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触発されたもの

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ネット徘徊していて触発されて書いたものたち
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記事一覧

カセットテープの時代。

カセットテープの時代。

夜の8時。
ぼくは母と弟に「静かにしてて!」と頼み、黒いカセットデッキをテレビの前に持ってきた。オープンポタンをカチッと押し、中にお気に入りのカセットテープを入れて閉じる。

テープはちょうど前の曲が終わったところで止めてある。大丈夫、ここから録音すればちゃんとされる。

でも、少し不安になって念のため巻き戻しボタンを軽めに押す。

キュルキュルキュル

テープがすばやく巻き込まれる音がする。2、

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今あえて、文学の《実用性》を考える。

今あえて、文学の《実用性》を考える。

 文学――今、国語教育に携わる人たちの中で、その言葉が話題になっています。それは、今回の教育改革――大学入学共通テストに象徴される入試改革も含む――のなかで、「文学が軽視されているのではないか…?」という懸念が広まっているからです。
 果たして本当に、文学は教育改革の中で軽視されているのでしょうか? そしてもし軽視されているのならば、それは許されることなのでしょうか?

実用文と文学と 文部科学省

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とっても尊いもの

とっても尊いもの

それが傷つけられたと感じること

生きておればあるだろう(そんなにないかもしれんけど)

プライド、人格、尊厳、家族、、、etc.

(※家族は自分以外の人間が巻き込まれるのでやや違うかもしれないけれど、まあ似ている)

これらが傷ついたと感じるようなケースは往々にして突然やってくる。

あまりの意外さにびっくり仰天後さらに気持ちが動転していることを指して”傷ついた”と呼んでいるのかもしれない、と

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互恵関係

宇宙の真理

昆虫学者や鉱物学者。この人たちは人生のどっかの時点で昆虫や石の声を聴いたのだ。(そういう類ではない人もいるにはいるだろうけれど。。)

声を聴くというのは、実は向こうが呼んでいるだけではなくて、こっちも意識(いや無意識の何か?)がそちらに向いて流れている。

呼ぶから聴いてくれるのか?聴こうと思っているからそれに気付いて声を出してくれるのか?

そのどちらもが起こっているような感じ。

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コロニアリズム

植民地主義。

第二次世界大戦まで世界中に存在した植民地。ご存知の通り統治していたのは西欧の列強(イギリス、フランスなど)。大戦後は植民地は独立した国民国家となった。つまり、そこに暮らす人々によって、統治者を選ぶことができる体制にはなった。

地域の特性や歴史的経緯などの違いにより事情は様々だけれど、概して植民地から生まれた国民国家は、国際社会において引き続き周辺(非中心)的存在であり続けている。

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飛ぶ

なんとかを侮辱したら暴力で返される可能性はある

という言葉を巡っていろんな人がいろんなことを言っていた(ツイッター上の話)

そこで感じた違和感。

何でそもそも侮辱するの???

私は、気付いているのかいないのかわからないけれども、妙に堂々と主張する人には「なにっ!?」という気持ちは湧く。それは瞬間的なものなので湧くこと自体は防ぐことはできない。

感じとしては怒りに近くて、別に侮辱したくなる

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いかんともしがたいこと

理不尽なこと

何とかならんかったんかいなってこと

全く無関係な第三者であっても心がめちゃ痛むような。。。

絶対に元には戻らない。

勿論再発防止のために対策を議論することを妨げるものではない。

ふと足を止めて考えて欲しいことは、「魂を鎮める」ということ。

これは何も死んだ人の魂に限ったことではないのではないか?と。

全く無関係な第三者にとっても心が痛むのは、生き残った人がいるからだろう

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ちょっとちがう

甘え

「自分にできない事」と「自分にできる事」ってそんなにはっきりとは分からない。少なくともいろんなことを頼み頼まれする日常で、いちいち判定なんてしていない。同じ事を同じ人に頼まれても、すんなり聞けるときとそうでないときとがある。頻度の問題も重要で、度々頼まれるより、千回に一回とかが分かれば、願いを聞いてあげようとも思うもの。

「甘え」というのは文字通り、「甘い想定」。

つまり、私たちは様々

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日本人の美質

日本人の美質

これは、南方熊楠が、古社の合祀・滅却に反対して書いた書状の中で、英国の友人(といっても30歳ぐらい年長)の日本研究者で、オックスフォード大学の総長(?)も務めたディキンズ氏(Dickins, Frederic Victor)からもらった手紙の一部を引用したものということです。つまり、シャラ―博士という外国の人が日本について書いたものを、別の日本に詳しい外国の人(ディキンズ)が、日本人である熊楠に伝

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勝手

勝手にすればいいことをいちいち宣言する。

時代のせいか。。。

あなたは死ぬまであなたでしかあるまい。

折々に区切りを付けたくなる気持ちは分からないではない。

しかしなー。

元服とか名前チェンジとかしてた時代とは違うよね。現代。

みんなでセレモニってた時代とは様々な儀式の意味合いって違うさ。

最近考えるのは、今みたいに本当にたくさんの人が当たり前のように社会のあれこれについて考えたり話

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本音、ポエム、他何でも。。。

言いたかったけど言えなかったことを誰かが言ってくれるとする。

そこで、「よくぞ言ってくれた!」ってなる気持ちは分からないではない。

でも。。。

それって情弱に映る。

骨のあるヤツってのは、「俺の方が上手く言える!」じゃなくて、多分、「そんな当たり前のこと今さら言ったところで何か変わるのか??」と感じるはず。何故なら、彼女/彼にとっては、言うか言わないか?よりも、言った後、言われた人間がどう

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大枠から話を進めるのは限界がある

ウソではないし、理解を進めてはくれるけれど。。。

一人一人の現に生きている時間というのは、常に動き続けているわけで。。。

勿論何の工夫もない場合も沢山あるけれども、そうは言ったって生きてはいる。生きている以上は何も感じていないわけではなく、よって、拙いなりの工夫だってあれこれある。

私自身田舎住まいかぁ~と想像した際、人間関係濃いな。。。としり込みした経験はある。

かといって、入ったなら入

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Chain of Happiness

2007年11月30日付 過去ブログより転載

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子どもの頃、祖母が私にかけてくれた言葉。

「勉強しなさい。」

当時まだ小学生だった私にとってはあまり嬉しい言葉ではなかった。たまに買ってもらったものも、文房具とか本だったな。。ねぇ。なんだか年に一度とか二度しか会わないのに、普段家や学校で言われるような言葉だもの。。(注:とはいえ。あまり家でも学校でも「勉強しなさい」って言

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いじめは楽しいからなくならない

とかばかいうのはよせなんでこうも情弱なのかね。。。

これがベテラン教師とは。。。

どこで仕込まれたのか知らんが、自らが既存理論の奴隷になっていることに無自覚過ぎる。

いじめに楽しさを感じる側面があることは認めよう。

がしかし。

いじめを楽しいと感じることをあたかも万人に共通の資質であるかのように扱うことは認められない。

人間ってもっと気まぐれでしょ?

なもんで楽しいことっつったってい

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