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Viva ! ミラーレス Bravo ! マイクロフォーサーズ 第2回

線香花火を撮ってみた

いつか撮ってみたいなと思っていた線香花火。そのチャンスが巡ってきました。

姪っ子に分けてもらったタイの3本入り線香花火
商品名はファイ・イエン・ラブ (冷たい花火大好き?)
火花に触れても熱くないので子供にも安心、ロウソクの代わりに誕生日ケーキに立てることも

さて貴重な3本を無駄にせず、うまく写真が撮れるのか!? まずはネットで撮り方を検索。

1. なるべく暗い場所で撮る (背景に黒いものを置く)
2. ピントはマニュアルフォーカスで
3. シャッタースピードは 1/15 ~ 1/30秒くらい
4. 安全な範囲で出来るだけ近寄って撮る

そこで身近なもので作った簡易撮影セットがこちら。

物干し台にS字フックでクリップをぶら下げ、そこに線香花火を挟みます
後ろに収納ボックスの黒い蓋を設置し、念のため地面にはステンレスの板を

いい歳のおっちゃんが一人、暗がりで線香花火する姿はかなり怪しい。通報されたら悲しいので庭の片隅でこっそり実行することに。

日中に設置して暗くなるのを待ちます、カメラと花火の距離は約1メートル
この時にマニュアルフォーカスでピントを合わせておきました

撮影環境は整ったけれど肝心なカメラの設定はどうしよう。
シャッタースピード優先モードで、ホワイトバランスや露出補正はブラケット撮影 (1回シャッターを押すとカメラが自動で設定を変えて何枚か撮影してくれる機能)を使ってみようとマニュアルを読んでいたら、アート・フィルターにもブラケット撮影が適用できることを発見。

アート・フィルターとは撮影直後にカメラ内で画像処理を行い、セピア風やヴィンテージカメラで撮影したような効果が得られる機能です。

アートフィルターの例

これなら1回のシャッターでいろいろな雰囲気の写真が撮れる。火花がどのように写るのか楽しみ。

それでは撮影開始。チャンスは3回。1本目はこの設定で。
カメラは我が相棒オリンパス OM-D E-M1 mk3、レンズは M.Zuiko Digital 12-40mm F2.8。
アートフィルターの効果をご覧いただけるようにレタッチはしていません。
ちなみにアートフィルターを適用するとJPEGファイルで保存されます。

・シャッタースピード:1/30秒 ・絞り:F2.8 ・露出補正:-1.0EV
・焦点距離:68mm (フルサイズ換算) ・ISO:200 ・ホワイトバランス:5300K

オリジナル (アートフィルタ無し)
アートフィルタ「ポップ・アート」
アートフィルタ「デイ・ドリーム」
アートフィルタ「ヴィンテージ」

2本目はもう少しアップでシャッタースピードを遅めにして、派手な印象に。
・シャッタースピード:1秒 ・絞り:F2.8 ・露出補正:+1.0EV
・焦点距離:80mm (フルサイズ換算) ・ISO:200 ・ホワイトバランス:5300K

オリジナル (アートフィルタ無し)
アートフィルタ「ポップ・アート」
アートフィルタ「ラフ・モノクローム」
アートフィルタ「ジェントル・セピア」

最後の3本目はややおとなしい感じ?
・シャッタースピード:1/5秒 ・絞り:F2.8 ・露出補正:-1.0EV
・焦点距離:62mm (フルサイズ換算) ・ISO:200 ・ホワイトバランス:5300K

オリジナル (アートフィルタ無し)
アートフィルタ「ヴィンテージ」
アートフィルタ「パートカラー」
アートフィルタ「ネオ・ノスタルジー」

なんとか線香花火らしく撮れ、マガジンに投稿も出来てホッと安心。
タイの線香花火は最後に火球が残らず、点火してから10秒ほどでパッと燃え尽きてしまいます。 あの儚げで風流な火球を懐かしく思い出しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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