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ミャンマーにおけるキャッシュレス2019

今回は約2年ぶりくらいにミャンマーで長期(2019/05/17〜2019/05/26の10日間)滞在して色々と生活感を改めて知ることができた。建設中のビルも増えてた。
Grabタクシーが増えていて非常に便利だったのが印象的。

キャッシュレス普及状況概観

さて、ミャンマーにおけるキャッシュレス、最大都市ヤンゴンでもまだまだの模様。が、萌芽はある。

以下、送金と決済(ネット、店舗)に分けて書いてみる。あくまでヤンゴンで10人ほどの若者に聞いた結果としての、体感。
※需要があればデータを集めて検証してみようと思うのでぜひコメントください。 


■送金

・銀行口座を持っている人は、スマホでモバイルバンキングを結構使ってる。送金手数料は同行間だとかからない。
・ヤンゴンにおいての送金には、基本は銀行のモバイルバンキング、銀行口座を持たない人にはWaveMoneyが使われている。(キオスクで入出金ができる。エムペサみたいなサービス。)

■ネット決済

・ミャンマーの携帯電話は基本プリペイドで、そのチャージしたお金をネットコンテンツの決済に使っている(が、手数料50〜60%なので提供者が二の足を踏む)
・クレジットカード決済もあるが、まだ普及に至らず、ECも結構な割合で代引きを行っている。
・コンテンツサービスを提供する企業にネット決済サービスのユーザー利用割合を聞いたところ、9割5分以上が通信キャリア決済だとのこと。
→手数料が高すぎてコンテンツサービス運営が非常に厳しいと不満を漏らしていた。

■店舗決済

・QR決済もあるにはあるが、全くと行っていいほど普及していない。
・先のネット決済を使うために各地にあるキオスク(個人商店)やコンビニを利用しているため、端末は存在。導入が進めば店舗での決済はわりと普及するかも?
・クレジットカードは大手のショッピングモールに入っている店舗などではわりと使える。観光客が多いところも。
・クレジットカードを作らせるキャンペーンみたいなのは結構至る所で見た。
・銀行口座からのデビットカードも少しずつ普及中の様子。

ちなみに以下は2018年3月の記事だけど、各決済を詳しく比較している。

これと比べると、キャリア決済の手数料は現在少し下がった模様。ミャンマーで決済のビジネスをやるには金融ライセンスや各種法律などハードルが高いが、面白い分野だとは思うので今後もチェックしていきたい。

個人的にはミャンマーでユーザが多いViber決済と連携させてRakutenに進出して欲しいところ。タイからの観光客が増えてるみたいなので、LINEもワンチャンあるかも?

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