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叶えたいからこそ「終われない!」 「HEART to HEART!」考察記事

 どうも皆さんこんにちわ。ハミーです。今回はμ‘sのとある楽曲のお話をしたいと思います。その楽曲は「HEART to HEART!」についてです。なぜこの曲を今取り上げるかというと、たまたまこの曲を聴いたときに、
ある「可能性」を感じてしまい、号泣してしまったので、それを何としてでも「言葉」にしたいなと思い、今キーボードを叩いています。
その可能性とやらをもったいぶらずに言うと、
「この曲、μ‘sにまた会わせてくれる曲なんじゃないか」ということです。ただの妄想と言えばそれまでですが、どうぞお付き合いくださいませ。

歌われなかったこの曲

 「HEART to HEART!」は2015年の10月28日に、スクールアイドルフェスティバル、通称「スクフェス」のコラボシングルとして発売されました。もう3年も経つんですね。当時の私は、映画の楽曲もリリースし終わった後に、発売されたので、「なんだ!映画で終わっちゃうのかなって思ったけど、これからまた各ユニット曲も発売されるし、μ‘sはまだまだこれからだね!」
なんて楽観的なことを考えてました。(その約2か月後にμ‘sはファイナルを宣言します。何の因果か発表されたのは、私の誕生日である12月5日でした。)

 そしてその宣言から月日は経ち、2016年の4月1日にμ‘sはファイナルライブを迎えたわけですが、この曲「HEART to HEART!」は披露されませんでした。ちなみにこの楽曲の後に発売された、同じくスクフェスコラボシングルの各ユニット曲はA面、B面共に披露されました。(過去にはスクフェスコラボシングルとして「タカラモノズ」も披露されています。)
何のための新曲だったのかという疑問はありましたが、当時はこの曲にそこまでの思い入れを持ってなかったので、少し残念だなという気持ちで済んでいました。しかしこの曲はあの日にやらなかった理由があると思います。

歌われなかった理由

 どうしてあの日に披露されなかったのか、その理由のひとつに、
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」の存在が挙げられます。「スクスタ」と略されるこちらは、これから配信予定のゲームアプリなのですが、スクフェスと同じくスマートフォン向けゲームブランドの「ブシモ」が手がけています。
そしてそのスクスタの物語のイントロダクションがこちら

【イントロダクション】
27人のスクールアイドルたちと作る最高のライブ!
あなたと叶える新しい物語、スタート‼
東京・お台場にある自由な校風と専攻の多様さで人気の高校、
私立虹ヶ咲学園に通う主人公(あなた)は、ある日μ’s(ミューズ)とAqours(アクア)の合同ライブを見て衝撃を受ける。
『きらきら輝くスクールアイドルたちを、一番近くで応援したい!』

虹ヶ咲学園 スクールアイドル同好会
音ノ木坂学院 μ’s
浦の星女学院 Aqours

スクールアイドルみんなの文化祭「スクールアイドルフェスティバル」を目指して――。
ここからあなたと彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」を始めよう!
                         公式サイトより引用


 やはり注目してしまうところは、μ‘sとAqoursの合同ライブという部分ですよね。μ‘s自体はワンマンライブにおいて、ファイナルライブを迎えるという表記はありましたが、それは裏を返せば、複数のグループが出演するライブには登場出来るとも捉えられます。
 そしてまだ配信されていないこのゲームアプリを、如何にインパクトを残し、多方面に宣伝出来るかというと、やはり合同ライブが一番効果的なのではないでしょうか。
このイントロダクションの主人公のように、μ‘sとAqoursのライブに衝撃を受けることで、μ‘sからしばらく離れていた方は、思い出すかのようにゲームアプリを開き、Aqoursからラブライブ!を知った方は、2グループをより知りたいがために、スクスタをインストールさせるのではないでしょうか。そして両方を今も追いかけているあなた。あなたは仮に合同ライブを行われていなくても、取りあえずスクスタをやってみるでしょう(笑)

画像は懐かしい、μ‘sありがとうプロジェクトから。見えにくいですがちゃんと「ワンマンライブは」という表記がありますね。

 思えば公の舞台で初めて、μ‘sとしてのメンバーと、Aqoursとしてのメンバーが共演を果たしたのは、このスクスタが、初めて世に向けて発表された場ではないでしょうか。その時のメンバーは新田恵海さん伊波杏樹さん。どちらも各グループのリーダーというのも、納得がいきますね。

 そんなスクスタの合同ライブとして、μ‘sはまた私たちの前に現れる。そして直近でかつ、A面では唯一まだ披露されていない、スクフェスコラボシングルのHEART to HEART!を歌い上げ、長きにわたった伏線が回収されるのではないでしょうか。

 何か事情も分かりもしないのに、戦略的なアプローチでμ‘sにまた会えると言ってみましたが、HEART to HEART!の楽曲には、歌詞にもその予感はふんだんに盛り込まれています。その方面からも妄想込みで語らせてください。

