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「スコトーマ」

濵桜コンサルティングの濵野芳裕です。

今日は
視点を増やし、
視野を広く持ち、
視座を高くする為に
必要な
「スコトーマ」
についてのお話です。

「スコトーマ」
とは心理学用語で
「心理的盲点」
「認知的盲点」
のことです。

よく言われます
「人の脳は3%しか使われていない」

3%なのか1%なのか5%なのかは
分かりませんが

全てを使ってないっていうのは
ホントらしいです。

それは何故かと言うと
脳の全てを使う為には
変電所1つ分のエネルギーが
必要なんです。

当然ですが、
人間は
変電所1つ分のエネルギーを
作り出すことは出来ません。

だから
脳は重要だと思うものしか
処理をしないと言われています。

でも、
何かに興味を持ち、
アンテナが立つことで
脳が重要だ、必要だ、と思うものが
増えたり、

視点や視座
そして思考を変えることで、
今までスコトーマだったところが
はずれると、
今まで見えてなかったものが見えてきます。

この話だけでは
分かりずらいので、少し
事例をお伝えすると、

例えばドラマの再放送を観ている時に
こういったことが起こります。

「このドラマ、5年前に全10話全て観たな」
と思いながら観ていると、

なんと、端役で今一番人気のAという俳優さんが
出てたってことはないですか?

これはよくあると思うのですが、
その時もAさんを観てたと思いますが、
5年前にはAという俳優さんに対して
アンテナが立っておらず
脳が処理をしなかったので、
記憶に残っていません。

でも、今はAという俳優さんに対してアンテナが立っているので
ちょっとでも出てくれば脳が処理を
して気づくようになります。

これがスコトーマです。

ではスコトーマを外すために、
以下のようなことで
外すことができます。

①    目標設定をする
②    興味を持つ
③    情報収集をする

それぞれをみていきましょう。

1つ目は「目標設定をする」

仕事をしていく上で
目標設定をしますが
なぜ目標設定するかというと、

目標設定をすると、
その目標に対してアンテナが立つので

目標達成するために
「必要な情報」や「やり方」
もしくは「物」であったり「人」が
見えるようになったり
気づけるようになるからです。

同じコミュニケーションをしても
「それって使えるな」とか
本を読んだときにも
「これって使えるんじゃないか」の
ように気づくようになるんです。

今までは、
「目標達成に必要なもの」が
目の前を通り過ぎても、

アンテナが立っておらず、
意識できていなかったので、
キャッチできなかった状態から、

アンテナが立ち、
意識できるようになると、
キャッチできるようになります。

その結果、
目標が達成しやすくなります。

以前「引き寄せの法則」が
流行ったことがありました。

願えば必要な物事が寄ってくる、
引き寄せることができる、
というのが「引き寄せの法則」です。

スピリチュアル的な事として
語られることもありますが

何もそれは、スピリチュアル的なものではなくて、

人間にはスコトーマと言う
機能があるので
目標設定すると、達成する為に
必要なものに
気づけるようになるんです。

目標設定をし、
意識して仕事をしていけば
スコトーマが外れ
認知の幅が拡がり、
気づきが増えるので
目標達成しやすくなります。

2つ目に「興味を持つ」

仕事をしていくうえでも
生きていくうえでも
いろんなものに興味を
持つことは重要です。

いろんなものに興味を持つと
アンテナの数が増えるため
スコトーマが外れ

見える幅が広がり、
認知の幅も広がり、
自分自身の人間の幅も広がります。

今は興味の対象を増やすことが
なかなか難しい時代です。

それは昔よりピンポイントで
自分が欲しいものが手に入るからです。

例えば
本買おうと思ったら
アマゾンでその本に
直接アプローチできます。

でも昔であれば本屋さんに行って

「こういう本があるなぁ」
「あーゆう本もあるなぁ」

という風に、
寄り道しながら本を選ぶので、

今までなかった
興味の種を刺激されながら
新しい本を買ったりしていました。

そういうことが
今は少なくなっています。

私が若いころであれば
情報収集するのは基本雑誌でした。

雑誌は、
欲しい情報だけが書いてあるわけではなく、
興味がない情報も載っています。

そこで
また新しいものに触れて
興味を持つということがありましたが
今はその機会が少なくなっています。

だから、
興味の対象を増やす
環境づくりも必要です。
 
もちろん、
3つ目の「情報収集する」中でも
アンテナは増えます。
 
仕事の質を上げたり
目指すゴールを達成したり、
自己成長をするためにも
情報収集は必要です。
 
目的を持って
情報収集をするなかで、
初めて知ることや気づくことが
多くあるので
必然的にアンテナが増えていきます。
 
情報収集をする際は
 
自分の組織内だけではなく、
他の組織
他の業界などの
考え方や
やっていることに触れることで、
 
複数の視座が手に入り
視野が広くなることで、
認知の世界が広がっていきます。
 
人の持つ固定観念や先入観によって
スコトーマは生まれます。
 
そして
スコトーマは、本来自分にとって
大事なものを見落とす原因に
なってしまうことがあります。
 
だから、
意図的にスコトーマを外して
認知範囲を広げることが
重要です。

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