスト、作品の値段、質のバランスを考えなければいけない。 かといって、手を抜いて良いという話ではない。 その価格に見合った成果物を出さなければいけないが、ある程度の時間で書き上げ(切り上げ)なければ、一向に採算は取れないからだ。 ライティングに正解はない。何回でも磨くことが可能だ。答えがないから、無限に変化させられるし、もっと、

          もっと良くなる気がする…それでも記事を「完成」させなければいけない。

          ライターとして成長したいから、修行の道を選んだ。

          ライターとして企業で働き始めて、早2週間が経った。 1日があっという間に過ぎ去って、とてつもなく濃い日々だった。 水分補給をするのを忘れるくらい、必死に書いている。 時給でライティングをするとは、まさに修行。 スラスラと書き上げる先輩が羨ましくて、悔しくて…。早く早くと必死になればなるほど、頭がフリーズしてコピーが浮かばない。うう…。 私には無理なんじゃないだろうか…?と一瞬よぎる弱音を、ブンブンと頭を振ってかき消していく。 *** 会社によっては、1つの案件にじっ

          ライターとして成長したいから、修行の道を選んだ。

          お時給でライティングをする難しさ。

          先日からグルメ系の広告代理店でライターを始めることになった。形態は時給制のアルバイト。修行のため、しばらく週5日でガッツリ働く! *** 昨年の11月末に会社を退職し、ライターとして、これからどう働いていくかをずっと考えていた。ライターといえど、ジャンルや働き方はさまざまだ。 SEOを意識したライティングは正直、好きではない。しかし、クラウドソーシングで受注する多くの仕事はキーワードを意識した文章作成が中心。なんでも引き受けると消耗してしまうので、恋愛・女子旅・グルメ、

          お時給でライティングをする難しさ。

          「いいね」はやっぱり、嬉しい!

          つぶやいた一言に「いいね」が点灯すると、それだけで嬉しくなる。いや、このいいねをくれた人たちが、小っ恥ずかしい頃の私を知っているからだ。 頭でいろいろ考えても、結局は文章にしないで、そのままにしてしまうことがよくある。メモには書いているのに、踏み出せない…。 ちょっと昔は、自分の恋愛のことや、感じたことをバンバン書いていた。今となっては、「よく投稿したもんだ…!」とびっくりする記事もある。 思い返せば、それは誰かのためだったから書けたのだと思う。同じ悩みで苦しんでいる人

          「いいね」はやっぱり、嬉しい!

          一生、忘れない仕事。

          12月末に任せていただいた仕事がある。1月中頃に開業される方の「プロフィールを書く」という重要なお仕事。 今まで責任重大な仕事は、怖くて手を挙げらなかった。私じゃない誰かが、もっと実績を積んだプロが書いたほうがいいに決まっている、なんて自分に言い訳をして。上手くなることさえ放棄していたと思う。 でも、ライターでやっていくって自分で決めたんだから、逃げてばかりいられない。この仕事はどうしてもやりたかったから、勇気を出して手を挙げた。「クライアントのターゲット層=私の世代」と

          一生、忘れない仕事。

          両親に会って伝えたかったこと。

          私の地元は少しばかり田舎だから、年末年始といえど、今回の帰省について真剣に考えた。でも、LINEとか電話じゃなくて、両親に会って伝えたいことがあったから実家に帰ることにした。(我慢した人たちには申し訳ない…) 2020年2月のお墓参り以来の帰省。久しぶりに乗る電車も、人が少ない駅も、駅前に並ぶ謎の銀河鉄道999のモニュメントも何も変わってなかった。両親の顔も大して変わっていなかったけれど、飼っている犬は寿命が短いだけに、とても年老いて見えた。 もし、ずっと会えないとしたら

          両親に会って伝えたかったこと。

          静かな2020年の終わりに。【人生の転機】

          もうすぐ2020年が終わる。1年を振り返ろうと思ったものの、あまり記憶がない…。辛いことを飲み込むという作業を繰り返していると、心に鍵がかかってしまう感じがする。ん、少しずつ、書きながら思い出していこう。 1月年の始め、自分の文章にコンプレックスを感じるようになっていた。”ちゃんとした記事”が書きたい、カッコイイ文章が書きたい、そんな風に思っていた。”ちゃんとした記事”って何やねん!って話よね。構成とか、SEOに関する知識とか、そういう、ちゃんと。今思えば、結局、どういうラ

          静かな2020年の終わりに。【人生の転機】

          発信を止めて気づいたこと。

          発信することが怖くなった。1年以上、30代独身女性向けの恋愛ブログを運営していたのに、更新するのが怖くなってしまった。同時に、他のSNSも止めてしまった。今も、こんなこと書いても…なんて思いながら、とりあえず書いてみようと奮い立たせている。 当時、ブログを読んでくれる人が少しずつ増えていくことが嬉しかった。人生相談の連絡をもらったり、やりたかった恋愛コラムの仕事をもらえて、人生がちょっと変わった気がした。自分の存在が誰かの役に立ててる感じがして、充実感に満ちていたな。 し

          発信を止めて気づいたこと。

          ライターの労働時間。

          「無職ですか?」と聞かれて、一瞬考えた。確かに、数週間前に会社を退職した。だから今日、健康保険の切替に区役所に来たのだ。ただ、私は文章を書いて、いくらかお金をいただいている。 仕事ってなんだろう? 10年間事務職を続けていた私にとって、ライター=仕事という実感がまだない。書かせていただいている、という気持ちがまだ強い。パソコンに正確に入力することや、業者さんに発注すること、電話やFAXをすることなど、長年カタチのある仕事に携わってきた。目に見える作業をこなしていくことが仕

          ライターの労働時間。

          「べき」を捨てたら楽になれた。【こころが軽くなる考え方】

          自分のことを認めてあげられないことがよくある。 部屋がキレイと言われても、自分では汚いと思っているし、最近綺麗になったね!と褒められても、え?老けたと感じる毎日なのに?とか素直に受け取れない。世間的には自己肯定感が低いというのだろう。 今日、ある人のふとした一言で、長年の悩みから解放された。 「自信がない人は完璧主義な人が多い」 ふ〜ん、くらいに聞いていたが、一度頭に入った言葉は知らない間にインストールされ、数時間経った後に、雷に打たれたようにピカーンと理解した。

          「べき」を捨てたら楽になれた。【こころが軽くなる考え方】