歌詞から読むいつかの予感

 想像してみて下さい。ファイナルライブから早数年。もう会えないかと思っていた18人がステージに上がっているその姿を…。
 そのフィルターでこの楽曲を聴いてしまうと、私には全部がまた会えるかのような予感に聴こえてしまうわけですが、特に伝わるであろう2番の歌詞から読み取って参りたいと思います。

かんたんなことだとわかったよ
ダイスキ信じたらがんばれた (かんばれた ONEDAY)
ありがとう キミに会えたのは
すてきな運命 嬉しい日々だよ (すてきだね)

 『数年の時を経て会えた18人。会えたのはまだこの18人がダイスキだったから。だからこそこの日まで信じてこれたし、頑張れた。信じ続けた18人から受け取る「ありがとう」。まさに運命。信じた日々と出会えた今を含めて、嬉しい日々なんだ。』

いっぱいの思い出を抱いて (いっぱいあるよ)
これからもよろしくだよと
踊ろうか (そうだね) 踊ろうよ (もっとね)
終わらないよ
HEART to HEART to HEART!
(1.2.3.4! 終われない!)

『ファイナルまでの日々とファイナル以降の日々での思い出。全部抱きしめて、これからもライブを通して踊っていこう。もっと踊ろう。それまではμ‘sは終わらないよ。いやもっと正直に、むき出しの心をさらけ出すのならば、終われないんだ!

「HEART to HEART」は「腹を割って」「むき出し」という意味だそうです。もう振ることのないと思っていた、μ‘sの推しメンバーの色に光るブレードで、終わらないではなく、終われない!と叫ぶ。すごく美しい光景でしょうね。言葉のイメージですが「終わらない」は環境や周りなどの外的な影響で使うのに対し、「終われない」はそれこそ自らの、むき出しの心からの内的な影響で発する言葉に感じます。まるでμ‘sはまた会えるその日まで、意志を持って、待ってくれているようです。


ユメのけしきを みんなみんな見たいと
ずっと前から願っていたね
ユメのけしきを みんなみんな見たいって
言葉にすればそれは叶うよ きっと叶うよ!
(さぁ大声で) スキのちから信じて
ユメのけしきを (みんな一緒)
一緒に見よう (みんな一緒)
スキのちからで (みんな一緒)
一緒に見よう (みんな一緒)

『私もきっとあなたもその景色を見たいと思っているはず。ずっと前から願っていたはず。ならばそれを言葉にしよう。だってスキなんだから、その想いを大声で、18人と私たち、みんな一緒に。』

スキのちからで 飛んで飛んでみようか
そこになにかが待っているから
スキのちからで 飛んで飛んでみたいって
言葉にすればそれは叶うよ
ユメのけしきを みんなみんな見たいと
ずっとまえから願いをかけてたね (ずっとずっと)
ユメのけしきを みんなみんな見たいって
言葉にすればそれは叶うよ (さぁ言わなくちゃ)
きっと叶うよ! 大きな声で叫んでみてよ

『ファイナルを迎えたあの日から、もう一度あの18人が織りなす景色に会いたいって、みんな願っていた。だから大きな声で叫んでみよう。きっとその願いは、叫び続けて、好きでい続けることで叶うから、そしてみんなのスキのちからが集まれば、どこまでだって飛べるから。』

 私の妄想込みではありますが、私にはこの曲がこのように聞こえました。幸い私には、このブログという発信媒体があったので、今まさにこの想いを稚拙ながら言葉にして、大声で叫んでいる最中です。
個人的には、言葉にする術がもし無くても、とにかく好きでい続けることが、またμ‘sに会える、一番シンプルな方法だと思います。だって大好きな人たちに、「また会えるというユメを一緒に見よう。その為にはまだまだ好きでいてね」と言われたらそうしたいじゃないですか。

好きでい続けること 
 

 最近私の周りには、μ‘sを好きでい続けることに疲れてしまった。という方も(主にTwitter上ではありますが)よく目にします。確かに絶え間ない情熱を注ぎ続けることはかなり、心を消費することだと思います。でも情熱は誰かと比べるものではないし、度合いは人それぞれで良いと思います。μ‘sは終わったものだと思わないことスキである気持ちを忘れないこと、それこそが好きでい続ける一つの方法かと思います。良ければ無理せず実践してほしいなと勝手ながら思っております。

 最後になりますが、このブログをここまで読んでくれたあなたは、おそらく、μ‘sが好き(もしくは好きだった)方だと思います。もし今「可能性」を少しでも感じて頂いたのなら、また進んでみませんか?今からまた、そしてこれからもまた、μ‘sを好きでい続けませんか?「覚悟が~」とかそれは今置いといて、むき出しの素直な気持ちでその日を待ち続けてみませんか?そして待ち望んでいたその日を迎えたとき、大声でこう叫びましょうよ。

「終われない!」って!!!!!



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