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怒っている人のために全力注いでも効果は少ない

会社に行きたくないな、とか、休みたいな、とか思う理由の大部分は怒られるから、という人が多いと思います。もし、怒られずに一緒に頑張ってくれる人、手伝ってくれる人が周囲にいてくれたらそんな悩みもなくなるのかもしれません。しかし、多くの場合、フォローしてくれる人はいなくて、フォローすべき人が怒るというケースもあります。これは単純にコーチングというものが日本に浸透していないことが原因と考えられます。

スポーツだと、昔はコーチが怒る、選手は怒られたくないから言われた通りにやる、嫌々でもやっているうちに上達するというやり方が主流でした。しかし、それでは選手の主体性、改善力というものが全く育ちません。これは社会人でも同じで、一言良いアドバイスをすればいいことを余計なことを言いながら怒ることで、社員のモチベーションを下げるということをやってしまいがちです。

怒られた人は、その時は怒られないように頑張ることはできます。しかし、怒っている方は、そうしないとみんなたるんでしまうんだと、周囲に圧力をかけることによって支配してしまうと、もう怒られる方は何も言い返せなくなってしまいます。これは、完全に縦の関係でしかありません。しかし、縦の関係の場合、相手よりも何もかも上回っている、知識では3倍くらいある状況でないと必ず見落としがあります。

多くの場合、怒っている人は手伝う気が全くない人です、何もできないので他人のせいにして騒いでアピールするしかない人間です。自分が面倒だから、相手を緊張状態で働かせる。このやり方は、スポーツでも会社でもパフォーマンスを下げる結果しか導けません。しかも仕事自体は、その場しのぎになってしまい長続きしません。つまり、怒っている人のために全力を注いでも自分のためにはならないということがわかります。こういう時は、逃げることも大事です。壊れた心、失われた命は元に戻りません。

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