【横浜DeNA】森敬斗、1軍レギュラー定着へ~走攻守全てでレベルアップ~
今年高卒3年目を迎える森敬斗ですが、1軍春季キャンプでは石井琢朗野手総合コーチから熱心な指導を受けていて、1軍レギュラーへ定着するのではないかと期待を集めています。
DeNA初の高校生野手1位指名
森敬斗はドラフト時から期待を集めていました。
DeNAになってからの2012年のドラフト以降で、初めて高校生野手の1位指名選手でしたし、走攻守揃った遊撃手ということで、将来1軍遊撃手のレギュラーに定着できる選手になることが期待されていました。
1年目から見せた将来性
森敬斗のプロ1年目は主に2軍で過ごしていましたが、シーズン終盤に1軍へ上がってくると、初打席でレフトフェンス直撃の2塁打を放ち大きな結果を残しました。
その後の試合でも安打で出塁すると、俊足を活かして必ずホームへ戻ってくるなど結果を残しましたし、この活躍により将来のレギュラーへの期待がますます高まりました。
2年目は2軍成績を飛躍的にアップ
2年目の森は、1年目の1軍の経験を活かして走攻守全てでレベルアップした成績を残しました。
打撃の成長
打撃成績では以下のような成績アップになっています。
2020 打率.210 出塁率.260 長打率.280 OPS.540
2021 打率.255 出塁率.301 長打率.369 OPS.670
高卒1年目から2年目にかけて2軍で成績が上がってくるのは珍しいことではないですが、OPSが.130も上がるのは順調な成長と言えます。
特に打率と長打率を上げているので、強打をしっかり打てるようになってきたことが分かります。
盗塁成功率の成長
また森の足を活かす盗塁についても、回数と成功率を上げてきました。
2020 7盗塁 成功率50.0%
2021 16盗塁 成功率66.6%
森の場合、1年目はなかなか盗塁が成功せず、盗塁技術がまだ持ち合わせていなかったですが、2年目で盗塁数を倍以上に増やして成功率も上げています。
森の本来の足を考えれば、更に増やすことも可能でしょう。
守備の成長
守備力については、森は送球が不安定でまだまだ改善が必要な余地がありますが、脚力を活かした広い範囲を守れています。
某サイトの有料会員の指標を確認したところ、1年目から守備指標はリーグでも上位になっていますが、2年目はさらに数値が改善されていますし、それが守備範囲の広さが影響していることがはっきりと分かります。
1軍の守備指標はまだそこまで良くないですが、良くない原因はエラーの多さで、逆に併殺奪取や守備範囲の指標は良いです。
総合的にもチーム内の遊撃手では上の方なので、1軍で起用することは問題ないでしょう。
現在のDeNAの遊撃手事情
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