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Current clinical concepts: hamstring strain injury rehabilitation

こんちは!!あやです。

少し空いてしまいました。休み明けはリズムを直すための時間になってしまいがちです。そしてまた違う論文を読み始めまして、そちらに気を取られてしまってました。

さて今日はエクササイズ介入-ランニングへの進行-と、ハムストリングスの遠心性収縮エクササイズについてまとめていきます。

Exercise interventions -progressive running- 

漸進的なハイスピードランニングとスプリントへの復帰はリハビリの中でも最も大切な側面とされている。沢山のスポーツと一般的なHSIのメカニズムの基礎的なパフォーマンスになる。図表3は臨床家の経験を基にした、漸進的なランニングプロトコル例を3つのステージで提示している。これはランニング中のハムストリングスのバイオメカニクス的な理解が求めらる。また、HSIのリハビリテーションに同様のプロトコルを適応できる。

スクリーンショット (16)

ステージ1は安全にアスリートの歩行を最小限の痛みで行うことが可能なレベル(痛み≦4/10)で続いて、スロージョグ(~25%)から中程度のスピードのラン(~50%)に移行する。許容範囲内として。一度中程度のスピードでのランが可能となると、アスリートは徐々にステージ2に移行していくが、ステージ3への移行するためには、痛みがない状態で高速度でのランニング(~80%)を行うことが大切である。HSIのリスクを最小限にするために。ステージ3では最大スピードのスプリントに向けて、最大スピードの80%以上のランニングの強度になると、比較的小さい増加率で負荷のある(遠心性の運動)動きを増加させることが求められる。

一度、ハイスピードランニングやスプリントを成し遂げると、HSIのリハビリテーションや競技復帰は各個人のニーズに応じて行う必要がある。ウェアラブルセンサーや他のテクニックの出現や有用性により、ランニングを簡単に数値化できるようになった。臨床家はこれらのアプローチで結果測定を集め、競技復帰を客観的に評価することで、ランニングの進行に役立たせられ、より安全に、アスリートを一般的なトレーニングやスポーツパフォーマンス復帰へ導くことを可能にした。 推奨レベルA

Eccentric hamstring exercises

ハイスピードランニングに備えるための準備として、筋の構造と強さ、ハムストリングの遠心性収縮力の欠損はHSIリハビリ介入においてよく見られることである。主に遠心性活動とハムストリングの伸展時の延長、 diver and glider exercises 、Askling’s L-protocolは競技復帰の時間を短くする。従来の多面的な介入と比較して。しかしながら、L-protocolエクササイズの負荷はどれもハムストリングに高い負荷がかかるが、高強度の負荷は、ハムストリングの強化、大腿二頭筋長頭腱の長さの延長、そしてHSIのリスクを減少させる重大な構成要素として、証明された。ハムストリングに強さと二頭筋長頭腱の長さの欠損が認められた時は、競技復帰は先送りにし、さらにノルディックハムストリングなどのような遠心性の負荷をリハビリテーション中に与える必要がある。

遠心性の負荷はリハビリテーション介入として最も推奨されており、臨床家の課題としては、いつどのように導入すれば安全であるかを知っておかなければならない。ハムストリングの遠心性エクササイズはHSIの早期のリハビリテーションではよく避けられ、一度の痛みと両脚間の膝屈曲時の等尺性の筋力が再解決されたら導入される。しかしながら、痛みや両脚間の等尺性の膝屈曲筋力の欠損に関わらず、遠心性の負荷は各競技者のエクササイズパフォーマンスを基に安全に行うことができる。例えば、両側のスライダーエキセントリックエクササイズはHSIのリハビリテーションの初期から導入することが可能である。片脚の移行前やノルディックハムストリングの前に。このエクササイズはフル可動域を獲得後行うことが可能である。この遠心性負荷のアプローチはハムストリングの強さと二頭筋長頭の長さの増加を比較的短い時間のリハビリテーションで示した。 推奨レベルA

今日はここまで!!!

次回は股関節伸展筋群の強化とハムストリングスの柔軟性エクササイズについてまとめます。

リハビリで大切なのは、いつどのタイミングでなんの種目をどんな意図で導入するかですね。

まるで料理です。

先人たちが料理でよく例えていたのを読み解いている際に思い出しました。

全ての会話が未来のどこかでつながるのはいつも面白いですね!!


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