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【横浜DeNA】勝又温史・野手転向1年目でOPS.800超え【来季支配下確実】

今のDeNAの若手野手の中で期待されている選手というと、勝又温史が筆頭に挙がってくると思います。
勝又は今季高卒4年目ですが、去年まで投手だったのが一度戦力外となり、今年から野手で育成契約をしました。
勝又に野手としての素質があると判断した故のこの野手転向でしたが、実際今季の勝又は期待をはるかに上回る結果を残してくれました。

勝又についての評価

打撃

2軍
227打席 打率.293 6本塁打 23打点 2盗塁 OPS.801

野手転向1年目で3割近い打率とOPS.800超えを達成。
打率はチーム内だと、オフに山下と宮本が戦力外になったことでトップになっています。
本塁打・OPSは細川に次いでチーム2位で、打撃に関してはもう2軍卒業のレベルです。

フェニックスリーグ
33打席 打率.433 1本塁打 6打点 OPS1.185
フェニックスリーグではよりはっきりと結果を残せていて、チーム内ダントツの打率とOPSになっています。
三浦監督も勝又については高く評価していましたし、現2軍野手陣の中ではトップクラスで期待している選手でしょう。

勝又は脚も比較的速くて盗塁や二塁打・三塁打を増やすこともできますし、俊足好打の打者として活躍する未来が見えます。

守備

守備に関しては、当初は非常に厳しい状態でしたが、今季通して改善してきました。

今季は外野で405イニングを守り、半分以上はセンターで起用されていました。
ですが失策数が多く、守備範囲や送球でも平均以下の評価になっていて、課題になっています。
仮に守備が問題なければ今季の支配下登録もあり得たと思いますし、今の勝又の課題は守備のみと言っても過言ではないでしょう。

シーズン通しての成績で見ると守備成績は悪いですが、当初と今と比較すると飛躍的に向上しましたし、シーズン終盤やフェニックスリーグの頃には外野の両翼に関しては、ほぼ問題ない状態になっています。
センターに関しては守備範囲が広く守備の要のポジションでもあるので、もう少し改善する必要がありますが、それでも春先の頃と比べれば見違える進歩です。

投手→野手へ転向した選手ですし、正直なところ両翼を守れれば良い方だと個人的には思っていました。
しかしシーズン途中から勝又をセンターで固定して起用していて、センターの守備イニングはチームトップになってますし、球団としても勝又をセンターで育てられるという目途がたったのだと考えられます。
ここまで守備力を上げることができたのは、勝又本人のセンスと努力の賜物といえますが、それをサポートした柳田守備走塁コーチの手腕も大きいでしょう。

いつ支配下登録か

攻守でここまで良くなっていることを考えると、気になるのはいつ支配下登録になるかです。
DeNAは今年、外野の宮本を戦力外にしましたが、ドラフトで外野手は1人も指名しませんでした。
おそらく今後の補強でも外国人などを除けば、新たな外野手の補強はないでしょう。
こうしているのは、勝又を支配下登録する目途が立っているからだと考えられます。

打撃に関しては既に支配下レベルですし、守備に関しても外野の両翼は1軍でも守れる状態になっています。
なのでおそらく来季は春季キャンプから1軍帯同させ、そこで練習試合やオープン戦で状態を見て、結果を残せれば開幕前に支配下登録する流れになるでしょう。
場合によっては開幕戦にスタメン出場する可能性もあります。

仮に開幕までに支配下登録がされなかった場合は、打撃面よりも守備面での課題でされなかったと思われるので、その場合は2軍でしっかり守備を磨くことになるでしょう。
とはいえ、ここまで結果が残せている勝又を支配下登録しないというのはあり得ないので、来季中の支配下登録は確実です。

DeNAにとっては非常に楽しみな若手野手で、まさに育て上げた選手なのでぜひ支配下登録を掴み、大成して欲しいですね。


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