プロ野球がスタート

2/1から春季キャンプが開始され、いよいよ野球ファンが待ちに待った「球春到来」です。
昨季は2位に終わった横浜DeNAが今季目指すのは「優勝」以外無いですし、チームスローガンも「横浜頂戦」になり、まさに頂点へ挑むシーズンになります。
そのために今季は様々な選手が新しく加入して、既存選手たちと春季キャンプから切磋琢磨する姿は見物になるでしょう。

そこで今年の展望と、春季キャンプで是非注目すべき選手を５人ピックアップしてみました。

今季の展望

今季で三浦監督は３年目を迎えます。
１年目は外国人選手の来日遅れや、戦力が整わなかったことの影響が大きく最下位に沈んでしまいましたが、２年目の昨季は戦力が整備されて２位に躍進しました。

投手陣が整備されてきたことでロースコアの展開に持ち込みやすくなり、無失点継投で勝てる試合が増えたことが、２位躍進の主な要因でしょう。
三浦監督が重視していた犠打・盗塁・走塁などの１点を取りに行くための野球を浸透させて、投手力・機動力重視の野球へとシフトしていくことができました。

昨年オフは１番手捕手を務めていた嶺井が移籍することになりましたが、ドラフトや補強では吉野・橋本・ウェンデルケンらを獲得して、投手力の更なる強化が見込めます。そして林・京田・アンバギーら守備走塁面が武器の選手を獲得したことで、より投手力・機動力重視の野球へシフトしていく展開が予想できます。

本拠地がハマスタなのでロースコアで勝ちに行く作戦が合っているかというと微妙なところですが、それでも方針がバラバラになるよりかは１つにまとまって目指す方が意識を統一できますし、三浦監督の野球がもうチーム全体に浸透してきてることでしょう。

優勝するためには打倒ヤクルトになりますが、ヤクルトには昨季５６本塁打を放った村上がいます。その他強力打者を多数抱えていて得点力がリーグダントツです。これに対して１点を取りに行く野球は正直相性が悪いですが、三浦監督３年目の集大成としてどこまで勝ちに行けるかが見どころです。

勝算があるとすれば、DeNAはオースティンや平良など元々の主力選手が復帰して来れば戦力に厚みが増してきます。
ドラフトでも即戦力と素材型をバランス良く指名したので、昨季と比較しても戦力の底上げができているでしょう。
ロースコアの展開をモノにしつつ、ビハインドの場面では１発攻勢から逆転できるような展開にできれば、勝ち星は大きく増えますし優勝も狙えます。

昨季の躍進を97年の時と同じように見るファンも多く、今季は98年のような優勝を期待するファンは例年にも増して多いはずです。
是非とも15年ぶりの優勝を実現し、三浦監督には横浜の歴史を塗り替える大金星を挙げてもらいたいですね。

 春季キャンプ注目選手

35年ぶりの優勝へ向けて、今季のキーマンともなる選手を5人ピックアップしました。