小旅行記(2019年10月12日(土))

さあいくぞ!

前日から気合いが入り過ぎて中々寝付けず、やっと眠ったと思ったら目覚ましが鳴る前に目が覚めた。

前夜から用意しておいた朝ごはんを食べ、ほぼ予定通り朝5時過ぎに出発。

しかし家を出てまだ5分と経っていないのに、検問に出くわす。

週末の早朝(明け方)というのは、前夜からしこたま飲み続けたような輩が帰宅する時間帯でもある。ということで、警察車両が要所要所に待ち構えていることは珍しくない。

とはいえ、折角の初めての一人旅で昂っていた気持ちが一瞬にして冷や汗に変わる。こちとら前夜飲酒もしていないし、やましいところは一切ないのだが。

制服相手の時はより自然な笑顔と愛想が大事。慇懃無礼にならないように。相手の質問にはシンプルに答える。

けれどもその朝第一番目の方の質問がどうもよく理解できない。分からないのでとりあえず手持ちの車両関係の書類や免許証などなどを次々と提示してみるが、どうも要領を得ないらしい。

お互いにジェスチャー(形態模写?)なども交え、やっと分かった。

車両に常備されているべき消火器がない。ない場合は罰金だ。と。

そこでふと気付く。

ちょっと隣国へ行こうとしていたもんで、現地通貨は有料道路の料金分ぐらいしか持ち合わせていない。つまり罰金(は切符だから逃れるためのワイロ???)も払えない。

幸いこちらの身分証明書を提示し、行先やただの日帰りであることなどを話している内に罰金切符も切られず解放。よかったよかったと安心している間もなく数百メートル先で次なる検問。ただそこでも同じようなやり取りを経て大過なく解放。

ふーっ。大過なかったとはいえワキ汗かいちゃったよ。ドキドキ。

なんだろ?選挙も近いのでとれる罰金はとりまくろうって魂胆なのか?よく分からんが。(選挙はカネがかかるのです)

立て続けに検問があったということで、この先もどうなるか分からない。気持ちを落ち着かせるためもあって急がず制限速度を遵守してドライブ。料金所2か所を過ぎ、120km/h制限になってもほぼ100~110km/hで走行。実際そんなにパワーもないし車高高いし、スピードは出にくいんだけどね。

片道約100㎞の道のりは、自分で運転するのは初めてだったけれど、二度ほどお車に乗せて頂いて通ったことのある道。特段複雑な分岐点などもなく、無難に国境施設まで到着。過去二度よりも早い時間帯に到着したこともあって、若干出国手続きに違いがあって戸惑ったものの、特段の問題もなく通過。小一時間要したんだけどね。

目的地のゴルフ場はその国境施設からも目視できるほどの近さなのでほどなく到着。

散々なラウンドを終え、昼ご飯を食べて、少し休憩して帰途に就く。

ラウンドは散々だったとはいえ、普段通っているコースとは違ってフェアウェイの芝はじゅうたんのようにフカフカで、歩いているだけでもウキウキしたし(球を打ち始めるとウキウキ感は霧消してしまったことは言うまでもないが)、ランチで食べたステーキは美味だったし、レストランからの眺めはいいし(シカやカバが見えた)、お休みに訪れるには十分すぎるぐらいの場所。スコア以外は本当に満足した。

再びの国境越えの前にスーパーでお買い物をし、出入国手続きを終えて無事帰宅したらもう18時が目の前。薄暗くなり始めていた。

片道100㎞ということで、もっと早く戻れるかと思っていたけれど、国境施設の混み具合にもよるし、どうやらほぼ1日がかりの旅ということになりそう。

さすがに毎週は厳しいかなぁ?

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