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強打のスイッチヒッター、ジョシュ・ベル獲得!今後のナショナルズの野手は?

どうも歯磨き粉です。
先日ピッツバーグ・パイレーツの主砲であるジョシュ・ベルをウィル・クロウ、エディ・イェーンとの1対2のトレードで獲得しましたね。

狙いとしてはナショナルズの核であるフアン・ソトの後ろの強打者を固定したいという思惑だと思います。ワールドシリーズを制した2019年はアンソニー・レンドーン(現エンジェルス)の後ろにソトを置くことでレンドーンと勝負せざるを得ない状況を作り、レンドーンは打点王に輝きましたし、ソトの後ろにも先日引退を発表した打率.340を超えるハウィ・ケンドリックを置くことでレンドーンとソト2人と勝負せざるを得ない状況を作っていましたね。

ベルは今季の短縮シーズンではなかなか調子が上がりませんでしたが、2019年は37HR116打点と素晴らしい成績を残しましたし、この年のように打てればソトにも良い影響が生まれそうですね。

ジョシュ・ベルの過去の成績と通算成績

(2016).273 3本 19打点 0盗塁 OPS.773
(2017).255 26本 90打点 2盗塁 OPS.800
(2018).261 12本 62打点 2盗塁 OPS.768
(2019).277 37本 116打点 0盗塁 OPS.936
(2020).226 8本 22打点 0盗塁 OPS.669
(通算).261 86本 309打点 4盗塁 OPS.814

2019年に一気に成績を伸ばしたという形で、その他の年は目を張るような成績はありませんね。更にはスイッチヒッターではありますが、右打席の成績が左打席の成績と比べるとあまり芳しくないというのも一つの懸念材料でもあります。

(2017)
右打席: .242(128-31)8本 OPS.758
左打席: .259(421-109)18本 OPS.813
(2018)
右打席: .254(138-35)2本 OPS.734
左打席: .264(363-96)10本 OPS.781
(2019)
右打席: .224(143-32)9本 OPS.761
左打席: .297(384-114)28本 OPS1.002
(2020)
右打席: .180(50-9)2本 OPS.590
左打席: .241(145-35)6本 OPS.697

これらからもベルを一塁手の固定レギュラーとして使うよりも主に右投手の時のレギュラーとして出場させ、左投手の場合には右打者を起用するという方法が取られると思いますね。

実際マイク・リゾGMもベルをトレードで獲得したことでライアン・ジマーマンとの再契約が無くなった訳ではないと話していましたし、ジマーマンと再契約して左投手の時に使うか、他に一塁を守れる右打者を新たに獲得するかもしれませんね。

現時点での来季のナショナルズ打線は?

まずは2019年に世界一を決めたワールドシリーズ第7戦のスタメンと2020年の最終戦のスタメンを比較してみました。

(2019ワールドシリーズ第7戦スタメン)
1(遊)トレイ・ターナー
2(右)アダム・イートン
3(三)アンソニー・レンドーン
4(左)フアン・ソト
5(指)ハウィ・ケンドリック
6(二)アズドルバル・カブレラ
7(一)ライアン・ジマーマン
8(捕)ヤン・ゴームズ
9(中)ビクター・ロブレス
(2020レギュラーシーズン最終戦)
1(左)アンドリュー・スティーブンソン
2(遊)トレイ・ターナー
3(右)フアン・ソト
4(指)ヤディエル・ヘルナンデス
5(捕)ヤン・ゴームズ
6(一)ブロック・ホルト
7(三)ジョシュ・ハリソン
8(二)ルイス・ガルシア
9(中)ビクター・ロブレス

こう見るとかなり入れ替わっていますね。ワールドシリーズ最終戦で8番を打っていたゴームズが5番に入っていたり、4番が32歳のルーキーのヘルナンデスであったりとワールドシリーズ制覇時のスタメンと比べると見劣りする打線です。2番のイートン、3番のレンドーン、5番のケンドリックらが不在であったためターナーとソトにかかるプレッシャーが重く、何とか2番ターナー、3番ソトで固めようとするも2019年ほどの厚みは感じられませんでしたね。

何より2019年は3,4,5番が優れていたのは勿論、足と小技を使えるだけでなく長打も打てるターナーとイートンが1,2番で素晴らしい働きをしていたことが非常に大きく、7番のジマーマンもポイントゲッターとしてクリーンアップで返しきれなかった、或いはクリーンアップで溜めたランナーを返す役割の選手が不在だったのが痛かったですね。

私的に2019年に世界一を取った時のオーダーを参考にしながらスタメンを組んでみました。(指名打者は今回なしで)

1(左)アンドリュー・スティーブンソン
2(遊)トレイ・ターナー
3(右)フアン・ソト
4(一)ジョシュ・ベル
5(二)スターリン・カストロ
6(三)ジョシュ・ハリソン
7(捕)ヤン・ゴームズ
8(中)ビクター・ロブレス

どうでしょうか。1,2番はイートンの代わりにスティーブンソンを入れてターナーとの1,2番。これは今年の最終戦と同じですね。

クリーンアップはソト、ベル、そしてカストロ。ソトとベルで1,2番で出たランナーを返す、もしくはチャンスを作る。カストロは今季途中に怪我で離脱してしまいましたが、ケースバッティングも出来てクラッチヒッターでもありますし打点を稼ぐことが出来る5番に置き、前のランナーを返す役割を。

こう見ると下位打線が少し弱く、三塁手が固定し切れていない現状です。ルイス・ガルシアは打率こそ残すもののフリースインガーのため計算しづらく、期待されているカーター・キーブームもなかなか長打力が奮わずレギュラーとして考えるのは難しいです。

こういう状況からも度々シカゴ・カブスのクリス・ブライアントをトレードで獲得するという情報が出回っているのかなと考えています。

実際のところスティーブンソンもフルで1年間戦ったことはなくまだ未知数な部分なので、野手では右打者の一塁手、外野手と三塁手、ゴームズともう1人の捕手の補強に動いて欲しいですね。

個人的にはジョナサン・スコープを獲得し、カストロを3Bに回すかジェイク・ラムの獲得。右打者の一塁手ではホセ・マルティネスがOFも守れますし良いと考えています。外野手のベストはマイケル・ブラントリーのようなクラッチヒッターか今季二冠に輝いたマーセル・オズーナと考えています。

捕手はジェイソン・カストロを獲得して欲しいですね。ゴームズもベテランの域ですし、併用という形は崩したくないでしょう。

お得に取れそうで復活期待枠としては2018年にオールスターにも選ばれたスクーター・ジェネット、2019年にブレイクしたユーティリティのダニー・サンタナ獲得も面白いかも知れませんね。

ここまで見て下さった方ありがとうございました( ^ω^ )

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